エレンの行動を理解できず不安だけが募っていく中で、アルミンは自暴自棄になり、ミカサはするべき行動を見失っていた。
地鳴らし発動による衝撃はマーレ及び世界だけでなく、壁内人類においてもパニックになっていたというのが前回までの動向。
126話では、そんなバラバラだった者たちが一つの決意へと向かう回へ!士気の高まりに物語は胸アツな展開へ!
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ハンジ・リヴァイの決意
今回の進撃の巨人は、一致団結に向けての各キャラの決意合戦。敵も味方も懐かしき104期生も、みんながみんな一丸となっていく。
出典:進撃の巨人126 諫山創 講談社
125話でハンジはマガトとピークの接触を試みましたが、その真意が明らかになった。どうやら利害の一致を交渉に共闘を結ぶつもりでいます。
マガトらは地鳴りをなんとかしようと思うも、飛行船はすでに撤退したことから、なにも出来ない状況下にある。
一方で、ハンジらはジークをタヒりたいと考えている。とくに、リヴァイは取り逃がしたことに責任を感じており、なんとしてもタヒりたい。
というわけで、お互いの利害は一致。地鳴らしもジークも、結局のところ始祖の巨人をどうするかが問題なので、ここに共闘が実現した!
リヴァイの重傷具合
ちなみに、フロック率いるイェーガー派から逃れるために、川に飛び込んだハンジとリヴァイですが、ハンジの懸命な処置によってリヴァイの死亡は回避できたようです。
ただ、リヴァイが目覚めハンジと会話をするシーンも描かれてはいるものの、起き上がることがやっとの状態で歩行は未だ困難のようです。
ジークの自爆による傷はかなり深そう。間近で爆発を受けたたことから、生きていることが奇跡、それこそアッカーマン一族だから生き残れた。
コニーとアルミンの決意
コニーとアルミンにも決意となる機転が訪れます。コニーは巨人にされた母親を元の姿に戻すために、ファルコを喰わせようと考えていた。
コニーの考えを阻止するために、アルミン、そしてガビが追いかけていました。ただ、コニーは母親を元に戻すとはいえ負い目もあった。
そして、アルミンはエルヴィンの代わりに生き返ったにも関わらず、その使命を果たせず苦悩していた。ミカサに感情をぶつける場面もありました。
コニーとアルミンのそれぞれの胸中に抱いていたくすぶりが、今話でようやく晴れてきた。そして、自分たちがなすべきことを決意する。
ミカサの決意
ミカサの決意も描かれます。前回マフラーを紛失していましたが、その意図は、ミカサが始祖の巨人を止めるための伏線だったようです。
ミカサのマフラーを持ち去ったのはルイーゼでしたが、マフラーを取り返したミカサがエレンに対して抱いた感情とはなんだったのか。
ルイーゼとの接触でミカサにどんな心境の変化があったのか定かではありませんが、アルミンと行動を共にするってことは、彼女なりに気持ちの整理はできたってことなのかな。
アニの決意
アニのこれからの動向も不明なままでした。ただ、アニの目的は父親がいる故郷へ帰ること。けど、地鳴らしが発動してしまい、故郷が危険にさらさてる状況です。
今回、パイをモグモグしていたアニと偶然遭遇したアルミンたちですが、アニが彼らと行動を共にしたのは、父親を守るための行動と考えると納得です。
125話での、アニの過去と父親の関係がアルミンたちの仲間になるための、ある意味伏線になっていたと言えます。
ジャンの決意
そして、最後はジャンの決意。ジャンといえば、フロックにイェーガー派への介入を打診していましたが、ジャンはフロックの言う「自由」に違和感を感じていました。
それが、126話で自分なりに納得できる決意に辿りつくことができた。イェーガー派には属さずに始祖の巨人を止めるために動く決意です。
ジャンの「骨の燃えカス」の真意
出典:進撃の巨人126話 諫山創 講談社
ジャンのセリフにあった「骨の燃えカスが俺を許してくれねぇんだよ」というセルフ、これはジャンが重大な決意をするときの決まり文句です。
ジャンの「骨の燃えカス」発言をさかのぼると、単行本3~4巻での「トロスト区奪還作戦」まで戻る必要があります。
この作戦の中で、ジャンの同期だったマルコが殉職したのですが、このときジャンはマルコの遺体を目撃します。
その後、遺体を集めて火葬する場面で、ジャンは火葬の近くに転がる小さい骨を拾い上げ、そこで「どれがお前の骨だか分からない」と言います。
出典:進撃の巨人4 諫山創 講談社
奪還作戦で何十人と殉職した兵士が燃やされるなかで、ジャンが拾った骨がマルコのものかもはや分からない状況。
巨人との戦いが、いかに恐ろしく無謀なことかをイヤというほど思い知らされたのがトロスト区奪還作戦でした。
もしかしら、あのとき死んでいたのは自分でもおかしくなかった、マルコの死をきっかけにジャンの考え方が変わっていきます。
いま何をすべきか、何をすればこの地獄のような世界を救えるのか、ジャンは死んでいったマルコに兵士に恥じないよう行動し決断する覚悟を決めます。
これがきっかけとなり、ジャンは調査兵団への入団を決意することになったんですよね。
第57回壁外調査では、126話と同じセリフを口にしています。このときジャンは、女型の巨人と遭遇、仲間が撤退する時間を稼ぐため動いた。
出典:進撃の巨人6 諫山創 講談社
このときも、「骨の燃えカスに」とあのとき死んでいったマルコに恥じない行動をするため、女型の巨人を誘導するという命がけの決断を下します。
126話では、進撃の巨人初期のジャンの決意前の口グセともいうべきセリフが、久しぶり登場した場面でした。
死んでいったマルコはもちろん、殉職していったすべての兵士に恥じない行動をするためにジャンは覚悟を決めたのがあの場面だった(カッコイイ!
進撃の巨人126話みんなの感想・考察
SNSの126話に関する意見・考察を紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
進撃の巨人126話、一気にバラバラだったキャラ達が一丸となっていく展開を1話でサクッとやっちゃってるの感心する。 個人的には望んでる展開とは違うんだけど・・・(*・ε・*) #進撃の巨人
— usamimi (@usanomimi) February 7, 2020
なぜイェレナを生かしたのか。
ピークではなく、マガトの要望なんですね。
始祖に取り込まれているだろうジークとつながりが深く、パラディの現状も知っていて、かつマーレ人でない人間はイェレナだけ。
ここら辺がポイントなのかな。#進撃の巨人 #126話 #31巻 #ネタバレ #考察 pic.twitter.com/JNKQuwJSpb— エドノポー@「進撃の巨人」の謎が分かった (@edonopoh) February 7, 2020
『進撃の巨人』
ジャンの決意 pic.twitter.com/SqiqbcRa4S— 30秒アニメ名シーン動画 (@30anime_) February 6, 2020
ルイーゼ→ミカサの関係はミカサ→エレン関係を写しているていうのわかる~て感じだ、自分を慕う危篤状態の少女への態度としてはミカサの対応は些か冷たいものだったけど、彼女は自分だと思い見ていられなかったのか、自分は彼女が想うような人間じゃないと気づかせたかったのか
— すん (@pFNNNNN) February 7, 2020
ピーク・フィンガーが本名のピークはここまで来てやっと今回初めて本名出してきたってことはリヴァイの指(フィンガー)を治す伏線って考えてる人天才ですね
— 岳翔@◢͟│⁴⁶ (@gakutobell) February 8, 2020
進撃、ようやく長い承が終わりを迎えそうだ。
こっちを見ている人影はシャーディス教官かな。— 止水 (@hakoori) February 6, 2020
窓に映る人影の正体は誰?
出典:進撃の巨人126話 諫山創 講談社
125話からのつながりから考えると、あの場所にいたシャーディス教官の可能性は高そうだけど、どんな伏線になるのか分からない。
そして、SNSではあの人影がエレンではないかという説が浮上しています。すこし気になったので考察してみたい。
ハンジの推測ではあるものの、始祖の巨人にジークが取り込まれているとすれば、始祖の巨人にエレンがいなくても問題はないはず。
そうなると、人影がエレンである可能性は完全には否定できない。それに、伏線としても意味を持つよなと思ったりする。
進撃の巨人126話まとめ&127話予想
- ハンジ、マガトらと手を組む
- 104期生の決意(ライナー除く)
- マフラーはルイーゼが所持していた
- イェーガー派との仲たがい
- 始祖の巨人を止めるため一致団結!
地鳴らし後のアルミンたちはするべき方向を見失っていましたが、126話では彼らの気持ちは紅一点しはじめます。
ハンジとマガトの共闘、コニーやアルミンたちが自分のすべきことに気付き行動しはじめる、そんな回だったと思います。
そして、それぞの決意が明らかになったことで、vsエレンという分かりやすい構図となりストーリーもかなりスッキリしてきた。
つづく
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