七つの大罪

【七つの大罪】 アーサーの生死論争を考える

単行本31巻にて衝撃の展開、そう、アーサーがまさかの死亡!とはいえ、七つの大罪におけるアーサーの重要性から復活は必ずあると思っている読者は多いはず。

ぼくのその一人。

いくらなんでもここでアーサーが退場したら、今までの伏線は未回収のまま、こんな中途半端な状態でアーサーが消えるわけがない!

そこで、今回はアーサーのこれまでの登場・伏線をおさらいしつつ、復活の可能性について考えていこうと思います。

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アーサーの境遇と生い立ち

七つの大罪 アーサーと聖剣エクスカリバー
出典:七つの大罪13 鈴木央 講談社

幼少期のアーサー・ペンドラゴン

アーサーの父親はキャメロットの聖騎士ですが、血のつながりはありません。なぜアーサーが聖騎士の息子として迎え入れられたのか、その経緯については不明です。

里子として引き取られたアーサーの家庭環境はあまりよくなかったようで、とくに三歳上の義兄ケイはアーサーをひどく嫌っていました。

番外編「一遍する世界」では、修行と称してアーサーを崖から突き落としており、ケイの度を過ぎるイジメが描かれています。

ですがアーサーはいたって平気な様子。器のデカさを見せています。

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪13 鈴木央 講談社

アーサーが崖から落ちたときに助けたのが、たまたま通りかかったリオネス国王バルトラです。バルトラは初対面にも関わらずアーサーのことを知っていた様子。

さらに、

きみは国王になる

と預言をしています。

バルトラの魔力は「千里眼(ビジョン)」、未来を見通すことができる能力を持っています。アーサーが国王になることも千里眼によって知っていたと言えそうです。

バルトラの預言通り、その後、巨石に刺さった聖剣エクスカリバーを引き抜きキャメロット王国の新王として迎え入れられます。

聖騎士の息子でありながら聖剣を引き抜いたことで人生が激変していったわけですが、そもそもアーサーは国王になる星の下に生まれていたといえます。

ちなみに、アーサーの初登場回は9巻。リオネス王国の内乱を聞きつけバルトラを助けるためにマーリンとともに赴きます。

崖から落ちたときに助けられた恩義を果たすため、マーリンとともにリオネス王国を訪ねたという流れになります。

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アーサーと聖剣とマーリン

アーサーが聖剣を巨石から引き抜く描写は、ドレファスのセリフの中で明らかとなっていますが、聖剣を引き抜く経緯については実は詳しく描かれていません。

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪9巻 鈴木央 講談社

ドレファスの回想の中で、聖騎士が見守る前で巨石の上で聖剣エクスカリバーを天に高々と振り上げているアーサーの姿が描かれています。

とはいえ、アーサーが聖剣を引き抜くまでになにがあったのかはしばらくは描かれていませんでした。それらしい場面が描かれたのは単行本31巻のこと。

かなり後になってからです。

257話の章扉にて、マーリンとアーサーとの出会いから聖剣を引き抜くまでの様子がわずか1ページのみですが描かれています。

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社

聖騎士を目指していたアーサーですが、過去に「路頭に迷うところをマーリンに導いてもらった」とも言っており、家庭の事情なのか、辛い状況にあったようです。

そんなときにマーリンと出会い、王になるべく成長していきます。そしてマーリンが見守る中、アーサーは聖剣を引き抜くといった内容です。

聖剣エクスカリバーを引き抜くときにマーリンも立ち会っていたこともここへきて分かる上に、なにげに義兄ケイの姿も描かれていますwww

ちなみに、キャメロットの新王になったアーサーですが、常に持ち歩いていた武器はエクセンスで、聖剣エクスカリバーではありませんでした。

エクセンスは折れても元に戻るという性質を持つ名剣で、アーサーが戦うときはいつもこの武器を使用しています。

マーリンはどうやって見つけ出せた?

ここで一つ気になるのは、マーリンはどうやってアーサーの素質に気づき、探し出すことができたのかってことです。

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪23 鈴木央 講談社

マーリンの神器アルダンはブリタニア全土見渡すことができる能力がありますが、それでもアーサーの素質まで調べることはできません。

あくまで索敵のみの能力のはずです。

これは七つの大罪メンバー探しのときを思い出すと分かります。マーリン曰く、「バルトラの予兆」がなかったら探し出すのは不可能だった言っています。

となると、アーサーとの出会いは偶然だったのか、それとも、マーリンのなんらかの技を使ったのか、今のところ明らかにはなっていません。

とはいえマーリン言っていたバルトラの予兆とは、魔力「千里眼(ビジョン)」による預言のことを指します。バルトラは幼少期にアーサーに出会っており、国王になると預言しています。

つまり、七つの大罪メンバー探しのように、マーリンがアーサーを見つけるに至ったのは、バルトラ経由で知った可能性は高そうです。

剣士ななしとキャス

アーサーに関係するキャラの中には、未だ正体不明なものもいます。一人(一匹?)はネコ型の動物キャス、そして、もう一人が剣士ななしです。

ななしの正体は不明。異国からきた剣士としてアーサーと行動を共にしています。キャメロットがゼルドリスによって制圧されたときには、アーサーと共に戦っています。

剣士ななしとアーサーの関係

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪29 鈴木央 講談社

ななしの立ち位置はアーサーの剣術の師匠。魔神族を倒すためにアーサーの剣術修行に付き合っていたのがななしです。

また、アーサーとともに魔神族を倒してもいました。そんなななしですが、正体はまるで分っていません。さらに、アーサーの生死を預言するようなセリフも言っています。

七つの大罪考察 キャスの秘密
出典:七つの大罪22 鈴木央 講談社

化け猫がいれば死なない!!?

ななしが言うには、アーサーはキャスがいれば死ぬことはないと預言めいたことを発言しているのも気になります。

もしこの預言が事実であれば、アーサーは復活するはずです。ななしのセリフが真実かどうかはともかくとしても、アーサー復活の伏線の一つと言えるのは確かです。

キャスとアーサーの関係

キャスも謎多きキャラです。ドルイドの聖地イスタールでの訓練時に、アーサーに懐いてたのがキャスという謎の動物。

はじめは鳴き声だけだったが、突然人語が喋れるようになり、さらにはアーサーに魔力の覚醒を促していました。

七つの大罪 アーサーの生死問題
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社

しかし聖剣を掴んでも魔力は覚醒せず。

キャメロット城に乗り込んだときは、当初なかなかの戦いっぷりを見せていたものの、実際はゼルドリスらが手加減していただけで、アーサーのボロ負け。

魔力が覚醒していないために、キューザックと戦ったときの闘級は4000~程度、聖剣を使用していたとはいえ無謀な戦いだったのは明らかだった。

アーサーの実力はこんなもんじゃない、、、とは思いつつも、魔力が発現しない状態では戦力にはほぼならない。

聖剣エクスカリバー

ここからは、アーサー復活の可能性についてさらにツッコンで考えてきます。まず、アーサーが聖剣で貫かれことが、復活の可能性を与えている根拠の一つになりそうです。

そもそも、聖剣はかつての英雄たちの魂が宿った剣です。ゆえに奇跡が起こってもおかしくはないはずです。奇跡というのは、もちろんアーサー復活です。

そこで、アーサーがが聖剣で自刃(じしん)させられた場面を見ていくと、思いのほかアーサーから出血が出ていないことに気づきます。

七つの大罪 アーサーの生死問題
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社

出血量が少ない!!?

アーサーが倒れた時も床に血の海はできておらず、腹を貫いて自刃したにしては血の量が少なすぎます。これは聖剣の特性が関係していそうです。

聖剣エクスカリバーは、カルフェン王からはじまり、代々英雄たちに受け継がれていった聖剣にしていわくのある剣です。持ち主は、最後、必ず自らの血と魂で清めて次の持ち主へと託す。

七つの大罪 アーサー考察
出典:七つの大罪31 鈴木央 講談社

アーサーの魂は聖剣の中!?

聖剣には英雄たちの血と魂が宿っている、つまりアーサーの魂と血も聖剣に取り込まれたために、出血の量が少ないといえそうです。

マーリンのセリフにもあることから、アーサーの魂や血は聖剣に取り込まれているのは間違いないと言ってよさそうです。

そして、さらに考察すると、これこそがアーサー復活の伏線と言えるのではないか。ここでポイントになるのは、アーサーの魂は剣に残っているということです!

肉体と魂

漫画「七つの大罪」のおいて死人が復活したことはあります。メラスキュラの怒反魂(おんはんこん)の法、この技によってエレインやザラトラスが蘇っています。

七つの大罪 アーサーの生死問題
出典:七つの大罪18 鈴木央 講談社

これは死人の怒りを生命力として生き返られるという技ですが、この技を使うときメラスキュラは煉獄(れんごく)から魂を現世に呼び寄せています。

つまり、死人を復活させるためにはが必要であることが分かります。なら、アーサーの魂はどこかといえば、聖剣の中です。

聖剣とは人間族の英雄が血と魂をもって受け継がれてきた剣。問題はその目的。名だたる英雄は誰と戦ってきたかと言えば、魔神族。

魔神族を討ち果たすために聖剣は次の英雄を求めて続けています。英雄たちの力によってアーサーが復活するというシナリオはありそうな気がします。

1巻作者の読者メッセージ

七つの大罪 アーサーの生死問題
出典:七つの大罪1 鈴木央 講談社

この物語は、アーサー王伝説の鈴木央的前日譚!

そもそも、単行本1巻の作者メッセージを思い出してほしい。

七つの大罪を鈴木央的前日譚(ぜんじつたん)とするならば、聖戦終結後のブリタニアを指導していくのは、アーサー・ペンドラゴン以外考えられないでしょう!って話です。

アーサーはこのままじゃ終わらない!

アーサー復活の兆し

七つの大罪 アーサー考察
出典:少年マガジン27号 七つの大罪 鈴木央 集英社

雑誌連載話にて、アーサーが復活する予兆のような場面が描かれています。問題の場面は313話「宿命の兄弟」において。

まだ単行本化されていないので、タイトルが変更される可能性はありますが、この回にてホークママがアーサーの復活を予見しています。

剣で身体を貫かれた人物のシルエットが映っていますが、これはどうみてもアーサーが聖剣エクスカリバーに貫かれているところですよね。

詳細は不明ですが、間もなく王、つまりはアーサー王が誕生(復活)するシナリオが現実的なものになってきそうです!

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