進撃の巨人の中でも、人気の高いキャラ、アニ・レオンハート(以下、アニ)。マーレの戦士であることがバレてしまったことで、結晶の中へと引きこもってはや数年。
エレンのマーレ及び世界への宣戦布告以降、アニの登場はさらに減ってきたものの、アルミンの想いなど新たな伏線が再浮上!
そんなわけで、アニについてここいらで今までの登場回を振り返っていこうと思います。そして復活の可能性も探っていきますッ!
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アニの基本プロフィール
名前 | アニ・レオンハート |
身長 | 153cm |
体重 | 54kg |
誕生日 | 3月22日 |
出身 | マーレ |
所属 | 憲兵団 |
まずは、アニの基本的なプロフィールからおさらいです。身長は154センチと、かなり小柄な女の子です。たとば、今の16歳の平均身長は159センチくらい。
そう考えると、思っている以上に低いのが分かります。しかも、アニの顔立ちは西洋系に見えるからなおさらです。
訓練兵を卒業した後は憲兵団に志願。
誕生日は3月22日で、毎年この日になるとSNSでは「アニ生誕祭」にハッシュタグをつけて祝います。アニファンはお忘れなく。
アニの性格
アニの性格は言葉数が少なく感情も表に出さない女の子。ただ、芯の強さから言うときはハッキリと意見をいう性格。
マーレ戦士候補生のとき、仲間の輪からは一歩離れたとこにいたので、訓練兵時代のキャラは偽りではなく素のアニと言えます。
出典:進撃の巨人23 諫山創 講談社
戦士候補生時代、ライナーとポルコとが言い争いをしている中で、一人興味なさげに地面を見つめていたアニ。彼女が見ていたのは、自分が踏みつぶしたバッタさん。
非道な一面にも思えますが、マーレの戦士になんの価値も見出していないアニの状況があのコマに描かれたようにも思います。これはアニと父親との関係を知っておくと理解しやすいかなと思います。
父親との関係についてはあとでじっくりと触れています。ここではアニは非道な人間じゃない!むしろ友達思いの心優しい女の子であることだけは押さえておきましょう!
アニのかわいさの理由
アニの特徴はなんといっても金髪ヘアーと端正な顔立ちです。美人さんという意見もありますが、実際に目の前にアニが現れたらどうかw
妄想するに、端正な顔立ちとは裏腹に、153センチという小柄さから「かわいい」って表現のほうがむしろしっくりくるはず。
出典:進撃の巨人21 諫山創 講談社
エルディア帝国の歴史は、他民族を蹂躙する歴史です。巨人の力によって支配領土を拡大していく中で、他民族との間でエルディア人をさらに増やしていきます。
そのため、エルディア人の顔立ちは様々。ミカサは東洋人の血が流れていることからアジア系美人、一方、アニはヨーロッパ系の血が流れているのかも。
進撃の巨人スピンオフ作品「LOST GIRLS」のアニの目は、透き通ったブルー系の瞳をしています。やはり西洋系の血筋説が濃厚。
アニの髪型
かわいさついでに、アニの髪型にも触れておきたい。アニの髪型は前髪を残してあとは後ろでお団子にしているスタイルが定番です。
このほか髪をまとめていない状態(←結晶の中にいる今の状態)や、憲兵団自体には、変装の一つとして、髪の毛を二つ結びにしている場面も描かれています。
出典:進撃の巨人21 諫山創 講談社
クールビューティーのアニとメガネは相性がいいですね。普段とはまた違ったアニのかわいらしさがありますが、この状況は最悪でしたw
ちなみに、アニの髪型のやり方について説明しているユーチューバーさんを発見。アニが実際にこの方法で髪の毛をまとめているかは不明ですが、確かに似ている。
モデルさんの髪の毛がロングなので、お団子がアニよりもデカく見えますが、前髪を残しつつ、後ろでまとめている雰囲気はかなり近い!
アニ・レオンハートの名前・スペル
最後は名前について。アニの本名はアニ・レオンハート。スペルは「Annie Leonhart」。「Annie」はハワイ語で「美しい」というニュアンスになるようです。
アニの端正な顔立ちからすれば、まさにピッタリの名前です。ただ、公式情報ではないので本当かどうかは不明。
アニの過去と巨人の力!
アニが第104期訓練兵団に志願したのは巨人を駆逐するためにあらず、マーレの戦士として、始祖の巨人を奪還することが目的でした。
そのため、アニについて深く考察してくためには、マーレで過ごした幼少期に遡る必要があります。そして、その中で浮かび上がるのは父親との関係です。
アニとアニパパとの関係
小柄な体格にも関わらず同年代の男たちを軽々と倒してみせる彼女の体術は、アニパパ(以下、父親)から教わった、いや、叩き込まれたものでした。
口数が少ないアニの幼少時代について語っているセリフは少ないものの、単行本4巻にて父親について話している貴重なコマが描かれていました。
出典:進撃の巨人4 諫山創 講談社
アニの戦闘スキルは父親から教わったもの、ただ、アニが父親について話すときはどこか怒りや見え隠れしています。父親との関係がよろしくないのは明らか。
スピンオフ作品「LOST GIRLS」では、父親から毎日のように格闘術の訓練の様子が描かれています。そこでは、父親には絶対服従のアニの姿があります。
父親の口癖は「使命を果たせ」。
父親の度が過ぎる訓練は当然マーレの戦士になるためです。両親の過剰な期待については、ライナーの両親にも通じるところがあります。
ライナーは母親の願いを叶えるため、そして父親に認めてもらうためにマーレの戦士として英雄になることを目指しますが、アニはマーレの戦士になんの価値も見出していませんでした。
出典:進撃の巨人4 諫山創 講談社
アニの本心を覗かせるセリフです。
父親の理想に嫌気がさしていたアニ、そして、そんな父親に抵抗できなかった自分。マーレの戦士になることもアニにとっては下らないことの一つにすぎないのかもしれません。
ただ、父親に対して憎悪の感情しかないとも限りません。ストーリーが進むにつれて、彼女の中にあるのは、任務を終えて無事に故郷に、父親のいる故郷へ帰還することを誰よりも望んでいます。
出典:進撃の巨人8 諫山創 講談社
アニが結晶化する最後に浮かんできたのは、父親との約束です。アニにとっての「使命」とは始祖の巨人を奪還することではなく、父親の待つ故郷に生きて帰ること。
そのために使命を果たそうとしたわけですが、結局は失敗に終わってしまいました。そしてアニは涙を流しながら結晶化します。
あのときの涙は故郷に二度と戻れない、父親に合えないことを悟った涙だったのでしょうか、なんとも切ない場面でした。
アニと女型の巨人
アニが継承した女型の巨人についてここでは考えてきます。
類まれな体術を見に付けたアニは、マーレの戦士に選ばれます。彼女が継承したのは女型の巨人。巨人の中で唯一の女型でした。
出典:進撃の巨人24 諫山創 講談社
女型の巨人の能力については言及した説明はなかったが、24巻において明らかになります。それによると、能力は次の二つ。
- 身体の一部を高質化
- 無垢の巨人を呼び寄せる
高い機動性と持続性を併せもった巨人で、汎用性が高い。その上アニの体術が上乗せされ攻撃力はさらに増す。体の一部を高質化することが可能。
さらには、範囲は狭いが無垢の巨人を呼び寄せることもできます。そして、マーレの戦士として使命を果たすため、行動を起こしたのは単行本7巻でのこと。
アニは冷徹な女か問題
女型の巨人はエレンを奪取するために、調査兵団を次々に襲っていきましたが、アルミンと遭遇したとき顔を確認してそのままスルー。見逃しています。
出典:進撃の巨人7 諫山創 講談社
ブチュ
ですがペトラの場合だと躊躇なくぺちゃりと潰す場面も、しかも助走つけてますwアルミンを見逃したのは、同期としてともに生活したことで情が芽生えたためか。
そして、印象的だったのは、エレンを奪うことができなかったときに女型の巨人が流していた涙です。このときアニはなにを思っていたのか。
出典:進撃の巨人7 諫山創 講談社
何人も何人も仲間を殺しても使命を果たせなかったことだったのか、作戦が失敗に終わり故郷に帰れなくなった悲しみなのか、いろいろな感情が読める場面。
ちなみに、アニは指輪に仕込み針をしのばせて、万が一のときにいつでも巨人化できるようにしていました。指輪は左手の人差し指にしていましたよね。
左手の人差し指にする指輪は「願望や願いの成就」といった意味があります。いわゆる願掛けですが、彼女の任務から考えると指輪の場所にも意味があったのかもしれません。
アニのその後
女型の巨人だとバレてしまったアニの行動は、自らを結晶で多いすべてを遮断しました。自分の周囲に結晶化させるのは、その後戦鎚の巨人の継承者・タイバー妹でも見られました。
本編では名前は言及されてないので名前不詳ですが、彼女も結晶化をしていましたが、アニとの違いは目を開けているか否か。
出典:進撃の巨人8 諫山創 講談社
正体がバレて目を開けることができなかったということもあるでしょうが、仲間を殺した罪悪感から、まともに目を合わせることができなかったようにも思ってしまいます。
ダイバー妹がこれでもかってほど目を見開いているコマと比べてみるとより一層。ダイバー妹は、エレンのことが憎たらしくて仕方なかったのが、目だけでもこれでもかってほど伝わってきましたw
アニの生きざま・至極の名言
ここまでアニの過去を見てきました。父親から叩き込まれた体術よりマーレの戦士になった彼女ですが、そんなアニから発せらせる名言もまた数多くありました。
あんたと一緒だと思われたくない
出典:進撃の巨人24 諫山創 講談社
単行本1巻でのはじめてのアニのセリフです。ジャンが憲兵団に志願する理由が「内地に行けるから」という本音を聞いたあとの、アニの毒のあるセリフ。
アニが憲兵団に志願するのはマーレの戦士として使命を果たすため、始祖の巨人の情報を掴むため、ジャンののほほんとして会話に怒るのも当然!
弱いヤツでも人間だと思われたいだけ
出典:進撃の巨人8 諫山創 講談社
普段無口なアニがここぞとばかりに話しまくった場面。しかも、話がとても深い。憲兵団の腐敗を目の当たりにしたアニの魂のセリフ。
このアニの演説の中で「勇気があるヤツ」としてエレンが登場しています。アニにとってエレンの存在は、大勢に逆らえる勇敢な奴と評しているのもポイントでしょう。
アニは父親に逆らうこともできずにマーレの戦士となります。それは、違和感を持っていても流れに逆らうこともできずに、いつしかなりたくもないマーレの戦士の一員になっていた。
エレンの姿に自分にはない(あるいは、できない)部分を見出し一目置いているようにも思えます。ただ、エレンが勇敢ではなく、単なるバカって可能性もあるけど、それはまた別の話w
降参なんかしないで学習しなよ
出典:進撃の巨人11 諫山創 講談社
訓練兵時代、対人格闘術の相手はきまってエレン。エレンはアニの体術を身につけるたけに相手をしてもらっていたのだが、アニはまず手加減しない。
一切の休憩も許さずボコボコにしていくアニ。そして、とうとう見かねたミカサがアニに戦いを挑むところまで発展。
はたしてどっちが勝ったのか、、、その結末は未だ闇の中。ちなみに、アニとの体術訓練エレンを確実に強くし、アニの技を使いこなすエレンが描かれました。
顔を近づけないでくれる?
出典:進撃の巨人24 諫山創 講談社
そもそも、始祖の巨人奪還作戦ははじめから計画は破綻していた。ライナーをかばうために壁に付く前に死んでしまったマルセル。
さらに壁内になんとか乗り込めたはいいが、作戦はちっとも進まない。おまけにライナーがリーダーになると決断したはいいが、エレンたちとはしゃぎ夜はぐっすり寝てしまう。
結局、作戦を着々と遂行しているのはアニだけで、ほかの奴らは役にも立たない。ストレスが最高潮に達した彼女の支持を黙って聞くライナー。ちなみに、ライナーはその後もミスを犯しています。
出典:進撃の巨人19 諫山創 講談社
マルコに話を聞かれたときです。このときアニは「ふざけるなクソ野郎」とライナーを罵りますが、ライナーの巧みな誘導でマルコを殺しています。
いつも思うんはライナーは窮地になると力を発揮する厄介な奴。マルセルが食われたときも、アニたちを無理くり説得していたライナーの姿がありましたからね。
結局ライナーにはリーダーとしての役目は重すぎた。
次第に精神が病んでいくのもなんだか分かる気がします。そして、自殺という選択も選べないまま苦しみながら生き続けます。ライナーもまた犠牲者の一人なのです。
アニ復活の可能性を探る!
アルミンとアニの関係
結晶化したまま地下に安置されているアニ。結晶を壊す術を持たない壁内人類は、アニを放置状態にしているのが現状です。
ですが、ベルトルトの能力を継承したアルミンの様子がどこか変です。継承後、しばしばアニの元へと通う姿が描かれています。
能力を継承する前はそんな描写は一度も描かれてなかったはずが、その理由が28巻にて明らかになります。教えてくれたのは今やアルミンと敵対するエレン。
出典:進撃の巨人28 諫山創 講談社
エレンの説明が正しいとするなら、アルミンがアニの元に足しげく通うのは自分の意志ではなく、能力を継承したベルトルトの意志がアルミンを動かしていることになります。
ベルトルトはアニに好意を寄せていたのは明らかです。その思いがアルミンにも少なからず影響しているということなのか。今度のアルミンの動向はチェック。
結晶化が解ける日
アニが地下に放置されているのは、結晶が壊せないからです。ただ、戦鎚の巨人との戦いで見せたように、顎の巨人であれば結晶を砕くことは可能なのことが判明しています。
このことから、結晶を壊す手段はあるにはあります。とはいえ、現在の王政は内部分裂も甚だしいほどゴタゴタ状態。アニどころではないようにも思えます。
今後のストーリーで、アニの結晶が解ける日が来たら、壁内のあまりの代わりっぷりにどんな反応をするのか、気になるところではあります。
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