灰と幻想のグリムガルlevel.6巻感想 ソウマとアキラとハルヒロ、英雄の条件

この巻ではなんでしょうね、ハルヒロの未来像みたいなものが伏線としてあるように思うんですよね。

アキラとソウマの新旧レジェンドを登場させたのがその理由なんだけど、6巻もくるといろいろと考察しがいがあって面白い。

それにしてもハルヒロって「平凡がいい」なんていいながら、かなり自分の主張を口に出すよね、しかも頑固ときてる。スゲー目立ちまくってんじゃんww

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あらすじ・ストーリー

トキムネ率いるトッキーズとの黄昏世界の合同探索もはや一ヶ月半が過ぎようとしていた。トッキーズの援護もあり順調に経験を積んでいくハルヒロたち。

あれほど手こずっていた白巨人も、今では無理なく倒せるまでになっていた。資金もたまり新しいスキルも習得したいハルヒロたちは、ここらでいったんオルタナに戻ることにする。

久しぶりのオルタナ、寂し野前哨基地とは違い物資の豊富なこの町で、武具を新調しスキルを身に付け羽を伸ばしたハルヒロたちは心機一転ワンダーホールへと戻る。

次なる相手は、黄昏世界に高くそびえる巨神討伐。全長300メートルはあろうその巨大生物を倒そうと提案したのは、もちろん異色集団トッキーズだ。

しかし事は大きくなり、最強義勇兵ソウマのパーティも参加することになり、それを聞きつけたほかの義勇兵も次々に手を上げ大規模ミッションへとなっていく!

乗り気のない寝ぼけた眼で名だたるクランを見つめるハルヒロ、場違いな自分たちパーティだが、それでも奮起し戦うことを決意する!

ハルヒロとヒロイン

優柔不断なハルヒロのおかけで恋らしい恋を今まで描いてこなかったグリムガル。もちろんミモリンとの関係は恋愛とは言いにくいw

だが、ここへきてようやくハルヒロは自分の心に気付いてしまう。

あれ、おれメリイのこと本当に好きだったんだ

と。メリイへの恋心は今までにもあった。けど、それは美人顔のメリイに怖気づき不釣り合いという理由をつけて何もしないヘタレ野郎でした。

そしたら6巻にしてようやく

メリイのことが、わりと、真面目に、好きだったからだ。
「そう、だったんだなぁ」
ハルヒロは茫然と色とりどりの空を仰いだ。
出典:灰と幻想のグリムガル level.6 十文字青

でも結局ハルヒロは何も行動せずに失恋したと思い込む。いつになったらハルヒロはメリイに告白するのやら、「なんだこの描写」と思わなくもないが、一応伏線なんだろうから今後も2人のすれ違いwを見守っていきたい。

ソウマとアキラ

今回の一大イベントは黄昏世界の巨神討伐。大規模ミッションによりソウマやアキラと一緒に戦う貴重な体験をしたハルヒロたち。ここでのポイントはソウマとアキラとの対比。

天才肌のソウマとたまたま運がよく生き抜いてこれたというアキラ。アキラは周りからレジェンドと称えられているが、ルーキー時代はビビリな義勇兵だったという。

この2人の関係はまるでハルヒロとレンジの関係に似ている。天才肌のレンジと、なんとか生き残ろうと慎重に慎重に行動しているハルヒロ。

この巻では平凡なハルヒロだけど一歩ずつ経験を積み重ねていけば、いつかアキラさんのようなスゴイ義勇兵になれるかもしれないという写し鏡のような暗示をアキラとうキャラに投影しているのが面白い。

少し前までゴブリンスレーヤーと馬鹿にされていたハルヒロパーティーが今、この場にソウマがいてアキラがいる。さらには鉄拳隊やオリオンといった名だたる義勇兵も勢ぞろい、これほど恵まれた戦場はそうそうない!

「世に一握りもいない天才でもなければ」ゴッホがハルヒロの考えを見透かしたように言った。「結局のところ、踏んだ場数が物を言う。」
出典:灰と幻想のグリムガル level.6 十文字青

注意深く慎重に戦うスタイル、そして名だたる強者たちを気にかけてくれる、ハルヒロの性格、そして環境はアキラに匹敵するような義勇軍になっていくように思えてならない。

この回は読みごたえあったなぁ

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習得スキル一覧

はじめて登場したスキルをまとめておきます(見過ごしてるスキルがあったらコメでご指摘お願いします)

  • ハルヒロ

    隠形(ステルス):潜(ハイド)・浮(スウィング)・読(センス)の組み合わせ技、身を隠して気配を消して敵に気取られないスキル

  • ランタ
    立鳥不濁跡(ミッシング):暗黒魔法の一つ、詳細な説明ナシ
  • シホル
    影沼(シャドーボンド):地面に影のエレメンタルを固着させ複数体の敵を動けなくする魔法
    氷結球(アイスグローブ):氷の塊を敵にぶつける氷結魔法
  • ユメ
    追跡術:敵を追跡するスキル、狩猟術の一つ
    陥穽(おとしあな):落とし穴を作るスキル、狩猟術の一つ
    虎鋏:狩猟術の一つ
  • メリイ
    意趣返し(リベンジ):護身法
  • クザク
    庇護(ガード):守護検討術の一つ
    攻防一体(タグオブウォー):守護検討術の一つ

黄昏世界のバトルが中心だったためランタとメリイのスキルはあまり登場しなかったので、どんなスキルか分からないものがいくつかあった。

元の世界

ソウマパーティの一人シマが言った「元の世界に戻る方法を探してるの」という意味線なセルフ。

ソウマの目的が元の世界に戻ることなら、やっぱり不死王が関係している可能性が高いってことでいいのかな、ぼくはそう睨んでるんだが。

つづく

灰と幻想のグリムガルlevel.7巻感想 はじまりの塔は元の世界へ帰るカギ!?

2017.05.26
灰と幻想のグリムガル 十文字青
出版社: オーバーラップ
出版日: 2013/6/25-
言語: 日本語
ASIN: B00DKPH8LG

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