キャメロット国に拉致されたギネヴィア。その目的とは、アーサー王の「花嫁」に無理矢理させることでした。

91話では、花嫁に迎えたギネヴィアの魔力「未来視」を悪用しようと、アーサー王が暗躍するわけですが、はたして!
イロンシッドと家族
ギネヴィア拉致の任務を終えたイロンシッドは、家路へと戻り、一人息子のディオドラと楽しいひと時を過ごしていた。
キャメロット国に住む魔獣か、はたまた、アーサー王が生み出した魔獣なのか、二体の巨大魔獣と戯れるディオドラ。
明らかに異常な光景なのだが、イロンシッドにしてみれば、息子が生きているだけでうれしい状況なのだろうか。
ディオドラは生きてるか問題
キャメロットは死人が生きる国。正確には、アーサー王の「混沌」の力によるもですが、ゆえに生死の判断が難しい。
ただ、判断する方法の一つとして、キャメロット国から出られない者は、すでに死んでいる者と言えそうです。

出典:黙示録の四騎士91話 鈴木央 講談社
イロンシッドのセリフから考えると、ディオドラにブリタニアは危険な世界だとして行くことを禁止してたけど・・・。
単純に病弱な息子をブリタニア行かせたくない親心なのか、それとも、キャメロットでしか暮らせないからなのか気になるところです。
アーサー王と花嫁
花嫁に無理くりさせられたギネヴィア。捕虜ではなく賓客(ひんかく)として、自由な権限を与えられたのは唯一の救い。
民(たみ)の手前、花嫁としてギネヴィアを迎え入れたが、アーサー王が欲するのは、ギネヴィアの魔力「未来視」のみ。
アーサーの想い人はマーリンだけ。だが、ギネヴィアは側近のマーリンが幻と見抜くと、アーサーは感情を露わにし激昂するのだった。
マーリンの謎
91話で明らかになったのは、これまでアーサー王と一緒にいたマーリンが、実は偽物だったという事実です。
ただ、マーリンの様子は明らかに変でしたよね。当ブログでも、言葉を一切発しないマーリンを怪しんでいました。

出典:黙示録の四騎士91話 鈴木央 講談社
捕虜を使いマーリンの姿にしていたようです。となると、問題は「本物」のマーリンは一体どこへ?まさか、すでに死亡?

今作もキーワードは「愛」
前作「七つの大罪」で言えば、魔神族と女神族という敵対する二種族の男女が出会い、愛しあってしまったのが、すべての原因でしたよね。
つまり、「愛」がキーワードだったわけだけど、今作「黙示録の四騎士」も「愛」が一つのテーマとしてあるのかもしれない。
運命に抗う男
アーサー王は早速、魔力「未来視」の実力を要求する。ギネヴィアは近々起こる出来事(未来)を詳細に伝えた。
ウォルナックの町で黙示録の四騎士と遭遇し、ランスロットに看破される。詳細な未来に感動するアーサー王は、ウォルナックに増援を命じる。
運命に抗(あが)えば大きな代償を払うことになるという、ギネヴィアの忠告をよそに、包囲網が作られていく。
大きな代償とは?
リオネス前国王バルトラの魔力「千里眼」は、確定ではな未来、つまり、この先の行動次第で未来は変えられることが可能です。
一方、ギネヴィアの魔力「未来視」は、未来を変えることは不可であり、変えようとすれば「代償」を受けてしまう。
- 千里眼⇒未来可変可能
- 未来視⇒未来可変困難
ギネヴィアの魔力は、未来改変に代償を伴う点で使い勝手がかなり悪い。アーサー王は、この弱点を知らずに「花嫁」にしたようです。
黙示録の四騎士91話まとめ&92話予想
- マーリンは偽物だった
- アーサーに未来を伝えるギネヴィア
- 未来を変えようとするアーサー
今回マーリンが居ないことが判明したけど、だとすれば、今のアーサー王と止められる人って誰も止められない状況にあるのが怖いところ。
それに、今話の「こたえてばっちょ!」で、アーサー王の日課が検閲と粛清ってあり、国を恐怖で支配していることが新たに判明した。
つづく
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