蛍光灯を新しいものに交換してもなぜかつかない、なんて症状がありませんか?そんなときに試してみたい方法を紹介していきます。
なにかの不具合なのか、それとも照明器具自体が寿命なのか、その判断にもなりますのでまずは読んでみてください。
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常夜灯がつく場合
照明器具に「常夜灯」が付いているかによって対処法が違ってきます。まずは常夜灯が点灯しているかチェックします。
常夜灯が点灯している場合、照明器具の不具合の可能性は低いと判断できます。そこで以下の方法を試していきます。※常夜灯がないタイプの照明器具も以下の方法で試していきます。
型番のチェック
今まで設置していた蛍光灯に記載されている型番から、交換する蛍光灯の種類が間違っていないか念のため確認しましょう。
ここではパナソニックの場合を例にしていますが、他メーカーの蛍光灯も同じように確認することができるはずです。調べる箇所はパナソニックのロゴが表記されている下に記載されている英数字。
上の写真の例でいえば
●FCL20ENW
の表記をチェックします。
FCLは蛍光灯の種類、20は蛍光灯の大きさを表しています。つまりこの表記はFCLタイプの蛍光灯で20形の製品と交換すればいいことになります。
▲蛍光灯に記されている型番と同じ型番が表記されているパッケージを選びます。
家電量販電では分からなければ店員さんに聞けばいいですが、ネット通販で自分で選ぶ場合はこの文字をそのまま検索ワードに記入すれば確実です。
ただネットから購入する場合、型番を入力しても他メーカーの商品も表示されることがあるため、取扱説明書で確認するとより確実です。
パナソニックの取扱説明書には蛍光灯の商品名が記載されています。
NECの取扱説明書で確認しても交換するときに蛍光灯緒の型番が記載されていますので、こちらで確認するのもおすすめです。
接続部分がかみ合っていない
型番は間違っていない場合次の方法を試してみてください。
蛍光灯の取り換え時は結構大変です。子どもや旦那に頼むにしても、椅子を用意して不安定な状態で取り換える家庭が多いですよねw
手の感覚だけで取り換えるので、自分ではしっかりプラグをはめ込んだけど実は接続が甘かったなんて可能性もあります。
そのため、蛍光灯が付かない場合はもう一度接続しなおしてみてください。接触不良が解消されて点灯することがあります。
棒型の直管蛍光灯の場合、ソケットにはめ込んでまわして接続させますが、「割れるんじゃじゃないか」と多少の恐怖から回しきれていない可能性があります。
メーカーによって仕様は異なるかもしれませんが、だいたい左右どちらからでも回せるはずです。蛍光灯を入れる切り込み口がまっすになっているか確認して、そこから45度回して設置します。
特に片方の蛍光灯は問題なく点灯する場合、接続し直すことで改善する可能性が高いです(点灯管の寿命の場合もありますが、これについてはのちほど触れます)。
円形型の丸型蛍光灯の場合はプラグに差し込むようになっています。ある程度力を入れる必要があるので差し込みが甘い可能性があります。
プラグ部分にはプラスチックのカバーで保護されているので、多少力を入れても問題ない仕様になっています。
- 直管蛍光灯:しっかり回しきる
- 丸型蛍光灯:しっかり差し込む
点灯管の交換
※点灯管がないタイプの照明器具の場合はこの項目はスルーしてください
照明器具の中には「点灯管」というものが設置されているタイプがあります。安価なことから一番普及している蛍光灯なのですが、蛍光灯がつかない原因として点灯管に問題がある可能性もあります。
点灯管は蛍光灯の近くに設置しています。
メーカーでは蛍光灯の交換時に点灯管の交換も推奨していますので、点灯管も一緒に交換することで点灯することがあります。
1つの蛍光灯に1つの点灯管がセットなので、たとえば一部の蛍光灯だけが点灯しない場合は、点灯管の交換でつくことがあります。
ただ点灯管を交換する時、「どこに型番が記載されているの?」と思ったことはありませんか。実は点灯管の型番はかなり見にくいので見落としがち。
点灯管の頭のところに白色で型番が記載されています。「FG-1E」や「FG-1P」といったものになります。ここをチェックします。
また、蛍光灯の箱があるなら、パッケージ裏に対応する点灯管の型番が記載されていますので、こちらで確認することもできます。
蛍光灯の初期不良
それでも蛍光灯が付かない場合、蛍光灯がなんらかの不具合により初期不良を起こしている可能性が考えられます。
この場合は、別の同じ型番の蛍光灯で接続しなおしてみることをおすすめします。少しメンドくさいですがお試しください。
最近は蛍光灯をネット通販で購入する方も多くなってきましたが、通販は配送時の振動やゆれなどで不具合が起こりやすい要因が考えられます。
それでも...
それでも点灯しない場合は、照明器具自体の不具合の可能性があるため、購入店やメーカーのお客様相談窓口で相談する必要があります。
ただ照明器具の耐用年数は何年、何十年ものですから修理を相談するにしても、すでにお店がない...ってこともよくあります。
そうした場合は、メーカーに問い合わせましょう。パナソニックやNEC製であれば修理相談窓口を設けていますので、こちらから相談できます。
パナソニック修理相談
NEC修理受付センター
常夜灯がつかない場合
今まで蛍光灯のみがつかない場合を見てきましたが、常夜灯のみがつかないケースもあるはずです。常夜灯だけが点灯しない場合、常夜灯を新品のものと交換してみてください。
それでも点灯しない場合や常夜灯も蛍光灯も付かない場合は、照明器具自体の不具合の可能性がありますので販売店やメーカーのお客様相談窓口にて相談してみてください。
パナソニック修理相談
NEC修理受付センター
照明器具の寿命
一般的に照明器具の交換時期は10年周期と言われています。パナソニックの公式サイトの説明では、
出典:panasonic公式サイト
8~10年過ぎたあたりから照明器具の故障率が高くなるそうです。そのため、今使用中の照明器具を10年前後使用していて、蛍光灯がつかなくなったと言う場合、交換時期に来てるのかなと思ったほうがいいかもしれません。
蛍光灯の寿命の見分け方
蛍光灯の交換時期は一般的に2~3年と言われていますが、使用頻度によって各家庭まちまちです。
そこで交換時期のポイントとしては蛍光灯が黒ずんできたり、ちらつきが気になってきたときが交換のタイミングになります。
また、照明器具によっては複数の蛍光灯を使用しているタイプもありますが、交換するときは一度に交換するのがおすすめです。
蛍光灯は使用年数によって明かりが違ってきます。明るさの違う照明は目に負担がかかってしまうので、交換するときは一度にするのがポイント。
というわけで、蛍光灯の交換についてここまで紹介してきました。ぜひ参考にしてみてください。