K&K海賊商会のモモに弟子入りすることを決めてしまったユメ、ハルヒロはもちろん、シホルたちにも一切相談してなかった様子。
これぞまさに急展開!というか急すぎる展開、今後の伏線として期待していところですが、13巻で問題なくオルタナに到着すると思いきや、さらなる波乱がハルヒロたちを襲います!
アマゾンレビューを見るとなぜか酷評が多い、なぜに?と思ったんだけど、その理由が分かった!すべてケジマンが悪いのだ!
ただ、ぼくとしてはハラハラ感があったのでマイナス評価ではない。むしろ高評価派。
前巻は確かにヒドすぎたけど、それを引きづってる読者がいるのか、いないのか。グリムガル引退勢も出てきてるみたいですが、当サイトでは今後も紹介していくのでよろしくお願いします。
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自由都市ヴェーレ
ハルヒロ達を乗せた船はエメラルド諸島から無事に自由都市ヴェーレに到着。ドラゴン問題を解決したハルヒロの手元には千ゴールドという大金もあり、何も心配はいらない。
しかし、そこは小心者のハルヒロくん。
このゴールドをどうやって使っていけばいいのか分からない。そもそもヴェーレとオルタナ間で行き来があるんだから海路からオルタナにいけないものなのか。
都市の様子では港がかなり発達しているように思うんですよね。
ヴェーレの港には桟橋がいくつあるのか。いったい何隻の船が停泊しているのだろう。数が多すぎて見当もつかない。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青
オルタナと行き来があるんなら、たとえば貿易船とかないのだろうか。
ゴールドと交渉次第で乗せてくれる可能性はあるはず。前回、K&K海賊商会と立派に交渉したんだから、その伏線を持って来れば辻褄も合うんでないのと思ってしまう。
ともあれ、ハルヒロたちが選んだのは食堂の席でたまたま相席になった貿易商ケジマンの護衛として、オルタナを目指すことになる。
ウザすぎるケジマンw
どうも作者は「ウザい」キャラが好きらしい。ランタ、ギンジー、そして今巻ではケジマンがウザすぎ&キモすぎキャラとしてしばらく登場するみたいですw
13巻のストーリにおいて根幹となる部分といえば、「他界」に迷い込んだことですよね。そのきっかけとして作者はケジマンを登場させたと思うんですが、その流れがけっこういい加減。
ここらあたりで評価がだだ下がってしまった要因かもしれない。
ケジマンに同行すれば、本来ならば25日程度でオルタナに付いたはず。けど、途中イーロード川にいるはずのキュチャピギュリャ族がいないという展開になり立ち往生。
以前はこのへんに住んでいたというキュ何とかはいない。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青
ケジマンの言動がホントかウソかも分からないまま、それでも土地勘のないハルヒロは疑いならがも同行するしかないという、なんともしっくりこない展開。
結局のところケジマンというキャラはなんなのか、ただのウザキャラで終わるのか、それとも今後重要な伏線があるのか、まだ判断するのは早計。
けども、レスリーキャンプはメリイも知っていたし、他界パラノでは半魔になってたところを見ると、ハルヒロたちを罠にハメるために近づいてきたとは考えにくいわけで、
つまりは、単なるウザキャラという(読者にとって)悲しい設定しか思いつかない。そもそも今後出番があるかどうかも怪しい、花女に殺されたってことでいいのかな?
アニメやお笑い芸人のネタをもじったようなセリフとか、セトラに対するドMキャラとか、まぁ~飛び抜けすぎてたけど、これを読んで面白いと思うかどうかで評価が分かれそう。
結果として猛烈にスベッったわけかw
他界
グリムガル、そして黄昏世界などの異界、そしてそして、今回はあらたに「他界」という世界が登場する。オルタナに辿り着くまでもう一波乱あるのは個人的にはアリでした。
他界、パラノ。
時間の概念がなく年をとらないばかりか、食べなくても眠らなくても死ぬことはない。パノラにいると記憶が曖昧になり、大切な仲間はもちろん、自分の存在まで曖昧になる、まるで夢の中にいるような世界観。
ハルヒロを夢魔(むま)から助けてくれたアリスという女の子の名前からしても、どうやら「不思議の国のアリス」をモチーフにした世界観なのかもしれない。
作中にはアリスの名前の由来が、彼女が当時読んでいた本のタイトルから付けられた、なんて説明もあったけど、その本ってのが不思議の国のアリスなのかなと思ったりする。
アリスって呼ばれるようになったのは、読んでた本のせいでさ。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青
異界とも異なる不思議な世界観、今後重要なキャラになってくるであろうアリスも謎が多い。彼女がパラノに迷い込む前は臨海学校で海に来ていたといっていた。
臨海学校??
これってハルヒロのいる世界とは別の世界、そしてアリスの居た世界はモンスターやギルドがいない普通の世界っぽいのも気になった。
さらにアヒルが口にしていた「王」とは何者なのか、謎は多い。
クザクはムキムキ、シホルはエロエロ
パノラがどんなところなのかはまば別の記事にまとめるとして、最後の章で気になったのがクザクとシホルの二人。どうやら二人は生きていたようで、ひとまず安堵。
ただ、シホルの様子がおかしいのである!
クザクは体がムキムキになったみたいだけど、これは魔法の効果によるところでしょうね。アリスはパノラには四種類の魔法が存在すると言っていた。
鎧がキツキツだ。おかげでやや窮屈だが、それを補って余りあるほど体ガキレてる。
出典:灰と幻想のグリムガルlevel13 十文字青
クザクの魔法はナルシィでしょうかね。どこか抜けたキャラだと思っていたのだが、自分大好きな一面があったとは、少し引いた。
そしてシホル、なんかエロエロになってますが、ケジマン同様、半魔になりさがってしまったのか。となると、まさかの元に戻れない可能性もあるってことなのか!?
オイオイ凄い展開だな。
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