灰と幻想のグリムガル

灰と幻想のグリムガル22巻ネタバレ感想考察 新たな物語の予感

灰と幻想のグリムガル22巻ネタバレ感想

21巻から新たな章に突入したわけですが、22巻では、物語がさらにさらに一遍していくことになります!

ハル、マナト、リヨ、ヨリの四人編成パーティにより、神々が降臨したグリムガルで生き抜いていくと思いきや・・・

22巻では、早くもバラバラになるという最悪な展開に陥ってしまいます。さらに、主人公がハルからマナトへと代わる?

これまでのあらすじ

グリムガル21巻

まずは、あらすじをかんたんに整理。21巻から新章に突入し、二神の出現から五十年近くが経過していました。

二神とは光明ルミアリスと暗黒神スカルヘル
中の人

レスリーを取り込んだハルこと、ハルヒロはといえば、開かずの塔を根城に、二神の信奉者らと一人戦っていた。

そんな彼に「ニホン」から転移してきたマナト、ランタとユメのひ孫にあたる、竜使いのリヨとヨリという仲間を得ます。

四人はパーティを組み、ダムロー旧市街を探索していく中で、二神の信奉者同士の戦いに巻き込まれていった。

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グリムガル22巻のあらすじ

グリムガル22巻

22巻からは、ダムロー旧市街戦の続きからはじまります。ハルたちが遭遇したのは、鬼神・慚悔(ざんかい)のチェグブレーテ。

中の人
戦友だった義勇兵チビの成れの果ての姿でした(涙

この戦いでハルたちはバラバラとなり、お互いの生死も分からない状態に。生存確認できたのはマナトのみ。ここから一人グリムガルを彷徨うことに。

そんな彼に、人とは異なる異世界からきたという生物に遭遇。女の子な見た目ながら、額には緑色の宝石のようなものがついている。

名前をジャコーといい、どうやら敵ではなさそうです。ひょんなことから、マナトと行動を共にするようになります。

ジャコーが案内したのはワンダーホール。二神の信奉者が寄り付かない場所。シャコーはワンダーホールの奥底にある王国へと案内します。

この王国は、ノーム族の王が統治する国で、二神を倒すべく古の竜を探しており、マナトはこれに協力することになっていくといった内容でした。

グリムガル21巻灰と幻想のグリムガル22 十文字青
出版社: オーバーラップ
発売日: 202/2/25
言語: 日本語
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グリムガル22巻考察

グリムガル22巻四つのポイント
  1. 主人公はハルからマナト
  2. ジャコーという謎キャラ
  3. モルドレなる敵
  4. 渡り人とマナト

主人公はハルからマナトへ?

新章からは、ハルが新たな仲間とともにグリムガルを冒険をするのかと思いきや、早々に新たな展開になっていきます。

パーティはバラバラになり、一人称視点がハルからマナトへ。さらには、マナトに新たな仲間として謎キャラ・ジャコーが加わる。

それだけでなく、グリムガルに降臨した二神を倒す鍵がマナトにある可能性も浮上したりと、マナトの主人公感が浮き彫りにw

まさに急展開!

新章のラスボスとして二神が鮮明となり、今後はそいつらを倒すべくマナトやジャコーたちが、戦っていくという流れになるのか?

ジャコーという謎キャラ

本作で登場したジャコーなる謎キャラ。人に似ているものの人にあらず。グリムガルとは別の世界からやってきた生物?なのかも不明。

ジャコーの特徴としては

ジャコーの特徴
  • 額に緑色の宝石のようなものがある
  • 故郷はエタリヒナ
  • 境界の者
  • 交感により個体数を殖やす

ジャコーに関する情報は断片的なものの、マナトと行動を共にする理由として、興味を持ったからなのは間違いなさそうです。

あなたの中に境界がある。私はそれを感じています
出典:灰と幻想のグリムガル level22

ジャコーの故郷エタリヒナは、どの世界にも存在せず、生も死もない。そして、故郷に帰りたいと望むも、帰る方法が分からないという。

ただ、マナトの中に「境界」を感じたことから興味を持った。交感を試したのは、境界に帰る方法を模索する行為だったのか?それとも?

グリムガルに転移した人間は生と死の狭間にいる存在だからジャコーの言う「境界」と似ている境遇なのか
中の人

モルドレなる敵

22巻では「モルドレ」というこれまた謎の敵が登場します。ワンダーホールの地下帝国を脅かす謎の生命体。

その正体は虚骸(ヲロク)

モルドレは虚骸でできている。何らかの形で命を持っていたがそれを失った。その後、仮初めの命のようなものを与えられて、モルドレとなった
出典:灰と幻想のグリムガル level22

上記の引用分から考えるに、仮初めの命とは「世界腫」により命を与えられたものが、モルドレとなったのではないかと思うわけです。

二神の出現により世界腫は姿を消えた。生き残った世界腫はワンダーホールへと逃げ込み、死体に仮初めの命を与えた。

さらには、22章「死の向こう」で突如現れたセトラ。彼女は世界腫(=メリイ)復活に向けて、マナトに接触した可能性がありそうです。

セトラサンはセトラサンなりに考えとかあって、なんかやってるみたい
出典:灰と幻想のグリムガル level22

世界腫を駆逐した二神を消すために、セトラが動いているとすれば、マナトたちの目的と一致しているわけですからね。

渡り人とマナト

二柱を倒す方法として「古の竜の復活」が鍵になりそうです。始まりの竜が眠っているとされるのがワンダーランド。

20巻でこんな説明がありました。

古伝に曰く、原初の竜が大陸を寝床として土に埋もれるまで眠った。その後、二神が先の人びとを従えて争いはじめたので、原初の竜はその寝床から這い出した
出典:灰と幻想のグリムガル level20

古伝を頼りにノーム族は、ワンダーホールに眠るとされる始まりの竜を探し出そうとしています。

そして、始まりの竜を目覚めさせることができるのが「渡り人」なる存在。ニホンから転移、つまりグリムガルに渡ってきたマナトなのか。

ただ、古伝によれば、始まりの竜は寝床で朽ち果てたはずですが、ジャゴーとマナトが協力すれば目覚めさせられる可能性は高そうです。

中の人
虚骸(死体)を操れるジャコーとジャコーと心を合わせることでマナトもまた虚骸を操ることができるため

グリムガル22巻まとめ

灰と幻想のグリムガル22巻ネタバレ感想

グリムガルを支配する二神。こいつらを倒すことが新章の主目的となりそうです。そして、キーパーソンとなるのがマナト、そしてジャコー。

そんな二人に接触してきたセトラ。さらには、ハルたちの安否も気になります。物語の構成が少しずつ明かされてきた感じですね。

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