何を血迷ったのか「いにしえの秘薬」を息子のマートルにではなく、ナシエンスに渡そうとした妖精王キング。
143話では、仲良し妖精王家族に亀裂が入るかもしれない一大事件が発生!果たして家族の絆は守られるのか!
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嘆きのマートル
妖精王キングがナシエンスに「いにしえの秘薬」を渡そうとしている場面を、偶然にも遭遇してしまったマートル!
父親への信頼はグラリと揺らぎ、怒りにまかせて暴れまくるが、心は空虚のまま、やるせない気持ちは消えず。
そんな自暴自棄のマートルに声をかけたのは、先ほど追い払った頭巾姿の魔術師キルベガンだ。なにやらきな臭いゼ。
忌み嫌われる種族
纏(まと)っていたマントを脱ぎ捨て、全身を露わにする魔術師キルベガン。その姿に、一瞬目を見張るマートル。
敵の正体は、二つの頭を持ちあわせる双頭のリザートマン。その容姿から、忌み嫌われてきた種族の末裔だったのだ。
ブリタニアに居心地の悪さを感じていたキルベガンだったが、アーサー王は彼を受け入れ永遠の王国に居場所を与えてくれたという。
この場面のポイントアーサー王と種族選別
アーサー王は人間族以外の種族は、永遠の王国に入ることを許さなかったはず。王国周囲には強力な結界も張られていましたからね。
出典:黙示録の四騎士143話 鈴木央 講談社
ただ、魔術師キルベガンの話によると、アーサー王が嫌うのは、ブリタニアの歴史において、人間族を苦しめてきた四種族。
つまり、四種族以外の種族であれば、永遠の王国の住人になることも可能らしく、キルベガンはまさにこのタイプ。
闇落ちマートル!?
怒りと絶望の淵にいたマートルは、魔術師キルベガンの甘い誘惑にのってしまい、協力を承諾してしまう最悪の状況に。
魔術師キルベガンの望みは、いにしえの秘薬を得ること、一方のマートルは、胸中に渦巻く感情を晴らすこと、つまりは復讐です。
マートルは、家族や仲間を裏切る決断をしてしまいます。これによって、妖精界の雲行きは怪しくなっていくことに・・・
この場面のポイントキング痛恨のミス
キングにも考えはあるとは思うけど、さすがに十六年間もの間、長兄マートルを放置していたのはマズイでしょう。
さらには、妖精王の森に来て二年足らずのナシエンスに、秘薬を上げようとしていたとは・・・悪手にもほどがありますよね。
この事件をきっかけに家族、とりわけキングの父親としての判断に疑問をもつ子供いたわけで、今後の関係性は気になるところ。
ナシエンスは妖精王の実子
そしてもう一つ!今回確定したのが、ナシエンスが妖精王の実の子供であること!ナシエンスに対する微妙な接し方は、これが原因だったわけか。
出典:黙示録の四騎士143話 鈴木央 講談社
ナシエンスが妖精王の子供だとすれば、「取りかえっ子」の可能性が高く、取り替えられたのはマートルとなりますが・・・
血縁関係がなくとも、これまで通り家族だとは思うけど、こればかりはマートルの気持ち次第、非情に繊細な問題。
黙示録の四騎士143話まとめ&144話予想
- ナシエンスは妖精王の実子
- マートルは血縁関係ない?
- 闇落ちするマートル
本当の子供ではないかもしれないと、ずーっと悩み続けてきたマートル。彼が闇落ちするのもすべくしてなったとも言えそうです。
同情の余地はあるものの、とはいえ闇落ちして家族や仲間に危害を加えることは、絶対にあってはらないこと!
魔術師キルベガンに唆されたとはいえ、ここで手を出してしまったら、本当の本当に家族に戻れなくなるぞ(涙
つづく
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