七つの大罪の中でも急成長を遂げたバン。強さ議論をするなら、かつてはエスカノール、メリオダスというイメージが強かった。
けど、聖戦編以降でのバンの超絶パワーアップが目覚しかった!キングの覚醒も注目だけど個人的にはバンの方が強いと思っている勢。
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バン急成長の歩みまとめ
煉獄の過酷な環境
メリオダスの魂が捕われていた煉獄は、生物が到底生きられない場所。灼熱と極寒が入り交じり、大気は猛毒侵されている世界。
かつて、マーリンの父が足を踏み入れたが、煉獄から戻ってきたときには廃人と化し、意思疎通すらままならないほどの状態だった。
出典:七つの大罪30 鈴木央
廃人化したマーリンパパ
煉獄調査は現世の時間で一分ほど足らず。だが、煉獄では現世の一分は一年分に相当する。マーリンパパは一年もの間、煉獄を彷徨っていたのだ。
煉獄はそれだけじゃない!狂暴な化物が獲物を求めて彷徨いつつける、まさに「地獄」と形容するに相応しい場所であった。
メリオダスの精神を探すことは、イコール強くなるための修行でもあった。過酷な環境で生き抜いたことで、劇的に、バンの闘級が上がっていった。
バンが煉獄にいた時間
単行本33巻にて、バンが煉獄で過ごした年月が明らかになります。それによれば、千年以上のもの年月を過ごしていました。
出典:七つの大罪33 鈴木央 講談社
千年!!!?
不死身のバンだからこそできた芸当であり、ドラ○ンボールの「精神と時の部屋」です。セル編で登場した時間がものすごーく遅くなる空間w
メリオダス爆笑の意味
とはいえ、最初はバンがどのくらい強くなったのか言葉を濁していました。鈴木先生の読者への出し惜しみしですねw
メリオダスとの会話で、バンの強さが十戒とどのくらいあるか聞いた場面。このときにメリオダスのリアクションは、
出典:七つの大罪33 鈴木央 講談社
ぷはっ!!
と思わず爆笑。
ただ、これはメリオダスはバカにリアクションではなく、自分が超絶パワーアップしたことに気づかないバンの反応に対して爆笑したものでした。
こんな風に、バンの実力は魔神王戦まで未知数のままでした。もちろん、多くの読者はバンが活躍するのは確信してたのは言うまでもない!
バンと魔神王との激戦
煉獄での修行の成果が明らかになったのが、メリオダスの体を乗っ取り現世に復活した魔神王とのタイマンバトルの時でした。
妖精王に覚醒したキング、闘級20万超えのリュドシエル、女神族最強と謳われたマエルをもってしても魔神王には歯が立たなかった。
もちろん、これまで戦いで力を使い果たしている状況ではあるものの、魔神王にキズ一つつけることはできなかった。そこに現れたのがバン。
ただ、エレインを蘇生させるために不死身の肉体を捨てていました。煉獄で会得した新技「贈与(ギフト)」でエレンを復活させたのです。
出典:七つの大罪36 鈴木央 講談社
このとき、生命の泉のエネルギーをすべて使い果たしてしまったバンは不死身の能力を失います。この状態で魔神王と戦うことに。
煉獄帰還後のバン初戦の強敵が魔神族を束ねる魔神王でした。かなり胸アツ展開でしたが、ここで繰り広げられたのが予想以上の強さ!
バンの通常攻撃が魔神王に確実にダメージを与えていたこと。不死の力を失ってもなお、魔神王とタイマンで勝負できる実力は本物!
バンの闘級はどのくらい?
ここで気になるのがバンの闘級。作中において、正確な闘級は明かされていないものの、だいたいの数値を考察していきます。
まず、闘級が判明しているリュドシエルよりは確実に上。リュドシエルは原初の魔神にさえも苦闘していたことから、20万以上は確定。
なら、バンの何が飛躍的に上昇したのか。闘級の構成要素は魔力・武力・気力の三つ。ここで注目したいのが武力と気力の二つ。
煉獄の過酷な環境によって肉体が変化したバン、さらに、煉獄は意識を保てなけばすぐさま化物になってしまうという場所。
出典:七つの大罪33 鈴木央 講談社
煉獄という環境から考えても、バンは武力、そして気力の二つが爆上げされたのではないかと予想しています。
具体的な闘級としては、30万とも40万とも言えそう。現状では20万以上ではあるものの、上限は不明と濁しておきますw
バン・不死身の力考察
ここからは聖戦以前のバンを振り返ります。バンは不死身の肉体のため倒せないと思いきや、天敵ともいえる敵が登場します。
天敵・十戒メラスキュラ戦
バンの不死身の力は肉体のみに適用されるものでした。メラスキュラのように魂(精神)に攻撃する敵の場合、不死身は意味をなさない。
出典:七つの大罪19 鈴木央 講談社
かつて聖騎士ギーラがバンと戦った時、「不死身と無敵は全くの別物」といってたけど、メラスキュラ戦がまさにそれ。
実際、メラスキュラ戦ではかなりの窮地に立たされた。魂を抜かれたバンはもぬけの殻状態になり、戦意を完全に喪失してしまった。
バンの傷と魔神族の攻撃
バンの不死身の力について、もう一つ押さえておきたことが。それは、魔神族との関係。バンは切り刻まれても、潰されても元に戻ります。
ただ、魔神族からの攻撃は別。たとえば、バンは首筋から顎にかけて傷跡がありますが、これはメリオダスにつけられた傷跡。
メリオダスの正体は魔神族、バンのあの傷跡は魔神化したメリオダスによって受けた傷です。また、ジェリコ戦でも同様にことが起こります。
出典:七つの大罪6 鈴木央 講談社
ジェリコの剣技でバンの体を切り裂いたとき、傷口が塞がらなかったけど、これもジェリコが魔神の血を飲んでいたからでした。
バンの不死身の体は魔神族の攻撃に治りが遅く、メリオダスのように攻撃の威力によっては、傷跡が残ることもあります。
不死身の体とエレインとの出会い
バンの不死身の肉体は先天的なものにあらず。盗賊の頃に、精霊の森にある永遠の命が手に入る「命の泉」に目を付けたのがはじまり。
そして、バンが不死身になるキッカケとは、そのままエレインとの出会いを意味します。バンとエレインの出会いは精霊の森でのことでした。
出典:七つの大罪4 鈴木央 講談社
二人の出会いは、命の泉を盗もうとする盗賊と、それを守る妖精という敵同士の関係でしたが、次第にエレインの心が揺らぎはじめていきます。
しかし、ある日妖精の森に現れた魔人により妖精の森は消失。さらに、エレインも魔人の手により命を落としてしてしまいます。
出典:七つの大罪4 鈴木央 講談社
エレインの死に際、妖精の森の未来をバンに託すために、生命の泉を口移しで与えたことで、バンが不死身の肉体へとなった。
魔神が森が消失させたんだから、バンが罪を背負うのは間違ってる!けど愛する女性を守れなかったことから、自ら強欲の罪をかぶった。
その後のバンの軌跡
ここから、バンはエレインを助けるためだけに人生を捧げていきます。七つの大罪に入団した理由もエレインを復活させるためでした。
裏切りやメリオダスとの仲たがいするのは、その根幹にあるのはエレインがいたからでした。ただ、バンのこの想いはメリオダスも同じ。
メリオダスもエリザベスの呪いを解くことを最優先してたからね。メリオダスとバンが「親友」と呼び合えること、やたら馬が合うのも納得です。
バンの神器ついに登場!
七つの大罪にはそれぞれに「神器(じんぎ)」がありますが、バンの神器においては、これまでずーーっと登場がありませんでした。
ただ、どんな神器なのかについてはすでに明らかになっていて、「聖棍(せいこん)クレシューズ」と呼ばれる四節棍。
普段バンが愛用している武器は三節棍だけど、これは神器に非ず。なら、現在バンの神器はどこにあるのかといえば、実は不明。
未だにその在処は不明で、聖戦がはじまるまで、消息は不明という状態にあったんですが、魔神王との戦いにてついに登場!
聖棍クレシューズの威力凄すぎ!
出典:七つの大罪38 鈴木央 講談社
第315話で登場したバンの神器・聖棍クレシューズ、その出どころはマーリンがブリタニア中を探し出して見つけたようです。
魔神王によって生み出された数千単位の敵を一瞬にして倒してしまうほどの圧倒的力を見せたバン!凄すぎです!!
マーリンはバンの攻撃に「人間の範疇を超え過ぎだな」と称賛する場面も。マーリン、あんただけには言われたくない感はあるけどねw
バンの技
さらに、今まで登場していたバンの技の数々も見ていきたい。魔力は強奪(スナッチ)。盗賊らしく、奪うことを得意とします。
身体狩り(フィジカルハント)
相手の身体能力を強制的に奪い取り、さらにその能力を自分に上乗せすることができる技。バイゼル喧嘩祭りで披露していた技。
メリオダスが身体能力をすべて奪い取らせてしまったことで、体を動かすこともできなかった。使用後は技の反動で身体がダルくなる。
獲物狩り(フォックスハント)
最初は三節棍や鞭を使い長距離の相手を攻撃したり盗み取る、手を使うにしても近距離での使用だったが、煉獄から技が研ぎ澄まされていった。
出典:七つの大罪 鈴木央 講談社
遠くにいる獲物(ターゲット)に向けて掴むような仕草をするだけで、攻撃可能になり、複数の獲物に同時攻撃する乱獲(クレイジーハント)も披露。
狩りの祭典(ハンターフェス)
半径数十ヤード内のすべての生物から強制的に武力を中心に身体能力を強奪する技。身体狩りの上位版の大技。
出典:七つの大罪 鈴木央 講談社
ただし、強奪できる武力には上限がある。ガラン戦で披露していたとき、ガラン曰く「半分の力も出せない」と言っていた。
このときバンが奪取したのがガランの武力の半分、つまりは1万2千程度、おそらくここらへんがバンが奪える上限値のようだ。
ただし、ハンターフェスの上限値は煉獄以前の考察になるため、超絶パワーアップしたバンの上限値はこの比ではないのは確か。
バンに関する気になること
詳しく説明するほどじゃないけど、ちょっと気になる疑問を最後にまとめました。バン関連の細かいことってけっこうあるんですよね。
ホークを「師匠」と呼んだきっかけ
出典:七つの大罪 鈴木央 講談社
バンはホークに対していつのころから師匠と呼ぶようになったけど、そのきっかけはどのタイミングだったのか。
残念ながら作中にては書かれてないんですよね。ただ、バンがはじめてホークを師匠と発言したのが、バイゼル喧嘩祭りでのこと。
その前の二人の会話を遡ってみると、初対面のときにしゃべるブタとしてバンが驚いていていて、このとき師匠と言おうと思ったのかな?
バンの実年齢は何歳?
バンの実年齢は何歳なのかも気になるところ。不死身の力を手に入れてから見た目はほぼ変わらなくなったバンですが、年齢は毎年刻んでるはずです。
プロフィール身長 | 210cm |
体重 | 70kg |
誕生日 | 2月14日 |
年齢 | 43歳(肉体は23歳) |
出身地 | レイブンズ |
魔力 | 強奪(スナッチ) |
闘級 | 不明 |
これについては答えが出てます。公式ガイドブックにおいて、不老不死になった時期、そして実年齢についても公開されてます!
バンの実年齢は43歳、そして、肉体は23歳。23歳のときに命の泉を飲み不死身の体を手に入れています。
とはいえ実年齢は43歳。現在は不死身の力はなくなったので、年相応に年齢を重ねていくことになります。
トレードマークの「狐」
バンが背負っている罪は強欲の罪、その象徴として左のわき腹に「狐」のマークが刻まれています。元ネタはキリスト教の「七つの大罪」。
狐は「強欲」を象徴する動物です。バンのキャラ設定が盗賊であること、さらに、魔力も奪取する能力のためピッタリ。
また、狐は「化かす」「裏切る」といった意味合いがあるけど、作中では裏切る場面があったりと、狐と関連したキャラ設定でした。
さらに、バンの幼少時代も作中では描かれていますが、孤児だったバンが今まで生きながらえてこれたのは、獣人であるジバコのおかげでした。
出典:七つの大罪 鈴木央 講談社
狐男
ジバゴの容姿が狐なのも見逃せません。バンはメリオダスと喧嘩別れをしていたとき、ジバゴの言葉によって仲直りを決意します。
ちなみに、公式ガイドブックにて、バンの好きな動物に豚と狐を挙げています。そういえばバンも細目、キツイ目、狐顔ですね。
バンとジェリコとの関係性
出典:七つの大罪 鈴木央 講談社
バンの愛すべき女性はこの世にただの一人、エレインです。ですが、そんなエレインの座を狙っていたのがジェリコw
バンのことが好きで、間接的ではあるものの告白する場面もあったものの、バンはジェリコに振り込むことは(当然)なかった。
そんなまとわりつくジェリコに対して、鬱陶しさはそれほど見せていない。ただ、エールのお代はすべてジェリコが支払っていたwww
バンからすれば、ちょっかいしたくなる可愛い存在だったのか?一方ジェリコは、その後もバンと行動を共にすることを選びます。
バンのラストはどうなったの?
魔神王を倒し聖戦は終結しブリタニアに平和が訪れました。七つの大罪の役目をおえたバンはエレインと共に妖精の森へと帰ります。
二人は仲睦まじく平穏な日々を過ごし、そして待望の子供を授かります。人間族と妖精族の初めての子供、名前はランスロット。
けど、それから月日がながれ、、、ランスロットがあるとき精霊の森からこつ然と姿を消すことになります。その原因も理由も不明。
ただ、この話は続編となる「黙示録の四騎士」で明らかにされるようです。現在少年マガジンにて連載してるので気になる人は読んでみてね。
主要キャラ考察一覧メリオダス | バン | エスカノール |
マーリン | エリザベス | ゼルドリス |
七つの大罪最強議論!最強キャラランキングベスト11!
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