灰と幻想のグリムガル

灰と幻想のグリムガル level.4巻感想 リーダーの資質と新しい仲間

灰と幻想のグリムガル4巻 ネタバレ感想

この巻でも衝撃展開が待っていましたか、一歩進んで二歩下がる的な、そんなカメカメしいスピードで生き抜いていくハルヒロたち。

再びメンバー間に亀裂が入っていきます、しかも今回は戦力というよりも絆や結束力みたいなものも問われてくるんですよね。

ストーリー・あらすじ

デッドヘッド監視砦の砦守ゾラン戦で大活躍したハルヒロたち。とりわけモグゾーの覚醒によってレンジと肩を並べて討伐を達成する。

だがその直後モグゾーはゆっくりその場に崩れ落ちる。

モグゾー!?

駆けよるハルヒロに「ごめん、ごめん」とモグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。すごい血が出ていたが意識はかろうじて保っていた。

デッドヘッド監視砦を経て経験値を付けたハルヒロたちは新たな狩場として、寂し野前線基地にあるワンダーホールに行くことを決める。新たなメンバーも加わり、ハルヒロたちの冒険は続く。

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ハルヒロの実力

デッドスポットの撃破やゴブリンにコボルド、オークとの戦いで少なくともルーキーは脱することができたハルヒロたち。

けど、それはパーティみんなの力、とくに盾役のモグゾーが敵を上手く引きつけていたことでうまく戦えていたことを痛感する。

自分の力のなさを痛感したハルヒロは、またもやリーダーとしての自信をなくしてまう。「リーダーの柄じゃない」とネガティブ発言は今まで散々聞いてきた。

でも、今回は立ち直りというか開き直りが早いw

リーダーがしっかりと顔を上げて一歩ずつでも半歩ずつでも全身しないと、誰もついてこない。というか、リーダーが進まなければ、ついてゆきようがない。やれるのか、やれないのか、じゃない。まずはやるのだ。
出典:灰と幻想のグリムガル level.4 十文字青

冴えないリーダーハルヒロがまた一歩成長していく。ここらへんの心理描写はなかなか読みごたえのあるヘッポコポ物語。

習得スキルまとめ

この巻ではじめて登場したスキルをまとめておきます(見過ごしてるスキルがあったらコメでご指摘お願いします)

  • ハルヒロ
    強襲(アサルト):捨て身攻撃、防御や回避を捨て攻め続ける
    膝砕(シヤター):相手の膝に打撃を与える
    ※攻撃力を上げるため右手持ちから両手持ちにし武器もダガーの他にサップ(しなう素材で作られた短い棒)を装備
  • ランタ
    暗黒闘気(ドレッドオーラ):黒い闘気をまとい全体的にパワーアップする
    爆裂無敵斬:激しい突き連撃技
  • シホル
    雷電(ライトニング):敵単体に雷を落とす電磁魔法
    暴威雷電(サンダーストーム):複数の敵に雷を落とす電磁魔法
  • メリイ
    光の奇跡(サクラメント):かなり重い負傷も一瞬で治療してしまう最高峰の治療魔法
  • クザク
    盾受(ブロック):盾で敵の攻撃を受けるスキル、防御だけでなく敵の体制を崩し反撃につなげることもできる

ゲームのようなバトルシーン

左方向へと横歩きする。円運動だ。ウストレルを中心にして、素早く時計回りに移動する。
出典:灰と幻想のグリムガル level.4 十文字青

この描写なんてダークソウル系の、いわゆる死にゲーの攻略法を参考、というか作者のゲームスタイルがそのまま描かれてませんwこのタイプのアクションRPGでまずやることは敵の攻撃パターンを見切ること。

ボス戦なんかだと張りつくか、一定の距離をとってボスを中心に回りながら攻撃を見極めて攻撃やらカウンターやらで戦っていく方法がありますよね。

たぶんやってる人多いと思うけど、ハルヒロの動きがまさにそれ。作者は生粋のゲームフリークみたいだからバトルシーンも自然とそうなっちゃうのかな。

ちなみにウストレル戦では例の「光の道」が見えたものの、致命傷を与えるまでにいたっていなかった。光の道が見える=瞬殺とはならなかったのはよかった。

グリムガルの世界観

思いもよらない急展開にによりソウマが指揮する暁連隊への誘いを受けるハルヒロたち。ここで登場したのが「遺物」とよばれる過去の遺品。

現代技術ではつくりだせないが、過去につくられたことが明らかな代物の総称。今回登場した受信石(レシーバー)はいくら距離が離れていても声を聞くことができるという代物。

ハルヒロのようにグリムガルに住む義勇兵は別の世界からやって来る。遺物があるということは、もしかしたらハルヒロ達とは違い自分の意志で、そして記憶を保ったまま別世界とグリムガルを自由に行き来できるモノがいたりとか。

不死王が生き返るという噂とも関係しているのかもね。

今後の展開

メリイの光魔法のチート感が否めませんが、グリムガルの謎もだんだんと明らかになっていく予感がビンビンに感じます。

ソウマとの接触を描いたところなんて、もう分かりやすすぎる伏線。あっという間にハルヒロも暁連隊に加入、入った理由もソウマの直観でした。

冒険譚にはありがちな展開だけど、ハルヒロは平々凡々キャラでやってきたから違和感は多少ある。

なら、この急展開はなんなのか。それは不死王がこの世界、そしてハルヒロたち義勇兵とは何者なのかというこの物語最大の疑問の糸口を握っているってことだと思う。

つづく

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