H×H

【H×H考察】ツェリードニヒに実力!ゴンとの共通点発見?

ツェリードニヒの守護霊獣だけでなく、王子自身の念獣も生まれたことで、ますますおぞましさが増していきます。

テータによる念修行も順調で、わずか数日で念の基礎はほぼ習得してしまうスピードの速さ。まさに主人公ばちの天性の才能を見せていくツェリ。

念能力は血筋によってほぼ力量が決まってくる。トンビが鷹を産むのは稀で、ゴンにしても、キルアにしても、ツェリにしても鷹が鷹を産む。

ツェリの習得期間

BW号が出航したのは日曜日、そしてこのわずか二時間後にはワブル陣営の護衛が次々と殺されてしまう。そのため、クラピカは緊急用電話を使用して「念」の存在を明らかにしたという流れでした。

ハンターハンター ツェリードニヒ考察
出典:HUNTER×HUNTER34 冨樫義博

この緊急放送でツェリは「念」の存在を知ることになる。テータに念の情報を聞き、その能力は習得可能であることを知ったことで、自ら修行に励むことになった。

となると、ツェリが念修行を始めたのが出航当日と仮定すると、384話より7日目の土曜日には念の基礎のほとんどを習得してしまったことになる。

もち、鍛錬は今後も必要、四大行の最終工程となる「発」は「纏」「練」の高い修練が必要なため、一長一短ではないのだが、それでも、一週間で念の基礎をマスターしてしまったツェリ。

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ゴン・キルアの場合

なら、ゴンとキルアが四大行の一通りをマスターするまでに費やした時間はどのくらだったか。ゴンの最初の師匠といえばウイングさん!

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ゴンの念の修行の舞台は天空闘技場。ヒソカを追ってやってきたきたわけでど、修行途中にフロアマスターによる邪魔が入ったりして修行自体はかなり時間をかけていた。

ハンターハンター ツェリードニヒ考察
出典:HUNTER×HUNTER7 冨樫義博

とはいえ、四大行の習得でみれば、実はツェリよりも短い。まず、練はウイングさんに強制的に開花させたその日に、コツを掴んでいた。

つまり体の周囲にオーラを保つことができている。また、練についても半日でコツを掴むという化物っぷりを発揮、ズシの実力を瞬殺で抜き去ったw

絶についても、ゴンの野生育ちの利点からすでに習得済みといっていいほどマスターしており、残りは「発」のみなのだが、これはツェリ同様、纏と練の修練が必要になってくる。

こうしてみていくと、ゴンとキルアの四大行(発除く)は実質1週間もかかってない。まァ、細かく言えば、謹慎した二ヶ月の点の修行もあるけど、それを加味したったツェリ以上のスピードと表現するのは実はかなり怪しいのだ。

ツェリの天才っぷりは認めるところ、少なくともズシよりは数段筋がいい。ただ、ゴンやキルアを比べると、習得の早さでいえば、実は劣るんじゃないかと思う。

ツェリとゴンの共通点

ツェリの念の才能について、間近で見ていたテータは「あらゆる想定の深さと速さが私よりも上回っている」ってセリフがあったけど、これこそ念における重要なスキルの一つ。

グリードアイランド編
出典:HUNTER×HUNTER15 冨樫義博

この「あらゆる想定」ってのは、グリードアイランド編でビスケも指摘してたことなんだ。ビスケは「思考の瞬発力」というワードを使っていた。

いかに対処するかをすばやくいく通りも考え、取捨選択し適切な対処法を実行に移す、これって、テータが言っていたことと同じニュアンだよね。

ほいで、グリードアイランド編において、この「思考の瞬発力」を惜しげもなく発揮したのがゴン。レイザーとのドッジボール戦で見せた、キルア、ゴン、ヒソカの三位一体の防御のアイディア。

そして、ボマー戦で見せた、まさかの左腕を犠牲にした戦略。無謀な作戦ではあるものの、利き手ではない左手を犠牲にしたという点を見ても、ゴンが無計画に作戦を実行していないことが分かる。

適切な選択については疑問に思うところもあったけど、ゴンの敵を観察し、そこから今の自分にできるうる最適解を見つける戦い方は、まさに「思考の瞬発力」が長けている証拠。

逆に言うとグリードアイランド編ではゴンの「思考の瞬発力」にフォーカスして描いていたとも指摘できるんだけどね。ちなみにキルアは念の攻防移動の天才さを描く。

げんに、すべての戦いに勝利したわけだし。こうして見ると、ツェリもゴンと同じように「思考の瞬発力」に長けた人物ってことで、以外にもゴンとの共通点があったりする。

ツェリに念能力

水見式によるツェリの系統は特質系。どんな能力なのかと思いきや、384話で登場したのは禍々しいオーラを放つ念獣。

ハンターハンター ツェリードニヒ考察
出典:週刊少年ジャンプ2018 46号 HUNTER×HUNTER 冨樫義博

自分が意図して念獣を出したんじゃなくて、ツェリの禍々しいオーラから自然に生まれたというから恐ろしい。

特質系から産まれた念獣、今までいなかった能力だよね。たとえば、ピトーも特質系だったけど、ピトーが生みだしていたのは、「念人形」。

その能力は、念獣のように自らが攻撃するんじゃなくて、ピトーを人形のように操ることで能力が発動。そもそも操作系に長けていたこと(あるいは嗜好に合っていた)からも、こうした能力になったように思う。

ならツェリの趣味嗜好を考えれみると、極度のサディストで、とくに女性を対象にしているようにも思える。さらには人体収集癖もあり、クルタ族の緋の目を所有している。こうした変態気質はあの悍まし霊獣を生み出したのか。

ちなにみ、念獣に「666」の刻印があるけど、666ってのは「獣」って意味のがあるのから、念「獣」っていう意味になるのかな。

守護霊獣は「ウソ」に関係あり!?

ツェリのもう一つの霊獣、これは儀によって生まれた守護霊獣。守護霊獣についても、いまだ分からないことが多いけど、この霊獣もツェリの人となりに強く影響しているのは確か。

ツェリと言えば、「嘘」が嫌いな王子。とくに「女性がつく嘘」は世界一嫌いと言ってたけど、これは昔からの信条だとすると、守護霊獣と関係がある可能性は高い。

H×H テータ考察
出典:HUNTER×HUNTER35 冨樫義博

このツェリのセリフのあと、諸語霊獣がテータの頬に傷をつける。彼女の血を採取したように思えた。だとすれば、これが何らかの能力の発動条件であるのは確か。

テータが発動条件に触れてしまった場合、何らかの攻撃を受けるってことなのだろうか。発動条件については不明だけど、その可能性の一つとして「王子の前で嘘をつく」って条件が濃厚に思える。

念能力考察はいずれ(to be continued)

-H×H
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