巨大エレンとの戦いも佳境です!立ちはだかる歴代の巨人の出現に劣勢に立たされていた前回、頭部の爆破、アルミン奪還も苦戦中。
137話では座標へと辿りついたアルミンと、砂をコネコネしていたジークとの対話。どう展開していくのか?
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生命の目的は「増えること」
アルミンとジークの人類存亡をかけた話し合い。ジークが話すのは「生命」のお話。生命の本質は「増える」ことにあるという。
太古の地球で、なんやかんやで生命が生まれ、これまでにさまざまな形を変え、環境に適応しながら連綿と続いている。
人間もまた生命の一つ、ゆえに、人間が生きる目的もまた「増える」ことにあると、砂をコネコネしながらジークは語ります。
始祖ユミルが望むもの
そして、始祖ユミルもまた「生命の目的」に逆らえず日々恐怖する一つの生命。目的を破れば「死」が待ち受けるのみ。
そんなとき、偶然にも獲得したのが巨人化能力。より強く、より巨大に、そして「座標」という死さえ存在しない世界を生み出した。
だが、圧倒的力を手に入れてもなお、始祖ユミルはフリッツ王に従い続けた。なぜ逆らおうとしなかったのか、ユミルの目的とはなんだったのか?
ジークの変化と座標からの脱出
結局、ジークは始祖ユミルが望むものが分からず振られ、エレンが選ばれた。目的を失ったジークは何もかも諦めていた。
「種の存続がそんなに大事なのか」
「生きるということはいずれ死ぬこと」
「生命の目的を達成する意味があるのか」
グチグチと話すジークに、アルミンはうつむき押し黙るしかなかった。だが、ふと壁が崩壊する前の幼き日を思い出す。
生命は「増える」ためだけに生きるんじゃない!意味がなくても、大切なものがあるとアルミンはジークに力強く訴える。
そんなアルミンの話にジークもまた、先代の獣の巨人継承者クサヴァーさんとの楽しかったキャッチボールを思い出していた。
何の意味もないことに楽しさを見いだしていたあの頃を思い出したジークは、自分がやるべき使命に気づくのであった。
巨大エレンとの決戦
一方現実の世界では、ミカサたちの劣勢濃厚が確実だったが、ベルトルトら歴代巨人たちがミカサたちに加勢しはじめる。
すべてはジークの後押し。道を通じて眠っていた歴代の巨人たちを呼び覚まし、ミカサたちに加勢するよう頼んでいた。
そして、ジークもまた現実の世界へと戻り地鳴らしを止めるためリヴァイの注意を引き、そして、あっけなく首をはねられた。
地ならし停止!
アルミンを救出し爆弾の起爆にも成功。そして、最後に巨人化能力を発動させたアルミン。「さよならエレン」という言葉と共に・・・。
つづく
進撃の巨人137話深掘り考察
ここからは進撃の巨人137話の考察です。今回もいくつか気になるポイントがあったので整理していきます。
地鳴らしの止め方は規定通り
出典:進撃の巨人133話 諫山創 講談社
地鳴らしを止める方法については、飛行艇の中でのピーク、リヴァイ、そしてアルミンの会話にあった流れの通りに進んでいきましたね。
- ピーク:アルミン巨人化提案
- リヴァイ:ジーク倒し地鳴らし停止
- アルミン:渋々ながら了承
アルミンがジークを説得?というか、生命の目的を再確認させたことで、協力してくれる流れへと進んでいきました。
リヴァイとの因縁の戦いは、思いのほかアッサリめでしたが、予定通りなら超大型巨人化の爆風でエレン死亡ルートになるが...
始祖ユミルの目的とはなにか?
進撃の巨人最終回に向けてポイントになりそうなのが、始祖ユミルの目的とやらです。
137話において、始祖ユミルがジークではなくエレンを選んだのは、「始祖ユミルの目的」を理解できていたからでした。
ジークの話では、始祖ユミルが何を望んでいたかは分からなかったとしているけど、ヒントとなるワードはいくつか出ています。
- フリッツ王に従属し続けたのはなぜ
- 始祖ユミルの未練とは
- 座標と道で繋がりを求めていた
巨人化の力を持ちながらも、奴隷同然の扱い、それでも、始祖ユミルが反抗しなかった理由はなんだったのかね?
始祖ユミルが望んだのは愛?
出典:進撃の巨人30巻 諫山創 講談社
ユミルが望んでいたものとして「愛」の可能性はありそうです。ユミルが奴隷時代に、マーレ人の結婚式を遠くから眺めてるシーンがありました。
137話においても同様のコマが描かれていて、ここから「愛」だの「家族愛」だの、そんなワードが連想できそうです。
仮に始祖ユミルが望んでいたものが「愛」だったなら、進撃の巨人のラストは思っていたよりもキレイにまとまるのかもしれない。
気になるのはブタを逃がした理由
出典:進撃の巨人135話 諫山創 講談社
ただ、引っかかるのが135話で、マーレが飼っていた豚を始祖ユミルが故意に逃がしていたコマで、何を意味していたのかです。
始祖ユミルは自由を望んでいて。自由のメタファー的な意味があったのではと思ったんだけど、そうではないのか?
ユミルが望むのが「愛」であるなら、ブタさん解放にはどんな意味があるのか、次回のストーリーで分かるのかな。
光るムカデとエレンの生死
始祖ユミルが巨人化の能力を手に入れたのは、太古の昔に生まれ生き延びていた、光るムカデに寄生されたからですよね。
ジークが言っていた生命の目的が「増えること」なら、光るムカデは、エルディア人に寄生することで増えていった。
それは、生命(光るムカデ)が生きるために持っている本能であり、巨人化する人間が増えていった理由にもつながります。
と、そこまではいいんですが、問題は今回のアルミンの超大型巨人化による爆風で死亡したか問題ですが、ここについて最後に考えていきます。
エレンは死亡か?生存か?
出典:進撃の巨人30巻 諫山創 講談社
エレンの死亡の可能性は薄いってのが私の意見。というのも、進撃の巨人の能力でエレンはこの戦いの結末を見ているはずです。
座標でジークと共にグリシャの記憶を辿ったあのときにエレンが話していたことから、このタイミングでエレン死亡はない(はず)。
ただ、もしエレン死亡なら、未来の情景を誰を通してみたかって話になり、ま、まさか、エレンの血を受け継ぐ人物がいるとか??
進撃の巨人137話みんなの感想・考察
SNSの137話に関する意見・考察を紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
始祖ユミルの未練って何だろう。ずっと、自分が豚を柵から逃したことで自分と子供達や子孫が悲惨な運命を辿ることになったのが未練で、その想いから発生したのが始祖の巨人で壁の中の平和に籠るところに繋がったんだと思っていたのだけど今月号を読むと違う気がしてきた。
— hukamin⛩ (@xxlagurus) February 9, 2021
ユミルが豚を逃がした理由と
王を庇った理由
最後にエレンと共鳴して地ならしを発動した理由
これが繋がらない— Charlotte (@__Charlotte_oO) February 8, 2021
始祖ユミルちゃんは愛を求めててエレンくんはそれを知ってたっていうふうに見えたけど、そうなのかな…?
エレンくんが愛を知ってるって違和感あるけど、馬車の上でお顔赤らめて「お前たちが大事だ」っていうエレンくんは確かに愛を知ってるよな…— ペタス_サシャアンソロ再販中 (@petas_umlaut) February 9, 2021
ミカサの気持ちをジークは理解できてエレンは理解できなかったのに始祖ユミルちゃんの愛をジークは理解できなくてエレンは理解できたのか…?
— 死に急ぎクソバカ野郎 (@choco_kakipee) February 9, 2021
進撃の巨人137話まとめ&138話予想
- ジークとアルミンの対話
- 始祖ユミルの目的とは?
- ジークがアルミンに力貸す
- オカピ型巨人からアルミン奪取
- 巨大エレンの頭部破壊に成功
- ジークはリヴァイに倒される
- アルミン能力発動でエレンは?
やや急ぎ足な感じもしますが、ラストへ向けて怒涛の展開!そして、以外にも犠牲者が一人も出てないのもうれしいところ。
ただ、今回ラストで、アルミンの能力発動に巻き込まれたライナーがどうなるか、気になるのはココですよね。
硬質化でアルミンの爆風をどこまで耐えれるか、そして、光るムカデを倒してしまったらエレンはどうなっちゃうのか?
つづく
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