柱の中でも、終盤まで謎に満ちていたキャラが伊黒小芭内。というのも、最終決戦以前で鬼と戦っている描写がほぼなかったから。
それが、無惨の直接決戦にてようやく伊黒の呼吸と強さの全貌が明らかに。そして、彼の悲しい過去。そんな伊黒のすべてを紹介していきます!
ネタバレありに要注意!
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伊黒小芭内の基本プロフィール
誕生日 | 9月15日 |
年齢 | 21歳 |
身長 | 162センチ |
体重 | 53キロ |
呼吸 | 蛇の呼吸 |
階級 | 甲(柱) |
好物 | とろろ昆布 |
伊黒の特徴は、オッドアイの瞳と口元をいつも包帯でグルグル巻きにしている姿。とくに口元の包帯は鬼との戦いで傷を負った名残?
なんて憶測もあったけど、実際は伊黒の出生に関係していました。鬼滅の鬼では、悲しき過去を持つキャラが登場しますが伊黒もそんな一人。
伊黒の幼少期、呪われた血筋
伊黒の生家はかなり裕福な一族。贅沢三昧な暮らしをしていた伊黒一族ですが、問題は何を生業にお金を稼いでいたかです。
伊黒一族は、女ばかり生まれる家系で、小芭内は三百七十年ぶりに生まれた男児。けど、おかしなことに伊黒は生まれてからずっと座敷牢での生活。
牢には常に頑丈なカギがかけられ外には一歩も出られない、12歳になるまで一度として座敷牢から出たことがなかったといいます。
伊黒一族の本性
真実が明らかになったのは伊黒が12歳のとき。はじめて牢から出され、そこで、この屋敷の主「蛇の鬼」と対面します。
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
伊黒一族が栄えていたのは鬼に従っていたからでした。蛇鬼が略奪した金品で贅沢三昧、代わりに自分たちが産んだ赤ん坊を献上する。
伊黒が生かされていたのは、男児であったこと、そして、風変り目が、蛇鬼に気に入られていたからにすぎませんでした。
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
本来なら赤ん坊のときに喰われていますが、蛇鬼のオキニの伊黒だけは、食べる部分が多くなるまで成長させるよう命令していたのです。
そして、、、蛇鬼は伊黒の口をさかせ、自分と同じような口にさせたのです。伊黒の口元の包帯は、裂けた口を隠すためのものだったんです。
鏑丸との出会いと脱出
その後も座敷牢で一人怯えながら過ごしていた伊黒ですが、そんなとき、たまたま牢の中に迷い込んできた一匹の蛇。
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
伊黒はこの蛇に「鏑丸(かぶらまる)」と名付けます。屋敷内で唯一信じられる生き物として友だちになるのです。これが伊黒と鏑丸の出会いでした。
そして、ある日のこと、家族の目をかいくぐり座敷牢から脱走に成功します。ただ、蛇の鬼は伊黒を逃がしはしません。
蛇鬼は血眼になって伊黒を探しますが、このとき当時の炎柱により滅せられ、伊黒は命からがら生き延びました。
伊黒を助けた「炎柱」とは?
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
ここで気になるのが、伊黒を蛇の鬼から助けた炎柱とは誰だったのかですが、これは煉獄さんの父親の槇寿郎(しんじゅろう)の可能性が高いです。
伊黒が屋敷から逃げたのは12歳の頃なので、9年くらい前です。煉獄さんはこのときはまだ柱になっていません(当時11歳前後)。
そして、このとき出会った炎柱から鬼殺隊の存在を知ることになり、そのまま入隊して柱にまで上りつめることになります。
伊黒が背負い続ける「業(ごう)」
蛇の鬼から解放されたものの、伊黒は他人の財産や人生を略奪してきた一族の、汚れた血が自分にも流れていると感じていたようです(涙
さらに、私利私欲のために自分が産んだ子どもでさえ、平気で鬼に献上する卑しき一族に生まれた負い目から、深い深い業に苛まれていきます。
鬼殺隊に入隊したのも、己の業を少しでも浄化できると思ったからでした。一ミリも悪くない伊黒ですが、自分の血を呪いつづけた悲しき青年です。
甘露寺を好きになった理由
そんな暗い過去を持つ伊黒ですが、鬼殺隊に入隊して変わったことが一つあります。それは甘露寺との出会い。
幼少時のトラウマから女性に対して極度の苦手意識があった伊黒ですが、甘露寺だけは別でした。彼を変えたのはもちろん「恋」をしたから(ポッ
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
柱になるまでに数々の修羅場をくぐり抜けてきたはずなのに、甘露寺が見せる姿はどこにでもいる普通の可愛い女の子。
そんな甘露寺の姿に伊黒は恋しちゃったんです。初対面での眩しすぎる笑顔に惚れた、伊黒が一目惚れした瞬間です。
伊黒が「現世」で告白しなかった理由
出典:鬼滅の刃22 吾峠呼世晴 集英社
ただ、甘露寺のことをどんなに好きでいても、伊黒は告白しようとはしませんでした。その理由は彼の身体に流れる血のせいです。
人様の財産を平気で略奪する一族の生まれという業を背負う伊黒にとって、自分が幸せになることなど許させないと思っていたんだと思います。
好きな気持ちは抑えきないため、他の男が甘露寺に近づくものなら激オコに。その被害者の一人が炭次郎でしたw
伊黒の実力が明らかになったのは終盤
柱の中でも最後の最後まで実力未知数だったのが伊黒でした。彼がガチで戦ったのも無惨との最終決戦でした。
伊黒の「蛇」の呼吸
伊黒は「蛇の呼吸」の使い手で、水の呼吸から派生した呼吸の一つです。その特徴は、文字通り蛇のようなウネウネした攻撃が得意!
蛇の型一覧型 | 技名 | 特徴 |
壱ノ型 | 委蛇斬り いだぎり | 予測不可能なうねる一撃技 |
弐ノ型 | 挟頭の毒牙 きょうずのどくが | 凄まじい闘気をまとう斬撃技 |
参ノ型 | 塒締め とぐろじめ | あらゆる角度からの斬撃技 |
肆ノ型 | 頸蛇双生 けいじゃそうせい | 双頭の蛇がからみつくような斬撃技 |
伍ノ型 | 蜿蜿長蛇 えんえんちょうだ | 広範囲のうねる一太刀 |
蛇の呼吸の特徴は独特な剣の太刀筋。柱稽古で太刀筋の矯正を任されていたことからも、伊黒の剣術の腕は相当なものと言えそうです。
伊黒の太刀筋には、必ず蛇の姿が現れ、さらに彼が持つ日輪刀の刀身は、まるで蛇が蛇行しているようなウネウネ形状になっています。
蛇の呼吸を駆使しながら無惨との最終決戦に臨んだ伊黒であったが、無惨を追いつめたものの、生き残ることはできなかった。
伊黒の最後と恋の行方
呪われた一族に生まれた伊黒にとって、どんなに甘露寺を好いていても、現世では「好きだ」と決して言うまいと決意していました。
それでも、最後の最後まで甘露寺の側にい続けた伊黒、無惨との死闘により致命傷を受けた二人はそのまま、天国へと召していきました。
出典:鬼滅の刃23 吾峠呼世晴 集英社
ただ、最後の最後に甘露寺から「伊黒さんのお嫁さんになりたい」という告白はきっと、いや、絶対うれしかっただろうなと。
そして、時は流れ現代
大正から時代は一気に駆け上り現代へ。そこには、あのとき二人で誓い合った、仲睦まじく定食屋を営む二人の仲良し夫婦が。
転生した伊黒と甘露寺です!大盛りメニューで有名なお店を開き、子供は5人と大所帯な家族で暮らしているそうな。
呪われた一族に生まれた伊黒でしたが、来世となる現代では大好きな甘露寺と再び出会い、そして夫婦になるという大団円ラストでした。
オワリ
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