四大天使の復活によって女神族についての謎も少しずつ明らかになってきそうな予感ですが、それでもまだまだ分からないことの方が多い。
その中でも31巻で気になったのが「天空宮」というワード。何に使われていたのか不明ではあるものの、女神族によって建てられた建造物らしい。
番外編「祭壇の王」の中でも天空宮について触れていたこともあり、過去に登場したセリフやコマなんかを見返しながら考察をしていこうと思います!
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姿を消した女神族
出典:七つの大罪30 鈴木央 講談社
まずはおさらいから。
元々は均衡を保っていた女神族と魔神族でしたが、三千年前の聖戦時に魔神族に戦局が傾いたことが引き金となり、女神族は自らの肉体を引き換えに魔神族の封印に成功した。
魔神族を封印したのは、女神族にとっては意図しない方法だったようです。復活した四大天使リュドシエルは
「封印は単なる引き伸ばしにすぎない」
なんて言ってたように、本来の目的は魔神族を滅ぼすことにあった。魔神族の封印によって力を使い果たした女神族は、肉体を維持できず精神体となり遺物などに宿ることになります。
今まで登場した遺物としてはケルヌンノスの角笛、デンゼルが所持していた剣などがありますが、リュドシエル以外の四大天使も恐らくは遺物に宿っていた可能性が高い。
ここまでが今まで、今までってのは30巻までの情報です。31巻では、さらに女神族の精神体が眠りについていると思しき場所が明らかになりました。
それが、今回考察する「天空宮」です。
天空宮とはなんなのか?
出典:七つの大罪30 鈴木央 講談社
ビビアンはマーリンの弟子!
天空宮についてはビビアンのセリフにより複数存在することが分かっています。かつて女神族が建造したとされる建物で、その用途については未だ不明ですが、女神族にとっては重要な建造物であったのは間違いなさそうです。
さらに天空宮の内部構造についても分かっていて、番外編「呪いの婚約」の中でもの凄く巨大な建造物であることが分かります。
出典:七つの大罪29 鈴木央 講談社
雲の上にある建造物ってことで「天空宮」って名前になっているのかもしれませんが、とにかくデカいです。こうした建物がブリタニア中にいくつか存在するのでしょうか。女神の彫刻があるデッキのような場所は天空宮の一部なのか、地中にはさらに建物が存在しているのが確認できます。
天空と天界
31巻の番外編「祭壇の王」に登場していたジェラメットのセリフによれば、天空宮に行くためには祭壇を通らなければ行くことができないらしい。
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社
マーガレットに宿った四大天使リュドシエルが天空宮に行った方法を見ても、確かにドルイドの祭壇を通っていた。
ただ、ゼルドリスがリュドシエルらを攻撃したように、祭壇を通ってしか天空宮に行けないわけではなさそうです。少なくとも飛ぶことができれば天空宮には行けるっぽい。
ジェラメットのセリフでもうひとつ気になったのが女神族の精神体の居場所。どうやら多くの女神族の精神体は「天空」で眠っていることが明らかになります。
天界ではなく天空?
ここでちょっとおさらい。
天界と言えば三千年前の聖戦で妖精王の森に建設されたスティグマの拠点の一つの中にあった門(ゲート)。この門をくぐり抜けて女神族は天界からやってきていましたよね。
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社
「天空」ではなく「天界」となっている!
女神族がいる場所は天界、そしてゲートを通る方法しか天界からブリタニアにくることができないのである。つまり女神族が住んでいる場所は天界なのである。
しかし、ジェラメットは「天空」と言っていた。
女神族が住んでいる場所のことを指しているのなら「天界」というべきではないかと思ったのだが、可能性としては天空宮のことを指しているのかもと思ったりもする。
ドルイドの祭壇が天空宮の出入り口としてつながっているなら「天空宮から呼び寄せる」、つまり「召喚する」という表現に違和感はないはず。
いずれにしろ、多くの女神族は天空で眠っているのなら、天空が「天界」だけでなく「天空宮」も指している説がワンチャンあるのではと思ってしまった。
天空宮まとめ
というわけで、ここまで天空宮についていろいろまとめてきました。根拠となる情報源のほとんどが「番外編」ということもあり、やはりまだまだ分からないことが多くあります。
多くの女神族の精神体は天空にあるというのなら、もしかしたら最高神もそにいるのでしょうかね。未だ最高神の居場所は明かされてはいない。