最終章へと突入したグリムガル。ハルヒロたちと言えば、シホルを人質に取られ、モーギス将軍の手足として言いなり状態にあります。
17巻ではモーギス将軍の命によりお嘆き山攻略へと駆り出されます。ただ、そこには懐かしき(面倒くせえぇw)仲間たちが久々に登場!
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グリムガル17巻あらすじ・ストーリー
まずは17巻のストーリーを簡単に振り返ってきます。今回の内容はお嘆き山攻略に向けたハルヒロたちの活躍を描きます!
お嘆き山攻略戦はじまる!
モーギス将軍に仲間の一人、シホルを人質に取られているハルヒロたちは、今や将軍の命令に逆らえない状況です。
お嘆き山攻略戦に加わっているのも、そんな経緯からにほかならない。今回言い渡された任務は、お嘆き山の頂上にそびえたつ古城制圧。
モーギス将軍の辺境軍と、ハルヒロたちを含めた複数の義勇兵団による合同作戦。そのメンバーには懐かしい顔ぶれもいた。
お嘆き山別動隊
今回は古城正門から攻める本部隊と、お嘆き山の山裾から攻める別部隊の挟み撃ち作戦。ハルヒロたちは別動隊として攻めていく。
別動隊メンバーには、チーム・ハルヒロ以下、シノハラ率いるオリオン、チーム・トキムネ、そして同期のチーム・レンジの姿もあった。
お嘆き山別動隊メンバー- チーム・ハルヒロ
- チーム・トキムネ
- チーム・レンジ
- オリオン
総勢二十六名で挑む任務。裾野口から侵入し、まずは墓所がある地下へと降りていき、その後、古城へと通じるルートへと進み本部隊と合流。
問題は古城へと進む前に通らなければならない「墓所」の存在だ。過去、シノハラがいく度も攻略を試みるも敵の強さにいずれも失敗。
理由は墓所の主・リッチキングにより無尽蔵に生みだされる圧倒的な敵の数。墓所攻略はリッチキングを倒せるかにすべてがかかっている!
リッチキングとの激戦!
モンスターとの激しい戦いをくぐり抜け、リッチキングがいるとされる玄室までやってきたハルヒロたち別動隊一行。
念願のリッチキングを追いつめたハルヒロたち。墓所攻略もあと一息といったところで、リッチキングの即死魔法を受け犠牲者が出てしまう!
シノハラ率いるオリオンメンバーのキムラとマツヤギだ。当たれば死亡確定、そんな恐ろしい攻撃にひるみを見せた別動隊。
だが、その中で勇敢にも切り込んでいくレンジ。さらには、仲間の死を怒りにシノハラが追従し、リッチキングの討伐に成功した!
お嘆き山古城での最終決戦!
墓所を制圧した別動体は、そのまま古城へと通じる通路を進んでいく。古城は七つの塔をつなぐ城壁に囲われた場所に建てられていた。
だが、これまでの激戦からくる疲労と敵の数、さらには辺境軍との合流失敗により、劣勢、いや全滅の可能性すらあった!
そんな絶望的な状況の中で、ハルヒロたちを救ったのは、レリックとおぼしき飛行物体。その声に聞き覚えのあるハルヒロ。
イオ様?
開かずの塔でひよむーの勧誘を受けた義勇兵だ。イオ様のほかにも、ゴミやタスケテ、そして、、、シホルの姿もあった。
つづく
グリムガル17巻深堀り考察【ネタバレ】
ここからは、グリムガル17巻で気になった場面を取り上げていきます。取り上げるのは次の三つ。ポイントはシノハラの動向です。
- シノハラのレリック(遺物)
- リッチキングの指輪能力
- シホルの現状
シノハラのレリック(遺物)
シノハラが、開かずの塔の主とつながっている事実は、前巻(16巻)エピローグの中ですでに明らかになってることです。
そしてそして、開かずの塔の主とモーギス将軍との繋がりも、本編にて確定してはいないものの、ほぼクロと確定してます。
ただ、今回のお嘆き山古城攻略でのシノハラの動向は、開かずの塔の主との関係性を変えたいがための行動にも思えます。
その根拠となるのが、今回ゲットした指輪(レリック)の存在です。この指輪はシノハラがどうしても欲しかったもの。
シノハラくんがそこまで熱く望むのなら、ワタクシたちオリオンとしては総力を挙げてこれに取り組むしかありません
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.17 十文字青
これまで多くの仲間の犠牲を払ってまで、強い意志のもと墓所攻略を断念しなかったことからしても明らかです。
そして、ゲットした指輪は開かずの塔の主に献上するわけでもなさそうです。つまり、シノハラ自らが所持するようです。
リッチキングの指輪の能力
シノハラはなぜそうまでしてリッチキングの指輪を欲しがったのでしょうか、普通に考えて指輪の能力にヒントがありそうです。
リッチキングとやらが何らかの、まあきっと遺物(レリック)の力によって、墓所の敵を生成している
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.17 十文字青
無尽蔵ではないとしても、リッチキングはとてつもなく膨大な魔力を持っているかもしれない
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.17 十文字青
リッチキングの戦いを見てると、シノハラやハルヒロらが考察していた通り、無尽蔵な魔力を駆使していたのは明らかです。
墓所にいる複数体の敵、魔法障壁、即死魔法と、次から次へと高度な魔法を繰り出しており、これらすべてが指輪の能力と言えそうです。
リッチキングが所持していた指輪の能力とは、ほぼ無尽蔵な魔力を扱えるレリックといえ、かなりのチートアイテムです!
膨大な魔力のおかげで本来ならありえない死してもなリッチキングは墓所に居座り続けることができたってことなんだと思う。
シホルと元の世界
開かずの塔の主にまたもや記憶を奪われてしまったシホル。モーギス将軍の人質どころか、開かずの塔の主側についちゃってるんですけど(汗
しかも、お嘆き山に現れたシホルは、周囲に「だあく」をまとい、これまで見せなかった明らかに上位な魔法を使ってましたね。
「帰りたいのでしょう?」
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.17 十文字青
そして今回もこのワードです。真っ先に想像するのはグリムガルに来る前の世界を指してると思うんだけど、どう繋がっていくのか予測不能。
開かずの塔の主、主君と仰ぐ不死の王の復活、シホル、元の世界、ここまでのところ、謎が深まるばかりで解決の糸口は全く見えてこない。
灰と幻想のグリムガル17巻考察・感想まとめ
グリムガル17巻の感想としては、ハルヒロたちとチーム・トキムネのだらだら続く会話描写がいらなかったかなと思ったかな。
まぁ~それはともかく、指輪を取得したシノハラと開かずの塔の主、この二人の対立を今回のストーリーで匂わせていたような、いないような。
対立といえば、墓所でのレンジとタダの決闘の約束もありましたよね、次回あたり描かれるのかな。死ぬなよタダ!
つづく
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