七つの大罪の主人公・メリオダスに関する謎や伏線は、これまでのストーリーにおいて数多く登場してきました。
そして!七つの大罪も最終回を迎え、ここらでメリオダスに関する情報を自分なりに整理してみることにしました。
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メリオダスの正体
メリオダスは魔神族であり魔神王の息子。ただ、序盤においては、正体不明の意味深なキャラとして描かれていました。
出典 七つの大罪14 鈴木央 講談社
この紋章は・・・
魔神化ヘンドリクセンとの戦いで、メリオダスの額に浮かび上がった紋章。ギルサンダーはこの紋章が魔神族のものであると突き止めます。
とはいえ、メリオダスが魔神族であるかはこの時点では半信半疑でした。序盤でのメリオダスは、めちゃんこ強い人間族として描かれていた。
出典:七つの大罪17巻 鈴木央 講談社
ちなみに、魔神化できるとはいえ、このときのメリオダスの魔力はごく一部でした。膨大な魔力はマーリンにより封印されている状態でした。
ドルイドの聖地イスタールでの過酷な試練
マーリンにより封印させられていた魔力を解こうと決意したのは、十戒の復活により、対等に戦う力を得るためでした。
ただ、メリオダスは怒りに任せ魔力を暴走させた過去(ダナフォール消滅事件)から、自身の魔力封印に至っています。
魔力が封印されているドルイドの聖地では、魔力暴走のきっかけとなった、リズの死に目を幾度も追体験する過酷な試験を受けるのであった。
十戒との三千年を超えた戦い
出典 七つの大罪22 鈴木央 講談社
メリオダスの正体が魔神族と確定したのは、十戒との直接対決のときでした。エスタロッサにより、メリオダスが死亡する衝撃展開でもあった!
このとき、十戒はじめ上級魔神族の殺し方について明かされます。七つある心臓のすべてを潰さない限り殺すことはできない。
エスタロッサは、反逆剣(リベリオ)でメリオダスの心臓を一つずつ確実に潰してき、ブリタニアは魔神族の手に落ちてしまった。
メリオダスとゼルドリス
また、ゼルドリスがメリオダスと兄弟関係にあることも明らかになります。ゼルドリスとの関係性は、番外編で触れたのが最初でした。
円盤の特典でもらえる「エジンバラの吸血鬼」の中で、メリオダスとゼルドリスとの関係がはじめて明らかになります。
なぁ ゼルドリス お前は封印の眠りの中で恨んでいるんだろうな できそこないの兄貴を
出典 七つの大罪 エジンバラの吸血鬼 鈴木央 講談社
ゼルドリスはメリオダスを憎んでいようにも思えましたが、実は憎しの感情はなく、心の中で尊敬し慕っていました。
出典:七つの大罪38 鈴木央 講談社
ゼルドリスがもっとも恐れていたのが父親である魔神王。魔神王の命令には逆らえず、メリオダスとの距離は次第に遠くなっていった。
出典:七つの大罪40巻 鈴木央 講談社
仲直りしたのは聖戦終結のとき。魔神王の支配に打ち勝ったゼルドリスは、照れながらメリオダスを慕う姿は、まさにモエの極みw
ゼルドリスと女神族の紋章の謎
ゼルドリスに関して、いまだ回収されてない伏線があります。それが、ゼルドリスの剣の柄に刻まれてた女神族の紋章の謎。
出典 七つの大罪2 鈴木央 講談社
女神族の紋章が刻まれた武具は、ゼルドリスだけでなく、メリオダスにも描かれていた。三千年前の聖戦で女神族に寝返ったメリオダス。
女神族の武具を着て戦っていたのか、エリザベスの想いから刻んだのか、作中では言及されていないものの理解できます。
ゼルドリルは魔神族を裏切ったわけでもなく、恋人が女神族でもない。ゼルドリスの恋人は吸血鬼族のゲルダなわけですからね。
出典 七つの大罪14 鈴木央 講談社
なら、なぜゼルドリスは女神族の紋章が刻まれた剣を使っていたのか。可能性としては聖戦時の戦利品説でしょうか。
メリオダスの過去をたどる
メリオダスが魔神族と判明してくると、三千年前の聖戦のきっかけや、メリオダスの呪いの正体も明かされていきました。
十戒統率者とエリザベスとの出会い
かつてのメリオダスは十戒統率者として、女神族との熾烈な戦いに明け暮れていました。冷徹で非道な男、それが当時のメリオダスの評価。
四大天使でさえも、メリオダスには戦いを避けるほどの存在感を示し、次期魔神王を約束されるほど誰もが認める強さを誇っていた。
ただ、メリオダス自身は女神族との戦いに無意味さを感じ、くだらないとまで思ってたようです。そんな時に出会ったのが女神族のエリザベス。
出典 七つの大罪33 鈴木央 講談社
世界は一変した・・・
実は、メリオダスとエリザベスの出会いの描写は詳しくは描かれていないんですが、この場面からメリオダスの一目惚れって感じですよね。
ただ、どんな言葉で求愛したのか、エリザベスもメリオダスに一目惚れだったのか、ここらへんは残念ながら不明なんですよね。
裏切り、そして呪い
エリザベスとの出会いによって世界が変わりはじめていったメリオダス。そして、それは世界の均衡の崩れを意味していました。
これまで戦力均衡を保てていた魔神族と女神族でしたが、メリオダスが女神族に寝返ったことでこの均衡か崩れたのです。
この千載一遇のチャンスを利用したのが四大天使リュドシエル。魔神族を殲滅すべく聖戦を宣言、ここに他種族を巻き込んだ一大戦争が勃発します!
聖戦の最中、メリオダスとエリザベスの運命が劇的に変わる悲劇が起こります。それが、二人の神から受けた呪いでした。
出典 七つの大罪28 鈴木央 講談社
エリザベスは魔神族を愛した罪、そして、メリオダスは同胞を殺し女神族に寝返った罪により、最高神と魔神王から呪いを受けます。
メリオダスは永遠に年を取らず死ねない呪い(永遠の生)を。見た目が変わらなかったのは、呪いにより年を取らない=成長もしないためでした。
エリザベスは人間族として転生し続け、その度に前世の記憶を忘れてしまう。前世の記憶を取り戻すと3日後に必ず死ぬ呪い(永劫の輪廻)を。
さらに、エリザベスが転生するたびにメリオダスと必ず出会い、そして、恋に落ちるという残酷な呪いだったのです。
メリオダスの罪とダナフォール事件
メリオダスは呪いを解く方法を探していきます。しかしそう簡単には見つからず、気づけばエリザベスは106回目の転生を繰り返していた。
何度もエリザベスの死を目の当たりにしたメリオダスは、自身の感情をコントロールできず、ついには魔力を暴走させてしまいます。
105回目の転生でメリオダスの前に現れたのがリズでした。リズはフラウドリンによって殺害されてしまいます。
このとき、メリオダスが魔力暴走を引き起こしダナフォールが消滅。この消滅事件でメリオダスは「憤怒の罪」を背負ったのでした。
リオネス王国凋落のきっかけ
出典 七つの大罪16 鈴木央 講談社
ちなみに、ダナフォール消滅事件の調査に赴いたのが、若き日のドレファスとヘンドリクセンの二人でした。
ダナフォール跡地で、かろうじて生きていたフラウドリンは、ヘンドリクセンの体を乗っ取ることに成功。リオネス王国崩壊のきっかけに。
帰還したヘンドリクセンの体を取ったフラウドリンは、聖騎士長ザラトラスを惨殺、王族を幽閉し、十戒復活に向けて暗躍していくことになった。
メリオダスのプロフィール
ここまでは作中のストーリーにそって気になる伏線を紹介してきましたが、ここからはメリオダス自身について深く掘り下げていきます!
身 長 | 152cm |
体 重 | 50kg |
誕生日 | 7月25日 |
父 親 | 魔神王 |
種 族 | 魔神族 |
闘 級 | 測定不能 |
身長が低いのは呪いの影響かは不明。ただ、弟のゼルドリスの身長が152センチとちびっ子であることから察しw
メリオダスはエリザベスの胸をモミモミするのが大好きだし、ゼルドリズはゲルダの胸元にうずくまるのが大好きだ!
メリオダスの武器について
神器ロストヴェイン
出典 七つの大罪15 鈴木央 講談社
メリオダスの神器ロストヴェインの初登場回は、12巻に収録されている番外編「相棒」。ホークとの出会いを描いています。
豚の帽子亭開業にあたり、お金のないメリオダスは神器を売ることに。そのため、しばらく神器は登場しなかった(笑)
ちなみに、売った神器はマーリンによって回収されました。マーリンの神器・明星アルダンの透視能力で見つけたようです。
歯折れの剣と常闇の棺
出典 七つの大罪7 鈴木央 講談社
メリオダスが肌身はなさず持ち歩いていたのが、歯折れの剣。仲間でも柄に触るものなら冗談抜きで、マギギレするほどでした。
正体が判明したのは、50話「祭りのあと」。歯折れの剣がヘルブラムに奪われたとき、この剣が実は魔神族を封印する鍵であると判明します。
十戒復活を防ぐためにメリオダスは肌身はなさず持ち歩いていた。だが、奪われたことで、三千年の時を経て十戒は復活してしまった!
メリオダスの技一覧
メリオダスが今まで使用してきた代表的な技について紹介していきます。ちなみに、メリオダスの師匠は最上位魔神のチャンドラー。
全反撃(フルカウンター)
自分に向けられたあらゆる攻撃魔法のみを、倍以上にして跳ね返すカウンター技。ただし、跳ね返すことができるのは攻撃魔法だけ。
物理攻撃は跳ね返すことができない。エスタロッサも同じ技を持っているが、彼の全反撃は物理攻撃のみをを跳ね返すという違いがある。
リベンジ・カウンター
自分に受けた相手魔力を、限界まで蓄積して、放出・攻撃するメリオダス究極技。魔人化したヘンドリクセン戦で繰り出した技。
カウンター・ヴァニッシュ
あらゆる攻撃魔法を消失させる技。
付呪・獄炎(エンチャント・ヘルブレイズ)
魔力で生み出した「獄炎(ごくえん)」を己の武器に付随させる技で、この応用技が「神千斬り(かみちぎり)」になります。
神千斬りは、剣に獄炎を纏わせた斬撃技。相手に向かって黒い炎を浴びせます。神器での斬撃なら、さらに威力は増大する。
メリオダスの闘級・魔力考察
十戒編以降、闘級というステータス概念が導入されたことにより、メリオダスの圧倒的なパワーが数値化されるようになりました。
メリオダスの初期闘級は3370。メリオダスのはじめはこんなものでした。ちなみに、一番高いステータスは気力になります。
- 魔力:400
- 武力:960
- 気力:2010
その後十戒が復活、10年前にマーリンにより封印していた力を解くために、ドルイドの聖地イスタールへと向かいます。
そして、メリオダスは本来の力を取り戻した。このときの闘級は3万2500!いっきに万単位へと爆上げです!
- 魔力:2700
- 武力:27700
- 気力:2100
闘級のステータスを細かくみていくと、武力が一気に上がっています。マーリンによって封印されていたのが力であり魔力ではなかったみたい。
力を完全に取り戻したメリオダスですが、魔神化することによって闘級はさらに上昇する。ただし、魔神化は暴走を伴うもろ刃の剣でした。
エスカノール戦で披露したのが、魔神の力を極限まで引き出したアサルトモード。このときの闘級は10万をゆうに超える数値をたたき出す!
- 闘級:14万2000
- 魔力:-
- 武力:-
- 気力:-
死闘の末に勝利したのはエスカノールだが、重症度合は明らかにエスカノールでした。そして、メリオダスの強さはこんなものじゃなかった!
魔神王メリオダス
出典 七つの大罪37 鈴木央 講談社
メリオダスの最終形態というべき姿が十戒を取り込んで魔神王として誕生したメリオダス。その力は天変地異が起きるほどの凄まじさ!!
闘級といった概念すらバカらしくなるほどの圧倒的な力を手に入れたメリオダス。力の片鱗は呪い解放にも表れていました。
メリオダスとバン
メリオダスと七つの大罪の仲間との関係にも触れたい。ここではとくに「親友」のバンとの関係を探っていきます!
七つの大罪メンバーの中でもとりわけ仲がいいのがバンでした。とはいえ、久しぶりの再会では規格外の喜びを見せていた。
出典 七つの大罪3 鈴木央 講談社
ただ、バンにとってはこれが日常の挨拶、そこは七つの大罪。二人の規格外な再会に、バステ監獄が瓦礫と化してしまった。
出典 七つの大罪5 鈴木央 講談社
二人の出会いは、メリオダスが七つの大罪に誘うために、バンが幽閉されている牢屋に出向いたときのことでした。
メリオダスは牢屋を守る兵士より、バンがどんな方法でも死なないことを聞き、「奇遇だな」と吐露するコマがあります。
今なら、このセリフの意味が分かりますよね。単行本5巻のこのエピソードが壮大な伏線になっていたとは(スゴイ。
最高神の呪いで死ねない身体になってしまったメリオダス、バンの評判を聞いて、自分の境遇と重ねたに違いない!
親友
一時バンはメリオダスへの不信から、関係が悪くなった時期もあったけど、そんな時期も乗り越えて二人の絆はさらに強くなった。
バンが煉獄へ渡ったエピソードも、聖戦、魔神王、エリザベスの寿命と問題は山積み、それでも煉獄探検をする二人は楽しさで溢れていました。
出典 七つの大罪20 鈴木央 講談社
メリオダスが魔人族であると分かってから、二人の間に亀裂が入っていきました。それは、バンの七つの大罪脱退からも分かります。
そんな中で、偶然の再開を果たしたメリオダスとバン。バンはどこかバツの悪い感じだったけど、メリオダスはなにも触れず笑顔で受け入れます。
その時のセルフが、
行こうぜ親友
です。
いつものように接するメリオダス。バンもそんな態度に「ああ」と若干頬を赤くしながら笑顔で答える一押しシーンです!
出典 七つの大罪37 鈴木央 講談社
しかも、この仲直りがのちに繋がります。聖戦終結でメリオダスが魔界へ帰るとき、バンはメリオダスの行動のすべてを受け入れ送りだす。
あのときメリオダスがしたように、バンも何も聞かずに、親友が決めたことを応援する。魔界行きを止めなかったのはそのためでした。
知っておきたい!メリオダス名言集
たとえお前が死んでも、オレはお前との約束を果たす!
メリオダスのセリフにはエリザベスに関する伏線がたくさん盛り込まれていますが、その伏線が序盤からしっかりとあるのがスゴイ。
作者がどれだけストーリーの構成を考えて「七つの大罪」を描き始めたのかが伝わってくる、それも含めてこのセリフは外せません!
出典 七つの大罪2 鈴木央 講談社
ちなみにその後のコマにはリズを抱き寄せるメリオダスの姿が描かれていますが、着ている鎧には女神族の紋章が描かれています。
女神族の紋章がメタファーとして描かれていたんですね。こうした細かい伏線は読み返せば読み返すほど見えてくる!
オレは昔の自分に戻るのが怖いよ!
呪いによって、死ぬたびに十戒統率時代のかつての自分に戻りつつあることに恐怖を感じ涙するメリオダス。
恐れつつも呪いを解くために、前に進み続けるメリオダス。そんな痛々しい葛藤が垣間見えるセリフででした。
七つの大罪がいる!!!
魔神化ヘンドリクセンとの戦いでのセリフ。十戒のときも聖戦のときも、そして魔神王のときも、メリオダスの側にはいつも仲間がいました。
とくに魔神王戦ではディアンヌやゴウセルは正直戦力外だったけど、メリオダスの精神の中で共に戦うことで活躍していた。
メリオダスの最後はどうなるのか?
最後にメリオダスの最後はどうなったのか。七つの大罪によって魔神王を倒すことに成功し、ブリタニアに平和が戻ります。
魔神王との激戦によって魔力を使い果たしたメリオダスは、魔界に戻らなくてもよくなりブリタニアに留まります。
そして、リオネス王国の次期国王として、エリザベスと共に平和に暮らしていく大団円でのラストを迎えます。
主要キャラ考察一覧メリオダス | バン | エスカノール |
マーリン | エリザベス | ゼルドリス |
七つの大罪最強議論!最強キャラランキングベスト11!
十戒編に突入し、強さの指標が闘級で分かるようになったことで、各キャラの強さ議論もより詳細にできるようになりました! ただ、女 ...
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