進撃の巨人28巻にてアッカーマン一族に関するさらなる秘密が明らかになりました。ミカサをはじめリヴァイやケニーに関すること。
尋常ならざる力の正体
についてです。
さらには、ミカサが度々発症しして頭痛の正体についても明らかに。ただ、これについては議論の余地アリなので、そこらへんも含めて考えていきます!
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ミカサの頭痛の謎とアッカーマンの強さの正体
28巻で明らかになったのはミカサをはじめとするアッカーマン一族の強さの正体について。アッカーマン一族については、23巻にて、
巨人化学の副産物
と表現をしていました。
とはいえ、マーレの学者は「巨人化学」と大層な名前を掲げているものの、その正体についてはほとんど分からないのが現状。
ただ、今回、エレンがアッカーマン一族がどうやって生まれたのかについて、かなりツッコんだ説明をしています!
出典:進撃の巨人28 諫山創 講談社
アッカーマン一族とは、エルディア帝国がユミルの民を弄りまわした結果できた偶然の副産物。副産物とは、そういう意味だったのかと分かります。
エレンの説明をまとめるとアッカーマンとは次のような習性を持つ一族となる。
- 人の姿のまま一部巨人の力の発動可能
- 誰かを宿主と認識すると宿主を一生守る
- 条件を満たすと力に目覚める
- 力は「道」を通じて得る
- 力に目覚めると頭痛に悩まされる
エレンがミカサに説明した内容はだいたいこんな感じでした。上記の「アッカーマンの習性」については、ミカサだけでなくリヴァイたちにも当然当てはります。
ただしである!
これらエレンの説明の中で気になるところもあります。そんなわけで、次からはアッカーマン一族の習性をさらに深く考えていきます。
ミカサの頭痛の謎
- 人の姿のまま一部巨人の力の発動可能
- 誰かを宿主と認識すると宿主を一生守る
- 条件を満たすと力に目覚める
- 力は「道」を通じて得る
- 力に目覚めると頭痛に悩まされる
まずはミカサの頭痛についてのお話。ミカサの頭痛シーンは、それこそ1巻から幾度となく描かれていました。
ミカサの頭痛の正体とは、本来の自分が宿主の護衛を強いられることに抵抗を覚えることで生じる、体の拒否反応のようなものだという。
たしかに、今までミカサの頭痛シーンにはエレン、あるいはエレンと親しい者が窮地に陥っている場面で頭痛を発症しているように見えます。
出典:進撃の巨人1 諫山創 講談社
頭痛とは覚醒した副作用なものか
たとえば1巻では、養母カルラさんが目の前で巨人に喰われるときに、頭痛を発症させたように、エレンだけでなく、エレンの家族や友人に危機が及ぶときに頭痛は発症しやすいようです。
エレン以外での頭痛の発症としては、エレンママのほかアルミンがまる焦げになったときに頭痛が発症しています。
ルイーゼのケース
ただ、これ以外に一つだけ例外があります。27巻にて登場したルイーゼのケース。ルイーゼについては、彼女の話から、かつてミカサに助けられた少女であったようです。
ミカサがルイーゼと会話した後で頭痛が発症するシーンが描かれますが、ルイーゼとはじめて会ったときにもミカサは頭痛を発症しています。
出典:進撃の巨人2 諫山創 講談社
ルイーゼとミカサになんらかの繋がりがあるのでは?
と頭を一瞬過ったんですが、ストーリーを追っていくとルイーゼと彼女の母親の二人の姿を、今は亡きミカサの母親と重ねていたように思います。そして頭痛によって思い出したのが、両親がゴロツキに殺され、ミカサが覚醒した記憶。
2巻と27巻でのミカサの頭痛が発症した後の共通点として、母親を殺害したゴロツキの回想シーンが描かれていることからしても、ルイーゼはミカサの母親を思い出すキッカケとなっていると思われます。
ルイーゼのあの敬礼も、ミカサが子供の頃のルイーゼにしたものでしたから、あの敬礼を見て再び過去の記憶が蘇ってきたための頭痛を発症した、そんな流れに思います。
ミカサの覚醒
- 人の姿のまま一部巨人の力の発動可能
- 誰かを宿主と認識すると宿主を一生守る
- 条件を満たすと力に目覚める
- 力は「道」を通じて得る
- 力に目覚めると頭痛に悩まされる
ミカサが力に目覚めたのは、エレンがゴロツキに殺されそうになっていた場面でした。あの場面をここで振り返ってみたいと思います。
出典:進撃の巨人2 諫山創 講談社
エレンの戦え!戦え!という言葉を聞いたその瞬間、全身の震えが収まり完全に自分を支配できるようになったと言っています。
このときの描写をさらに見ていくと、脳や筋肉のコマも描かれえおり、道によって先人の戦闘経験を会得したように見えます。
そしてゴロツキの心臓を一突きしています。
リヴァイ・ケニーも覚醒経験アリ
アッカーマン一族が力に目覚めるような感覚はミカサだけでなく、リヴァイやケニーが自覚していることは、過去エピソードにて明らかになっています。
出典:進撃の巨人16 諫山創 講談社
突然バカみてぇな力が湧いてきて・・・
このときリヴァイのセリフでは、ある瞬間、力が湧いてきて「何をどうすればいいかわかるんだ」と言っています。
これこそ、エレンが入っていた「道」と通ってアッカーマン一族が培ってきた先人の戦闘経験を受け継いだ瞬間ではないかと言えます。
過去エピを振り返ってみると、今回エレンが話していた説明とかっちりと当てはまるような描写はいくつも見ることができます。
座標と道
- 人の姿のまま一部巨人の力の発動可能
- 誰かを宿主と認識すると宿主を一生守る
- 条件を満たすと力に目覚める
- 力は「道」を通じて得る
- 力に目覚めると頭痛に悩まされる
ミカサをはじめリヴァイやケニーもある瞬間に力に目覚めた経験をしていました。そして、力をどうやって獲得したかといえば、
道
を通って会得した。
エルディア人につながっている「見えない道」を辿っていくと、必ず交わる一点に辿りつくといいます。この交わりが始祖の巨人となる。
ただ、ミカサは東洋人の母親とアッカーマン一族から生まれた子供です。さらにアッカーマン一族は巨人の力の影響を受けない一族です。
だからこそ、迫害を受けてきたわけですよね。
ミカサが道によって覚醒したのであれば、この道は座標からくる道なのかどうか議論の余地がありそうです。そもそもアッカーマン一族と東洋人は壁内の少数民族。
出典:進撃の巨人22 諫山創 講談社
つまりエルディア人ではない(はず)!
だからこそ記憶の改ざんの影響も受けないし巨人の力も通用しないと思ってます。ただ、今回のエレンの発言からして、アッカーマン一族の元を辿ればユミルの民であることは明らか。
「覚醒」と「条件」
エレンの話から、アッカーマン一族はエルディア人の血が混じっている可能性は高そうです。となると彼らにもまた「道」が繋がっているのかもしれません。
さらには、88話「進撃の巨人」の中で、フクロウは座標と道について説明しています。
それによれば、
出典:進撃の巨人22 諫山創 講談社
ユミルの民のほか、「すべての巨人」にも道はあると言っています。
アッカーマン一族のありえない力の正体が、「巨人の力」であることが判明したので、彼らも巨人であると分類するならば、やはり道は繋がっている可能性は高そうです。
なら、どうして記憶の改ざんが効かないのか?
問題はここですよね。
可能性の一つとして、アッカーマン一族が巨人の力に目覚めるためには、一定の条件を満たし「覚醒」する必要があることが今回判明しました。
つまり、覚醒しない状態では道は繋がっていないのではと考察します。覚醒する条件を満たすというのが、イコール、道を繋げるための条件であれば辻褄が合うはず。
さらに覚醒した後には、道はまた閉じてしまう。
これであれば、記憶改ざんも巨人の力の影響も無効化できるはず。これがアッカーマン一族の秘密なのかなと思ったりします。とはいえ、これは可能性の一つ。
まだまだ謎は多そうですね。
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