魔力空間・決闘場でのパーシバルとモートラックの戦い!激しい斬撃を受けきり、反撃するパーシバルを描いた前回。
127話では、二人の戦いは決着を迎え現実世界へと戻ります!果たして勝者はどちらか、そして明かされるパーシバルの出生秘話!?
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勝負アリの致命の一打!
モートラックにクリティカルの一撃を与えた前回!これが致命傷となり、パーシバルの勝利が確定、魔力空間の決闘場が崩壊していく。
魔界に戻ってきた二人。倒れるモートラックを目の当たりに、仲間たちはパーシバルが勝利したことを確信し歓喜に沸いた!
一方、拘束されている混沌の騎士たちは、驚きをかくせないでいた。剣術の達人が負けるとは想像もしていなかったようだ。
この場面のポイント決闘場での二人の約束
決闘場での戦いの前、モートラックは「パーシバルの出生の秘密をすべて知っている」と、話していたんですよね。
これに対してパーシバルは、「もし僕が勝ったら知っていることを教えてもらう」と宣言!今回パーシバルが勝利し出生秘話が判明する流れに。
気になる内容は次から詳しく見ていきます。騎士道精神に則り、敗北したモートラックは約束を果たすべく語りだす。
パーシバルの出生秘話
すべての始まりは16年前。魔神王の毒に冒された母体から生まれたのがディオドラ。イロンシッドの息子だ。
魔神王の毒はディオドラにも影響を与え、余命いくばくもない病弱な身体で生まれてきたという。完治は極めて難しい。
息子を救うために、イロンシッドはあらゆる治療を探し、そして、禁呪(きんじゅ)に手を出してしまうのです。
出典:黙示録の四騎士127話 鈴木央 講談社
赤ん坊の死体を器に、自身の寿命を捧げ「生命の精霊」を呼び出し器に宿らせる。この器(=赤ん坊)にディオドラの魂を移しかえようと考えた。
この場面のポイントイロンシッドの禁呪
イロンシッドが息子を助けるために、手を出した禁呪の効果及び代償を整理してみると、以下の通りになります。
- 器に生命の精霊を宿す技
- 器は死亡間もない赤子を使用
- 発動には自身の寿命を捧げる
こうして、禁呪を成功させたわけです。そして、器として使用された赤ん坊というのが、パーシバルだったのです。
パーシバルに宿る存在が、生命の精霊であることは判明していますが、なぜ人間に宿ることになったのか、その理由が今話判明したのです!
バルギスと神の指
禁呪は成功しディオドラの魂を移すだけという段階で、バルギスが猛反対します。ありのままのディオドラを愛せばいいという!
だが、イロンシッドは聞く耳をもたなかった。その夜、バルギスは器(=パーシバル)を連れて、永遠の王国を離れ神の指に隠れた。
パーシバルはディオドラの魂を移し替えるための器として生まれてきたにすぎず、イロンシッドの息子ではなかったのだった。
この場面のポイントなぜパーシバルを殺そうとするのか
ディオドラの治療のために禁呪まで使ったイロンシッドですが、神の指で速攻パーシバルを殺しにかかったのはなぜだったのか。
今回語られた過去エピソードによれば、必要なのは自我を持たない器であり、自我を持ってしまうと器になりえないようです。
バルギスがパーシバルを連れ去ってから16年の歳月が経過し、その中で自我を持った。イロンシッドからすれば、悲しいかな用済み。
黙示録の四騎士127話まとめ&128話予想
- モートラックに勝利したパーシバル
- パーシバルの出生秘話判明
- パーシバルは禁呪から生まれた器
- イロンシッドとの血縁関係ない
パーシバルにとっては知りたくない情報ばかりだった今話。涙を流す姿が痛々しかったですが、今は仲間たちがいるから乗り越えてほしい!
感情を持ったことが、まるで「悪」のようになっているけど、それは混沌の騎士の都合!パーシバルを必要とする者たちは大勢いるッ!
つづく
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