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漫画「背すじをピン!と」は打ち切りだったのか?を考える

最近読んだ「背すじをピン!と」がすこぶる面白かったんだけど、最後で急に二年後の姿を描いちゃうもんだから、ネットでは

ストーリー急展開すぎない
これって打ち切りかな?

みたいな意見がちらほらあったようです。個人的には打ち切りじゃなくネタ切れwと思っているんですが、そこらへんを見ていこうと思います!

人気と単行本売上はどうだったのか!?

少年ジャンプは人気がすべて!!

そこではじめに連載当時の掲載順位を調べてみることにします。今は「連載順位=人気順(アンケート順)」という法則は必ずしも当てはまらないとは思いますが、参考にはなるはず。

少年シャンプの掲載順をまとめている「ジャンプ掲載順ブログ」というサイトがあるんですが、このブログで当時のすじピンの順位を調べていくと、最終話のときで12位とかなり下での連載でした。

また連載時の平均順位を見ても10位あたりをうろちょろするのが定番でした。ただ連載当初は連載順位も上位に食い込んでいたので、連載が続くにつれてズルズルと下がっていったようです。

となるとやはり人気がなくなってきたための打ち切りなのか!?と思いたくなります、なら単行本の売上はどうたっだのでしょうか。すでに最終巻の10巻も4月に発売されているのでチェックしていきます。

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単行本の売上

┃売上2.4万部┃2015/11|背すじをピン!と1
┃売上2.1万部┃2015/12|背すじをピン!と2
┃売上2.9万部┃2016/02|背すじをピン!と3
┃売上3.3万部┃2016/04|背すじをピン!と4
┃売上2.2万部┃2016/06|背すじをピン!と5
┃売上2.4万部┃2016/08|背すじをピン!と6
┃売上2.8万部┃2016/10|背すじをピン!と7
┃売上1.8万部┃2016/12|背すじをピン!と8
┃売上3.0万部┃2017/02|背すじをピン!と9
┃売上2.5万部┃2017/04|背すじをピン!と10
出典:http://www.geocities.jp/jump_manga/jump5.htm

単行本が発売された第1周の売上を見ていくと、おおむね2万冊以上の売上をコンスタントに保っているのが分かります。ジャンプ作品でも売れている単行本といっていいんじゃないでしょうか。

つまり

ジャンプ連載順位は10位前後でしたが、すじピンファンは一定の層はしっかりいたわけで(実際面白い作品ですしね)、人気がないから打ち切りになったという可能性は低いように思います。

むしろ作者が描ききったたがための連載終了と考えるべきではないかと個人的には思っていて、そこらへんを次は考えていきます。

競技ダンスというスポーツ

そもそもの前提として競技ダンスと他のスポーツとの一番の違いは競技人口の違いにあります。サッカーやバスケ、バレーは中学、高校でも部活があるほど一般的なスポーツです。

中学大会や高校大会が開催できるほど競技人口も多いため漫画の題材としては申し分ない。

背すじをピン!と
出典:背すじをピン!と1 横田卓馬

一方すじピンを読むと、どうも競技ダンスの人口は大学生や社会人が中心らしく中学・高校生の人口はかなり少ない。現に主人公が通う鹿高が唯一高校で部活として活動していたことからも、10代前半の競技人口の少なさが特徴として指摘できる。

背すじをピン!と
出典:背すじをピン!と3 横田卓馬

3巻で全国大会編に突入したのも高校生の競技人口が少ないため。こうした見ていくと県大会を勝ち進んで全国大会へというスポーツ漫画の王道を描けないがために巻数がコンパクトに収まってしまう傾向がある。

そもそもはじめて数ヶ月の主人公が全国大会に出場できるという時点で察しがつきますよね。

数年後の姿というオチ

すじピンが打ち切りになったのでは?!?というウワサとなった最大の理由は強引とも思えたラストにあったからでしょう。

「2年後」という章タイトルで全国大会後の主人公たちの今後を描いていたため、「これ打ち切りの前兆じゃね」となるのは分かる。

でもさっき指摘したように中高生の競技ダンス層の薄さを考えると、全国大会編を描ききってしまった今では新しいキャラを登場させるとしても無理がある。

なら大学生や社会人を新キャラで描くかと言えば少年誌で描いても・・・となるわけで、今後のストーリーを考える上でアイデアの限界というものはあったと思う。

とくに8巻あたりから脇役の過去を一人一人描いていった構成を見ても、ギリギリで描いているなと読者として感じてしまった。だって毎回同じ構成(パターン)でしたからねw

背すじをピン!と
出典:背すじをピン!と7 横田卓馬

単行本表紙の作者一言でも「もう書くことない」ってあれ絶対心の叫びだったはずです。全国大会もきっちり描き、さて残りのページをどうするかってときに、主人公たちの2年後の姿を描くアイデアは個人的には納得してる。

最終巻の著者一言にも「描きたかったのはここまで」と書いてありますし、この作品は打ち切りというよりもアイデアを出しきった作品だと思うな。

▼すじピンの感動をもう一度!

背すじをピン!と全10巻感想 ジャンプ初の競技ダンス漫画が面白い!!

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