2017年夏アニメの一つ「ようこそ実力至上主義の教室へ」の原作ラノベ、コミカライズもされていてマンガも発売中。作者は衣笠彰梧さんで「小悪魔ティーリと救世主!?」なんて作品も出してます。略称は『よう実』。
イラスト担当はトモセシュンサクさん、個人的には好きなイラスト、櫛田ちゃんとか普通にエロいwww
細かい(細かくないかw)ツッコミを置いとけば、なかなかストーリーは面白かった。ここでは簡単なあらすじと1巻の見どころなんかを書いてきます。
あらすじ・ストーリー
武者小路清隆(きよたか)は高度育成高等学校に入学したばかりの新入生。コミュ障ではないか友達付き合いが苦手で、中学時代はボッチを貫いていた。
高校では友達を作ろうと意気込むも、声をかける勇気もなく友達ゼロと思いきや、隣の席になったツンデレな堀北鈴音(すずね)と他人以上友達未満という微妙すぎる関係ながらも話すようになってくw
全寮制のこの高校では卒業するまでの3年間、外部との連絡はおろか外出の一切を禁じるというプリズンのような世界、ただ敷地内にはショッピングモールやカフェ、コンビニとあらゆる施設が充実している。
お店での買い物は学校から毎月支給される10万ポイント(1P=1円)で自由に使うことができる、通称Sシステムが採用されているが、実はクラスの査定評価によってポイントが増減され、清隆が在籍するDクラスは入学わずか2ヶ月目にしてポイント支給ゼロという屈辱を味わう。
そう、この学校は成績はもちろん生活態度や資質などが査定対象となり、ポイントはもちろん将来までもが左右されてしまう実力至上主義の学校だった!主人公清隆は美少女・堀北の下僕となりポイント奪還のために奮闘していくといったストーリー。
堀北というツンデレ
よう実に登場するキャラの描き分けはけっこうスコ。ツンデレヒロインにして手刀使いの堀北鈴音のキャラは個人的にはドストライク。兄への異常な愛着はヤンデレ要素も十分にあり、期待値は計り知れない!
あと堀北っていうと堀北真紀イメージするから名字が覚えやすいw
自分以外はすべてブタ扱いの唯我独尊を貫き、自分の思い通りにならないと手までとんでくるというバイオレオンスな一面も併せ持つキャラ、「ツン」の部分ですね。
暴力の向かう先は当然席が隣の清隆へw
ただやっぱりツンがデレるシーンは最強で、ストーリーの進み具合とともに鈴音がどんどん変わっていく。
「あの時はごめんなさ。・・・私が言いたかったのはそれだけ。それじゃ」
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ1 衣笠彰梧
そっけない謝罪!?いやいや堀北の今までのキャラからすれば、これはもう天変地異クラス。モーゼが海をバシャーって二つに分けたくらいの奇跡もんです。
堀北がはじめて素直に謝るシーンはそれくらいのインパクトがあるのよ。はい、もう完全にノックアウト!ぼくも今日からあなたの下僕です。ツンデレキャラはやっぱいいね!
「綾小路くん」
「ん?うぶっ!」
堀北は、オレの脇腹に思い切りチョップを叩きつけた
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ1 衣笠彰梧
綾小路と友達と呼べるようになってきたときの堀北の笑顔の脇腹チョップも読んでてニヤニヤしてしまった。こういうラストもいいよね。でも堀北の機嫌がよくても悪くても綾小路の災難は変わらなのは同情、ご愁傷様ですw
櫛田という巨乳キチ
サブヒロインの櫛田という女子も個人的にはスコなキャラ。心に深い闇を抱えるJKですが、キャラが立ってるっていう意味で欠かせない存在。ちなみにアニメ版とはストーリーが違ってる。
「あ―――――――――――ウザい」
出典:ようこそ実力至上主義の教室へ1 衣笠彰梧
とか放課後に学校の屋上で悪口吐きまくる女子ってどうよ、明らかにキチを害してるわけで、絶対こんな子とは関わり合いたくないと思うのが男心。

出典:ようこそ実力至上主義の教室へ1 衣笠彰梧
見られた櫛田がとった次の行動もハラハラもの、武者小路の手を掴んで自分の胸に押し当てるなんて暴挙にでるんだからさ。
もちろん裏櫛田を見られたときなんかは「どうなるの」かって思ったけど、櫛田も堀北の仲間に加わったことでドロドロ展開にならなかったため意外とスッキリ読めた。
ストレス発散だとカラオケだと思うけど、敷地内制限があると「あの櫛田さんが一人カラオケ(クスクス」みたいな噂もあるから、あそこしかなかったんだろうね。彼女も彼女なりに苦労してんのな。
堀北、櫛田(下僕に武者小路)タッグが出来たことで今のところ波風はまだ立ってない。でも、どうもこの2人は入学以前から知り合いのご様子。火種はまだまだくすぶってる感じ。
主人公のクセw
ヒロインはなかなかスコなキャラですが、問題は主人公。とくに1巻ではどうも「俺天才」オーラを隠そうとしてるんだろうけど、なぜか自分から足跡を残すようなバカな行為をしまくってるw
小テストで適当に答えればいいのに一番難しい問題をわざわざ解いたりしてなにがしたいのかよく分からない。入学試験の各科目の点数がオール50点ってw、なんやねん。頭のよさとか全く関係ないだろ!
と全力でツッコミを入れたくはなる
何か暗い過去があって自分の才能を隠してるんだろうけど、ちょっとキャラ設定がブレてる気もしないでもないかな。
赤点脱出マニュアル
さて、主要キャラを一通り紹介したところで、よう実の見どころは心理戦、頭脳戦。そこで中間テストでの赤点脱出までの展開を整理してみた。
- 堀北が赤点候補学生への補習を提案
- 武者小路が3年の先輩から過去問をポイントで購入
↓ - 中間試験本番、補習+過去問で準備万端!
↓ - 須藤試験前日寝落ちしてたことが発覚!英語で赤点→退学か!?
↓ - 武者小路がテストの点数を茶柱先生から購入し須藤退学逃れる
↓ - Dクラス赤点(退学)ゼロ!!
だいたいこんな流れ、試験が毎年同じってのはさすがに草が生えますが、堀北の英語点数調整からの赤点切り捨て指摘、からの点数ポイント購入の怒涛の流れはテンポがよく一気に読めた(面白かったなぁ~)。
茶柱先生のセリフの伏線、水泳の時間で体育の先生が「一位の生徒にはポイント付与」なんてご褒美も用意していたわけで、ポイントの付与・譲渡の権限は先生の裁量にある程度認められていることも分かりますよね。
ただ、タイトルの「実力至上主義」にはハテナマークがついてしまうが、作者はアンチテーゼの意味を込めて付けたのかもね。
冒頭にあった「人は平等じゃない」なんて武者小路のセリフやストーリーの流れを考えるとそんな気がした。だって武者小路がしてる作戦ってすべて王道じゃなく裏ワザだからね。
全体の感想
ツッコミどころはもありますが、ストーリーは純粋に面白いと思った。ラノベなので細かい設定は気にせずサクサクよめば十分に楽しめる作品。
エロポイントも多く、なによりもトモセシュンサクさんのイラストがもうパフパフものです!アニメ面白いなーと思ったら原作も読んでみては?個人的には続きも読みたいと思った、というわけで
2巻につづく
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