十戒との闘いも佳境(かきょう)に迫ってきた七つの大罪ですが、七つの大罪の中でもとりわけ謎の多かったキャラ・ゴウセル。
ここではゴウセルの登場シーンを振り返りながら、正体を探っていきます。敵なのか味方なのか?十戒メンバーは本当なのか?疑問をまとめていきます!
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明かされるゴウセルの正体
ゴウセルが魔力によって動く「人形(ドール)」であることは、すでにマーリンによって暴露していますよね。
出典:七つの大罪15 鈴木央
このときマーリンは「かつて偉大なる術士によって造られた」と説明しており、誰によって造られてのか知っている様子でしたが、詳しくは説明していなかった。
それがようやく誰なのかが判明しました。
実は、かつての十戒メンバーにして魔神王によって幽閉されていた無欲のゴウセルという人物だったんです!
あれ、ゴウセルって2人いるの?と思うかもしれませんが、次から詳しく話していきますね。
「無欲」のゴウセル
無欲のゴウセルの登場は今から三千前に起こった聖戦の回想において登場。魔神王によって500年もの間ずーーっと牢屋に閉じ込められていたんです。
出典:七つの大罪26 鈴木央
「無欲」の戒禁(かいごん)を持つゴウセルは私利、野心を抱く者全てにかかる呪いで、記憶や感情を奪ってしまうんです。魔神族にも呪いがかってしまうため魔神王がゴウセルを幽閉することを決断。
ゴウセルの自由は奪われてしまうのですが、そこは「偉大なる魔術師」、自分の分身として人形を生み出し、人形を通して外と世界を見聞していたわけです。
この人形というのがのちに七つの大罪の色欲のゴウセルと呼ばれることになる人形というわけなんです。
無欲のゴウセル(魔神族)←魔神王により幽閉
↓
外の世界を自由に見聞するためゴウセル(人形)造る
↑
のちの七つの大罪「色欲」のゴウセル
魔神王に幽閉されていたがゆえに自分の分身となる人形を造り外の世界を接点を持っていたゴウセル。
そして人形ゴウセルをサポートしていたのが十戒の封印を解いたフラウドリン(ドレファスの体を乗っ取った魔神)でしたが、彼は元々ゴウセルの部下でした。
敵か味方か
ゴウセルの正体はずっと幽閉されていた魔神族だったことが分かりましたが、ではもう一人、人形のゴウセルは敵なのかそれとも味方なのでしょうか?
そもそも「無欲」の戒禁を持つゴウセルにとって野心や野望といった感情とは無縁のようです。そのためほかの魔神族と区別して考えた方がよさそうです。
それは人形のゴウセルも同じ。
フラウドリンの暴露によってリオネス王国に一時幽閉されてましたが、無事釈放。今後は七つの大罪の1人としてゼルドリス討伐へと参加することになります。
ゴウセル過去と心
人形のゴウセルは人間が持っている「感情」にとても興味を抱いていました。ディアンヌの記憶を消去しちゃったのもそのため。あとでキングに思いっきり殴られてましたがwww
方法はどうあれ感情を自分なりに理解しようとしての行動かと思ってたんですが、実はそうじゃなかった!
出典:七つの大罪27 鈴木央
自分で記憶を消していた!!!
過去のトラウマから「心なんていらない!」といって感情を意図的に排除していたんです。ディアンヌの記憶を消去させたように、自分にも同じ技をかけて定期的に自分の記憶をデリートしていたんです。
一種の暴走。
感情を理解できないのではなく、感情を理解するのが怖いがゆえに自分の記憶を排除していた。つまり人形のゴウセルにはしっかりと心があったんです!
魔力はマーリンですら制御できないほどの魔力を宿していたゴウセル、無欲のゴウセルはマーリンも凌ぐほどの魔導師であり、その最高傑作である人形ゴウセルに心があるのは当然のこと。
願い
そして1つ気になるのは無欲のゴウセルが最後人形ゴウセルになにを託したのでしょうか。
出典:七つの大罪27 鈴木央
ゴウセルの過去エピから考えると託した願いとは「愛すること」だったと思います。「色欲」のゴウセルという異名も伏線になっていますしね。
しかし、あれですね、ゴウセルの昔話回はロマンチックすぎるストーリーでした。作画までロマンチックになって、まるで少女マンガを読んでいる気分に一瞬なったくらいだからねw