秋頃から暖房器具を使う機会が多くなり、灯油の出番も多くなります。また、一年を通してみても、お風呂やお湯に灯油はかかせません。
野外灯油タンクを設置している場合、業者にお願いすることありますが、自分でタンクに補給している家庭が多いと思います。
毎回タンクを担いで補給していませんか?これ、どうみたって危険です!ここでは、簡単で安全な給油方法を紹介します。
危険な灯油タンクの給油方法
野外灯油タンクへの灯油補給は、各家庭で保管している灯油ポリタンクから補給していることが多いと思います。
そもそも野外に設置している灯油タンクは、安全面から給油口はタンクの上部に付いており、補給にはポリタンクを持ちあげる必要があります。
ただ、この給油方法はどう考えても危険です。ホームセンターで売られている灯油ポリタンクの容量は10~18Lが一般的。
これを持ち上げるとなると男性でも一苦労です。腰を痛めたり、手元が不安定のため灯油をまき散らしてしまうなんてこともあります!
ですが、いくら危険だと分かっていても、給油するときはポリタンクを担ぐしかない・・・ホントどうにかならないのでしょうか?
手動給油ポンプで代用不可
たとえば、石油ファンヒーターのタンクに灯油を補給する場合、手動給油ポンプを使って補給していると思います。
最近の製品では逆流防止機能や液漏れ防止機能などが付いた製品も販売されており、これを使って野外灯油タンクに補給できないのででしょうか?
結論から言うとできません。というのも、ポンプの仕組み上、手動給油ポンプを使うには高低差がないと給油できないからです。
これは「サイフォンの原理」と呼ばれるもので、小学校のときホースを使って水槽の水抜きをしたなんて経験はないでしょうか。
ですが、野外灯油タンクの補給口は上部についているので、サイフォンの原理が働かない。ホースを長いものに代えても補給は難しいです。
電動給油ポンプは安心でお手頃
手動がダメなら電動ならどうか?電動なら高低差に関係なく、補給することができはず!そこで、ネットからいろいろ探してみたんです。
電動給油ポンプを使うことで簡単に、そして安全に補給が可能になります。高低差に関係なく補給することができます。
今まで危険と分かりながらも、別の方法が見つからなかった補給方法ですが、この方法ならポリタンクを持ち上げなくても補給できます!
電動給油ポンプはいろんなメーカーから販売されていますが、野外給油タンク用としてはこちらの商品がおすすめです。我が家でもこれを愛用中。
ほかの商品との違いはホースの長さです。
多くの電動給油ポンプは暖房器具向けに対して、この商品のホースの長さは2メートル近くあり、高いところにも補給が可能なんです。
というのも、この商品は電池式ではなくコンセント式だからです。電源の確保ができるか購入前に必ずチェックしてください。
- ホースは1.7メートルで足りる?
- 灯油タンク周辺で電源確保できる?
ホースの長さが心もとない場合
ホースの長さが少し心配かも・・・
という方はミニ三脚などを土台にして、その上にポリタンクを載せれば調整できるので、ホースの長さはそれほど心配しなくても大丈夫です。
ホースの長さは三脚などで調整できますが、電源確保ができない場合は使えませんので、その点だけ注意してください。
灯油の補給は旦那にまかせているから問題ないという家庭でも、この先のことを考えるとより安全な補給をすることは大切です。
便利なアイテムを使うだけで、今まであんなに危険だった補給作業が、簡単に、なにより安全になりますよ!