【灰と幻想のグリムガル】 他界パラノの世界観まとめ

灰と幻想のグリムガル13 ネタバレ感想

13巻にて新たに登場した他界、前巻も新キャラがドバっと登場したんですが、今回も更なる新要素が追加したので、けっこう分かりにくい。

そこで他界とはどんな世界で、どんなことができるのか、そしてどんなキャラやモンスターが生息しているのか、いろいろまとめてみることに。

他界パノラは夢のような世界?

ハルヒロたちが迷い込んだ他界パノラ。グリムガルでも異界とも違う世界観、なにやら新しい概念やら設定やらがかなりあるようです。

他界パノラとはどんな世界なのか、一言でいえば

夢のような世界

である。

ただし、これはディ○ニーランド的な意味ではなく、現実か夢なのかさえも判断できない曖昧な世界という意味。

お腹は減るけど食べなくても死ぬことはない。朝も昼もなく、そもそも時間という概念がない世界。一秒は永遠と等しく、歳を取ることはない。それがパノラ。

変わるもの変わらないもの

地形もまた独特である。パノラでは地形は刻刻と姿を変えているという。ただ、変わらない場所も存在しており、この場所を目印にすることで、なんとか移動できるという。

「ずっとありつづけられる場所って、そんなにはないし。僕が知ってるかぎりでは、廃墟一号から廃墟七号まで、七つの街の跡とその周辺、あとはガラス山、天の鉄塔と、煩悩谷、それから三途川くらいだね」

出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青

人間もさることならが、地形の多くが常に変化して一定の形状を保っていないようなのだ。まさに夢のような曖昧な世界。

夢魔と半魔

最初読んだとき夢魔(むま)と半魔の違いがよく分からんかった。そうした読者も少なからずいたと思うので、ここでもう一度おさらいしていこうと思う。

まずはじめにパラノで眠ることは厳禁なのだ。

なぜかといえば、眠ってしまうと夢魔を生みだすから。ただし、パラノでは寝なくても死なない世界であり、睡魔もほとんどない。パラノの甘い空気を吸わなければの話だが。

パラノの空気は甘い。

どこからともなく甘い風が漂ってきて人間を眠りに誘う、そのためアリスは常にマスクをすることで眠らないようにしていた。

この世界では眠ると必ず夢を見る。夢には化物が登場し現実に現れ人間を食い殺す。この化物が夢魔(むま)の正体。夢が夢魔を生みだすのである。

しかし、夢魔の中にはヘンテコリンな奴もいる。それが半魔、半魔は人間を食うのではなく、人間を取り込むのである。

つまり、半魔も夢魔なのだが、イレギュラーな夢魔なのだ。進撃の巨人でいう奇行種みたいな存在。ハルヒロははじめてパラノに来たときに襲ってきた怪物こそ夢魔なのだが、

たいていの夢魔は人間を襲って食べるだけなんだけどね。たまにいるんだよ。変わったやつが。きみが生んだあの夢魔はどうかな。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青

ハルヒロが生みだした化物が夢魔なのか半魔なのかは今んところ不明。

イドとエゴ

イドとエゴという独特の概念もパラノにはあった。まず、基本として生き物にしかないのがエゴ。だから夢から生まれる夢魔にはエゴは一ミリもない。

生き物しかもってない→エゴ
夢魔のような怪物→イドのみ

夢魔が人間を襲うのはエゴが欲しいから。ないモノねだりの夢魔さん。けど、エゴが強すぎると夢魔の脅威となり近寄ってこない。どっちやねん!

ただし、半魔にはエゴがちょっぴりだけどある。人間を取り込んでいるからだと思われます。

ちなみに、イドしか持たない夢魔と違って、半魔はエゴもある。量は少ないけどさ。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青

いままでエゴ、エゴ、と連呼してきたけど、エゴとは「自分が自分であること」、つまりアイデンティティーといった概念だと思われます。エゴイズム(自己、自我)から名前を付けたっぽい。

エゴサーチとか使うけど、アレです。

他界パラノでは、エゴが弱まる、つまりはアイデンティティーが曖昧になると夢魔を生みやすくなる。眠る行為は意識が吹っ飛ぶ、つまり自我(エゴ)がなくなるから夢魔が生まれるという理屈なのかもしれない。

さらに闇落ちするとトリックスターという化物になってしまうという。ここでいう「闇落ち」とはどんな状態のことを言っているのか不明だけど、とにかくこの世界で生きていくためにはエゴをなんとしても保つ必要があるということなのだ!

魔法が使える世界

さらにパラノでは魔法も使えちゃう!

ただしその種類は四つだけ。箇条書きでササッとまとめると、

パラノの四つの魔法

  1. フィリア
  2. ナルシィ
  3. ドッペル
  4. レゾナンス

フィリアは特定の物体、愛用品、武器などに力が宿る魔法。アリスが持っているシャベルがフィリア。シャベルのような形状はしているが、実際には魔法が宿った武器。

またフィリアの特徴として武器を手放すと所有者は弱くなる上に魔法も使えなくなる。そのため、常に肌身離さず持っている必要があるらしい。

ドッペルは自分の姿を変えることができる魔法。鳥の姿をした鈴木という人間が登場していた。

ナルシィは自分自身がひたすら強くなる魔法。自己愛が強い人間が使える魔法らしく、つまりはナルシスト野郎が使える魔法。まさかのクザクがこのタイプだった。

最後はレゾナンス。レゾナンスは他人の魔法を増幅される魔法。ハルヒロがこのタイプ。

また魔法は強化させることも可能で、そのためにはエゴかイドを取り込む必要がある。そしてエゴとイドにはこんな性質もあるという。

エゴとイドには、均衡しようとして変動する性質があるらしい。仮にアリスのエゴが百だとすると、イドも百程度に落ちつく。その逆も然りだ。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青

アリスと王

最後は夢魔からハルヒロを助け、一緒に旅することになったアリスついて。アリスは自分のことを「僕(ぼく)」と言っていたけど、恐らくは女性。

グリムガルとは異なる世界からパラノに、友達の縫(ぬい)と迷い込んでしまったらしい。縫はその後トリックスターに闇落ちしたという。

魔法はフィリア、愛用の武器はシャベル。アリスの目的はエゴ(又はイド)を奪ってさらに強くなること。

王と名乗る人物と関係があり、王の手下か部下かアヒルという名前の人間に王の元へ戻るように言われていた。また、このとき「お姫さま」とも呼ばれていた。

ざっとですがアリス情報をまとめてみました。ぼくとしてはアリスは女の子だと思うな。そして、王ってのは一体何者なんでしょうかね。

おわりに

というわけで他界パラノについてまとめてきました。

整理してみると、パラノでは甘い風に誘われて眠ると夢魔(イレギュラータイプの半魔)が生まれちゃうよ!ってことです。

そして、エゴをしっかり持って、自分の存在を常に意識することが人間でいるための必須条件。もしエゴを見失っちゃうと夢魔になり、さらにはトリックスターという化物になってしまうゾ!

ってな世界。

灰と幻想のグリムガルlevel.13 十文字青
出版社: オーバーラップ
発売: 2018/6/25
言語: 日本語
ASIN: B07DJ26Q1W

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