ツイッターから住所などの個人情報がバレる危険性はよく聞きます。以前にはツイッターに上げた一枚の写真から住所が特定され、自宅まで押しかけてきたストーカーが話題なりました。
ストーカーさんからツイートから住所を特定するテクニック講座が送られてきた。皆様もお気をつけて。 pic.twitter.com/ZdiKtnKjdb
— zngo (@zngoron) 2016年2月20日
▲普通に笑えないレベルのガチ分析
このツイートでコメントをしている方でそうだよなぁと思ったのが

という指摘
ただ、ツイッターに投稿した何気ない一枚の写真でこれですから、YouTubeなら個人情報がダダもれなのは当然のこと。
注意してもしきれない部分もあるので余計に怖い。有名Youtuberが頻繁に引越しするのも住所特定を避けるためという理由もあるんでしょうね。
YouTubeで身バレする可能性
投稿者自ら住所などを暴露するのは論外として、調べようと思えばできてしまうのはツイッターで証明済。とくに最近では、顔を晒した方がファンもPV数も上がるため顔出ししている配信者も多くなってきました。
もちろん、投稿者も見バレリスクを回避するために気を遣っていますが、ほぼ毎日動画投稿が当たり前になってきていることを考えると、知らず知らずのうちに個人情報を特定されてしまうモノが映ってしまうこともあります。
ツイッターのストーカーでは、「家とその周囲の写真」から特定されましたが、YouTubeでは画像だけでなく音も特定される情報として有効なので、さらに見バレ確率は上がります。
主な特定分析
これはあくまで「例」として上げますが、実際に一般の方が何気なく上げている動画で、すぐに住んでいる地域が特定できてしまいます。
環境音
環境音とは動画に入ってしまう雑音のこと。たとえば救急車や電車、学校のチャイムなどがあります。
都会では田舎に比べて救急車のサイレンの頻度が多かったりするので、サイレンによってどのくらいの規模の都市に住んでいるのかは重要な見バレ材料になります。
工事の音も同様。ある程度住んでいる地域が絞りこめていると、近々にアップされた動画に工事の音がしていればさらに絞りこむことができます。ほかにも重要な環境音がありますがこのくらいにしておきます。
しゃべり方
配信者のしゃべり方は本人は無意識でしゃべっているので注意のしようがありません。とくに方言ががある地域に住んでいる場合は簡単に住んでいる地域を特定できると思います。
怖いのが、子どもの成長記録をYouTubeにアップしている親。都会・地方に関わらずたくさんの動画がアップされていますが、その中にはもう住所を自分から暴露しているんじゃないのってくらいの動画もあるから怖い。
大人が勝手にやる分には自己責任でいいんですが、子どもがメインの動画は親としてどうなのかな?と思ってしまう。世の中怖いのは田舎でも同じですよ。
周辺環境を映す
自宅の周辺環境を移した動画を上げるのは絶対にやめた方がいいです。若い世代の動画配信者はゲーム実況をしている方が多く、部屋の一室で固定カメラで撮影しているスタイルが多いのでちゃんとしてたりします。逆に家族ネタとかを配信している大人の方が怖い。
地域のイベントや学校行事など、自身が住んでいる周辺を映した動画をアップするのは危険です。また、こうした動画をアップしている配信者の中には広告収入が目的ではなく、趣味や思い出を残す目的でアップしているから余計に怖い。
制服・ジャージ
制服には地域ごとのデザインがあるため、投稿者の学歴が用意に推測できてしまうことがあります。ほかにも自転車に貼ってある学校指定のステッカーやジャージやヘルメットに貼られている学校の校章からも学校が特定できてしまいます。
広告・食べ物・家具
日本テレビで放送している『秘密のケンミンSHOW』を見ると分かるように、本人は当たり前であってもその地域独特の習慣があるものです。
たとえば、九州で一般的なスーパーといえばマルショクですが、これは関東には進出していないので動画にこのスーパーの袋や広告、値札などから、配信者は九州に住んでいる(あるいは実家が九州にある)可能性が高い。
さらには、こうした情報は多少のコツは必要ですが、誰でもネットから情報を集めることができます。
間取
地方では難しいんですが、都心では動画から間取を推測して調べることも可能なようです。UUUM(ウーム)所属の有名女性YouTuberが引越した数日後に、「間取から住所を突き止めた」というメールが来たと生配信時に暴露していました。
配信は自己責任
YouTubeに限らずTwitter、Facebook、Instagramなど個人が気軽に情報発信できるようになったことで、個人情報の管理がとても重要になったのは確かです。
さらにはチャンネルに設置しているtwitterなどのSNSを辿っていけば配信主の情報をかなり収集することができるはずです。
リスクを認識した上で動画配信をすればいいのすが、子どもの成長をアップしている親御さんは、それなりのリスクがあることは十分に知っておいたほうがいいとは思います。