飛行スキルを獲得し、ジャンたちのピンチを救った顎の巨人ことファルコ、地鳴らしから距離をおき戦いは一時休戦へ。
136話では体制をなんとか立て直したジャンたちが再び激選へと舞い戻ります。が、そこにエレンと対話する選択はなかった...
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ジャンたちの現状
飛行する顎の巨人の上で、今後の作戦を考えるジャンたち。ファルコの救助がなければ全滅していた現実を突きつけられ絶望する面々。
そこにはもうエレンと対話する余裕はなかった。無限に湧き出る複数の巨人、さらに始祖ユミルや歴代九つの巨人が立ちはだかる現状に、
エレンを殺す!
最初に言葉にしたのはリヴァイだった。それに呼応するようにコニー、ジャンも同意していく。だがミカサだけは戸惑いの表情を見せていた。
頭部爆破作戦決行!
反撃作戦はこうだ。ピークと爆弾がある頭部とアルミンが捕まっている尾部の二手に分かれ、それぞれ戦うことにした。
- 構成:ジャン、ライナー
- 目的:ピーク救出、爆弾の起爆
- 構成:コニー、ミカサ、アニ
- 目的:アルミン救出
ライナーとアニが巨人を一手に引き受け、その他メンバーが目的を達成にむけ動く。厳しい作戦だがやる意外の選択肢はない。
数多の巨人の中に特攻していく顎の巨人、作戦通り二手に分かれる。「死ぬなよ」と仲間と言葉を交わし再び激選がはじまろうとしていた。
オカピ型の巨人を捕まえろッ!
超大型巨人の頭部では、鎧の巨人となったライナーが複数体の巨人を抑え込んでいく。その隙を縫うようにライナーは頭部へと向かう!
目的は首に絡みつく爆弾の起爆。さらに鉄鎚の巨人に串刺しにされていたピークもなんとか復帰しジャンの援護へと回る。
一方、尾部班はアルミンを連れ去ったオカピ型巨人を仕留める作戦に出る!だが、複数体の巨人がミカサ達の前に立ちはだかる。
アルミン、自分を罵倒し気づけば...
その頃、オカピ型巨人に口を塞がれ窒息状態のアルミンの意識は現実世界にはなかった。気絶?仮死?アルミンの状況は不明。
ただ、死亡はしていないようだ。その証拠に意識はあるものの、動きたくても動けない自分に罵倒するアルミンがいた。
だが、感情に身を任せていた己を反省し、次第に冷静さを取り戻していく中で、自分がいま「座標」にいることに気づく。
そして・・・
あたり一面に広がる砂の大地、そして目の前には光の柱、道を束ねる座標だ。そこにはアルミンともう一人、ジークの姿があった。
つづく
進撃の巨人136話深掘り考察
ここからは進撃の巨人136話の考察です。今回もいくつか気になるポイントがあったので整理していきます。
巨人の力の正体
始祖ユミルが巨人化の能力を獲得したのは、彼女がマーレの奴隷だった頃の回想の中で描かれていました。話数で言えば122話。
ユミルが始祖ユミルになったのは、マーレの追手から逃れる中で、巨木の根本にあった水溜まりに落ちたことがきっかけでした。
出典:進撃の巨人122話 諫山創 講談社
このとき、ユミルの背中に謎のきっしょい生物だかなんだかが寄生したことで、巨人化の能力を獲得することになった。
人間(エルディア人)と謎の生物は、いわは共存関係にあるのか?生物は宿主である人間に寄生する代わりに巨人能力を使えたのでしょうか。
なんでこんな話をするかと言えば、136話でガビが人間(エルディア人)に寄生している気持ち悪い生物について言及してたから。
エレンが首ちょんぱされたとき、胴体から光るムカデのようなものが飛び出してきたと発言しており、巨人化の正体であるのは確かです。
このガビの発言が以後、伏線として登場してきそうな感じはあります。最終回にむけて巨人の力の正体に言及するのは自然な流れだから。
ただ、これがエレンとどうつながっているのか。中二病を絶賛発動中のエレンを我に取り戻すヒントに光るムカデが関係してくるのか?
リヴァイの存在感
出典:進撃の巨人136話 諫山創 講談社
なんだかんだいってリヴァイって優しい男だなと改めて思った次第。「エレンを倒す」ことは残酷な決断です。
でも、あの場面でエレンを殺すことを言いだせるのはリヴァイしかいなく、もし少しでも躊躇したら確実にこちらが全滅する。
だからこそ、再度戦いに挑む前にリヴァイが一番に言葉にして、みんなの意思を固めさせた、そんな風に読みました。
アニパパ、またもや死亡フラグw
これで二回目ですよね。マーレ兵士とのいざこざから、レオンハートさんの死亡フラグが描かれたのはwww
出典:進撃の巨人125話 諫山創 講談社
一回目は125話。このときはマーレ兵の銃に掴みかかり、射殺覚悟の大胆な行動でしたが、その後生存が確認。
なら今回の死亡フラグはどうなのか。125話のコマと比べてみると、まず気づくのが銃声の音の違いです。
125話では「ドオオオ」と大きな音が一発なのに対して、136話では「ドン、ドン、ドン、ドン」と短い銃声が四発。
出典:進撃の巨人136話 諫山創 講談社
この銃声の違いから、136話で発砲した銃は兵士ではなく、ミュラー長官が持っていた銃の発砲音であることが分かります。
仮にアニパパにむけて発砲したなら撃ちすぎ、死体殴りもいいところです。なので、威嚇射撃の可能性が高そうですw
なぜオカピなのか?
前回アルミンを連れ去った巨人の姿は「オカピ」と呼ばれるブタに似た動物でしたが、なんでここにきてオカピなのか?
オカピではなく「豚」ならまだ、前回の描かれていたブタを逃がすコマと関係しているのかなと思ったりしたんだけど、豚ではなくオカピ。
そもそもオカピとはどんな動物なのか。ウィキで簡単に調べてみると、キリン科に属する哺乳類らしいです(ちなみにブタはイノシシ科)。
豚というよりはシマウマに似ている動物で、舌が長いのが特徴。アルミンを捕まえたときも長い舌を使ってましたよね。
作中で描かれるオカピ型巨人は確かに豚ではなくオカピの特徴に当てはまるけど、なぜ豚ではなくオカピなのかが分からない。
託されたアルミン
それぞれが、人類存亡をかけて激戦を繰り広げる中で、アルミンが辿りついた座標。そして、そこにいたのはジークでした。
となると、地鳴らしを停止させる役目はアルミンに託された、そんな展開になってきそうです。そういえばあのときのリヴァイのセリフ。
出典:進撃の巨人133話 諫山創 講談社
地鳴らしへと向かう飛行艇の中で、リヴァイは「ジーク殺せば地鳴らし止まるんじゃね」と発言しており、これに同意してたのがアルミンでした。
このセリフから考えても、ジークとの接触が叶ったアルミンが、地鳴らしを止める鍵になるのは確定でしょう、問題は対話か対立かです。
進撃の巨人136話みんなの感想・考察
SNSの136話に関する意見・考察を紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
「君もユミルに食われたか」 だからオカピはユミルさん…?
— iso (@ISO5o) January 9, 2021
まぁ始祖ユミルが逃がしたとされる豚の象徴でしょうね。
オカピ
— ハイパー浪浪 (@miyabi_ImRe) January 8, 2021
アルミン道でジークと話し合ってくれ、きっと話し合いができるよあそこなら…アルミンはいつだって対話で解決できるんじゃないか?話し合えばわかりあえるんじゃないか?っていってたもんね、
— nika (@hosilily) January 9, 2021
進撃の巨人136話まとめ&137話予想
- リヴァイのエレン殺す発言に皆同意
- エレン殺害に複雑なミカサ
- 頭部爆発を狙うジャンたち
- アルミン救出に望むミカサたち
- 座標でジークと出会うアルミン
進撃の巨人最新刊が発売されましたね。そして帯には「次巻最終巻」の文字が!となると、残り2~3話程度で最終回になりそうです。
残り話数を考えても、アルミンがキーパーソンになってくるのは確実。少なくともアルミンはまだあきらめてはいない。
今回悲しかったのは、あんなにジーク殺すマンだったリヴァイが、負傷のため戦況を見守るしかなかったこと。
そして、ジークと接触したのはエルヴィンから団長を受け継いだアルミン。対話か対立か、ラストの煽り文「あきらめない」が対話を諦めないアルミンの姿勢であるなら・・・
つづく
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