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アナブレ

灰と幻想のグリムガル

灰と幻想のグリムガルlevel.7巻感想 はじまりの塔は元の世界へ帰るカギ!?

2017年5月26日

灰と幻想のグリムガル 十文字青

異なる世界をまたぐ壮大な冒険は、どこか異次元を旅するクロノトリガー的な要素を感じさせなかなか面白い。

あとがきなんかを読むと作者はアクションRPGが大好きなようですが、子供の頃にスーファミとかプレステとかのゲームもやり込んでいたようで、いろんなゲーム要素が盛り込まれていることが髄所に見れます。

ラノベ好きはもちろん、ゲームフリークならより楽しめる作品。そもそも作者からしてゲーム大好きっ子みたいだからさ。

ストーリー・あらすじ

ソウマらの援護によりハルヒロたちは黄昏世界からの脱出を試みるも、はじまりの丘には巨神が待ち構えていた。

ハルヒロがワームホールへ通じる穴へと必死に辿りつこう爆走していたそのとき、巨神がくり出した一撃によってすべてが薙ぎ払われてしまう!

穴が消えた!?

戻るルートを失ったハルヒロが茫然とする中、偶然にも義勇兵ララ&ノノと遭遇し別ルートから黄昏世界を脱出することに成功した。

しかし、ハルヒロたちが辿りついた世界はグリムガルでも黄昏世界でもない、違う別世界、そこは黄昏世界とは打ってかわり真っ暗な夜の世界だった。

ララ&ノノに見放され、グリムガルに戻る方法も見つけられずに途方に暮れるハルヒロたち、異国世界で彼らの過酷な冒険は続く

魔法とエレメント

ここにきて魔法とはなんなのか、その肉づけをしたのは面白かった。光魔法、闇魔法、魔法とさまざま魔法がいままで登場してきたけど、それぞれの違いや発動条件が微妙に分からなかった。

黄昏世界や夜の世界という異世界冒険の中で作者が自然とその説明を盛り込んできたことで、リアルさが増してきたよりもめり込めるようになっている。

ギルドが教えてくれない魔法、か」
「あたし、もっと魔法をうまく使えるように、なりたくて。みんなにいつも、守ってもらってるぶん、力になりたいし」
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.7 十文字青 白井鋭利

今までは新しいスキルはギルドで習うことで身に付けてきた。ワームホールで経験を積んだときも、一時オルタナに戻り新しいスキルを身に付けいた。

ハルヒロは盗賊スキルの中でも奥義の隠形(ステルス)を学び、そしてメリイたちもそれぞれ高難易度のスキルを学んでいた。

作者としては黄昏世界編に突入する前に、一通りのスキルをハルヒロたちに身に付けておきたかったんだと思う。ただ、異世界ではさらなる強敵がゴロゴロいるため、ギルドに頼らないスキルを学ばなくてはいけない。

そこでシホルのオリジナル魔法スキルの登場という流れへとつながる。おそらくシホルはパーティの中でもハルヒロに継ぐ要のような存在へとなっていくんだろうなとも思う(多分)。

ハルヒロは奥義ステルスをはじめとするスキルに磨きをかけていくことで、戦闘力を上げていく。ぼく的にはメリイが今のシホルの立ち位置になるのかなと思ってたのでシホルの存在感にいい意味で驚いてる。

オドオドした気弱な女の子だった頃が懐かしい(遠い目)

習得スキルまとめ

この巻ではじめて登場したスキルをまとめておきます(見過ごしてるスキルがあったらコメでご指摘お願いします)

  • ランタ
    立鳥不濁跡(ミッシング):奇怪な足さばきで敵の攻撃を回避
    暗黒病毒(ブラッドベノム):禍々しいオーラで敵の体調を悪化させる
  • ユメ
    括罠:罠をつくり敵を捕獲するスキル
  • シホル
    ダーク:オリジナル魔法、ダークと呼ばれるエレメンタルを召喚させ使役する

習得スキルが少なくなり、今あるスキルの磨き上げがメインになってきている。

気になる二人

四六時中一緒に行動していればそりゃ恋の一つや二つは芽生えるものw

まずはメリイとクザクの関係は・・・ただの仲間。恋人関係ではなかった、まぁ、これはほとんどの人が予想していたことだと思います。

ここでハルヒロが俄然やる気になってメリイに告白すればいいんですが、根っからのヘタレキャラのため、恋より仕事を優先してしまう。

自分、不器用ですから

と意味不明な脳内セリフを吐き捨てリーダーの職務に没頭する。もうそろそろ本気の恋愛ネタも入れていいんじゃないのかなと期待するんですが、まだまだ先みたい。

ホント、奥手、奥手すぎるハルヒロくんwww

メリイも自分の気持ちに素直になれなくて、ハルヒロばりに頑固なことに気づく。まさか平行線のままってことはないよな!

はじまりの塔

はじめてグリムガルに現れたときのことを回想するハルヒロたち、ここで気になったのが謎の高い塔。1巻の冒頭の描写を振り返ってみると、

薄明るい空がどこまでも広がっている。小高い丘の上だ。振り返ると、高い塔がそそり立っていた。自分たちはさっきまでこの塔の中にいたのだ。あるいは、塔の下にいた、と言うべきだろうか。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel.1 十文字青 白井鋭利

とある。

ハルヒロたちが目を覚ました場所は、塔の内部というよりも塔の地下の洞窟のようば場所だった。そこから灯りをたよりに歩いていき丘に辿りついた。

たしかにこの塔については今まで触れてこなかった。丘に出てくるときに鉄格子に鍵がかかっており、兵士がそのカギを開けていたことから、重要な場所であることが確かで王国が管理してるっぽい。

となるとアラバキア王国がなにか秘密を握っているのでしょうか。ただ一つ気になるのがソウマが未だに元の世界に帰る方法を探していること。感覚の鋭いソウマが塔に注目しないはずがない。

けど、未だに謎が明らかになっていないとなると、塔に入る許可がでないか、ヒントとなる答えが得られなかったのか。オルタナでの義勇兵の扱いは特別待遇もされてないので調べたくてもできないって感じなんだろうか。

つづく

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