暗黒大陸編は登場人物や設定が多いのが特徴。以前作者インタビューでキャプ翼並みのキャラを登場させるのが一つのテーマなんていってましたw
登場人物が多くなると、当然設定も多くなる、カキン国や継承戦に関するルールも含めるとかなり複雑です。そんなわけで、まとめました。
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暗黒大陸編のあらすじストーリー
暗黒大陸探検
カキン国のホイコーロ国王が暗黒大陸進出を全世界に宣言したことがすべてのはじまり。そして、この探検の総責任者はネテロの息子ビヨンド!
ビヨンドは前々から暗黒大陸渡航を計画するもネテロが渡航を固く禁止したことで実行するには至らなかった。
ネテロの死により、ビヨンドを止める枷が外れ動き出す。十二支んはビヨンドの野望に巻き込まれ暗黒大陸渡航に強制参加となった。
王位継承戦
暗黒大陸編では、未踏の地への探検以外にカキン国の王位継承戦も描かれます。全14名に及ぶ次期国王を選ぶ殺し合い。
壺虫卵の儀によって守護霊獣という念獣が宿っている各王たち、さらには幻影旅団、ヒソカ、マフィアと多くの登場人物が登場。
現在連載してるのは暗黒大陸編の「王位継承戦」です。渡航船BW号内での8週間に及ぶ王子たちの激突が描かれています!
全14王子と王妃の関係チェック
まずは継承戦で最も重要になってくる王子たちについてチェック!国王は一夫多妻制によって、王子はもちろん王妃も複数存在しています。
- 第1王子ベンジャミン(母 ウンマ)
- 第2王子カミーラ(母 ドゥアズル)
- 第3王子チョウライ(母 トウチョウレイ)
- 第4王子ツェリードニヒ(母 ウンマ)
- 第5王子ツベッパ(母 ドゥアズル)
- 第6王子タイソン(母 カットローノ)
- 第7王子ルズールス(母 ドゥアズル)
- 第9王子ハルケンブルグ(母 ドゥアズル)
- 第11王子フウゲツ(母 セイコ)
- 第13王子マラヤーム(母 セヴァンチ)
- 第14王子ワブル(母 オイト)
- 第8王子サレサレ(母 スィンコスィンコ)
- 第10王子カチョウ(母 セイコ)
- 第12王子モモゼ(母 セヴァンチ)
王子14名、王妃8名、合計22人の主要人物。さらに、各王子一人につき15名までの護衛が許されています。
第一王子私設兵と各王子についている護衛長あたりは度々登場するので押さえておくと、さらにストーリーが面白くなります!
私設兵と王妃所属兵
王子直属か王妃直属かは警備兵の肩書で見分けることができます。私設兵なら王子直属兵士、王妃所属兵なら王妃に忠誠を誓う兵士になります。
私設兵- 王子が直接集めた兵士
- 王子への忠誠心高い
- 国王軍より割り当てられた兵士
- 王妃への忠誠心高い
BW号内の内情と往来ルール
出典:HUNTER×HUNTER34 冨樫義博
暗黒大陸渡航のために建造されたのがBW(ブラックホエール)号。5層からなる巨大な船で、1~2層は王族、ビップ専用、3層以下が一般乗客用。
警備には王立軍があたっているが、マフィアの存在も見逃せない。3層以下は各マフィア一家が牛耳っており、王立軍とはズブズブの関係。
- シュウ一家(4層縄張り)
- エイ一家(3層縄張り)
- シャ一家(5層縄張り)
各層の行き来にはチケットが必要。2層と3層は分厚い壁で遮断、緊急時以外、2層側しか開閉できない構造。
幻影旅団も船内に乗り込んでいるが、彼らの目的はヒソカ殺害とカキン国のお宝。5層から上に上がるためにはチケットが必要になってくる。
そこで、各層を行き来するために、マフィアと協力関係を結びヒソカ捜査にあたる。目立つ行動はせずヒソカを探していく。
王位継承戦における3つのルール
王子たちが戦っていく中で、いくつかルールが設けられています。細かい部分はさておいて、ここでは押さえておきたい3つのルールを紹介!
ポイント①継承戦におけるタブー
継承戦を勝ちぬいていく中で、王子たちが絶対にしてはいけない行為も存在するが、これまでのストーリーからあくまで表面的なものなのは確か。
- 王子・王妃には王族特権が適用
- 王子殺しに例外なく免罪・恩赦なし
- 王子殺害は重罪(死刑)
そのため王子同士の殺し合いはないといいたいが、第1王子ベンジャミンと第2王子カミーラの直接対決は実際にあった。
また、拘束された王子は裁判にかけられ処遇が決まる仕組みだが、主張により罪を逃れることは可能。
司法局と最高裁判官
出典:HUNTER×HUNTER36 冨樫義博 集英社
BW号内において現在のところ中立的組織に司法局があります。カキン国にもH協会員に対しても偏った立場は見せてない。
1層で起こった法的事案は最高裁判官クレアパトロが担当。法に忠実、つまり王権特権が根拠となり、王族に対して厳しい判決ができないのが現状。
ポイント②週1回の日曜晩餐会
継承戦の間は王子間での接触は禁止されています。ただ、毎週日曜日に開催される晩餐会においては、王子同士の接触は認められています。
すべての王子が集まる場所のため、各王子の戦略や現在の状況を把握しやすいので、この場面が登場したらしっかりチェックしてほしい。
たとえば、
- 共闘を打診する王子
- 晩餐会に参加しない王子
- 晩餐会を利用して何かを企む王子
これまでストーリーにおいて各王子たちが実際に描かれた場面です。いずれも継承戦においてヒント(伏線)となる場面が多かった。
また、王子のキャラ設定にもよりますが、晩餐会に欠席=すでに死亡している可能性もあり、晩餐会の様子はチェックしたいポイントの一つ!
ポイント③王子・王妃たちの上下関係
王子たちの優劣は表向きには明示していない。しかし、継承戦を通して王子間での明らかな優劣が暗黙のルールとして存在しています。
- 王子1人に護衛人15名まで
- 下位王妃に上位王妃所属兵1人付く
- 上位王妃所属兵は護衛と監視任務
- 上位王子に下位王子兵付けれない
警護兵は上位王妃→下位王妃はつけられますが、下位王妃→上位王妃は不可。最下位のワブル王の護衛の内、7名は他上位王妃所兵で構成されていた。
警護兵はワブル王子の護衛も任務の一つだが、それは所属する上位王妃・王子の身が安全であることが条件、継承戦においてはこの条件は崩れている。
つまり、王子、および王妃(母親)所属兵以外に護衛についている王妃・王子の護衛が敵になる可能性を秘めている!
第1王子私設兵の特権
ここまでの説明から、第1王子ベンジャミンは長兄のため他王子に比べ優遇されています。軍事最高副顧問に就いているため軍事関係にある程度の融通が利く。
自身の私設兵を正規王国軍の護衛として各王子に配属させることが可能。また、配置交換も自由にできるため、護衛がコロコロ変わるw
しかも、私設兵は念能力を有しており、王子及び他護衛の殺害の機会を常に狙ってる状況、第一王子私設兵の動向は常にチェックすべし!
第2王妃と第2王子カミーラの関係
第2王子陣営にも押さえておきたいポイントが。第2王妃ドゥアズルは控えめな性格なこともあり、指示は実質第2王子カミーラがおこなっています。
カミーラはかなり好戦的な王子で、他王子の暗殺を狙っています。そのため、彼女の私設兵及び第2王妃所属兵にも注意が必要。
警護兵配置以外での上下関係
このほか、王子居住区に設置されている船内電話に対しても、王子・王妃の上下順位によって明らかに差が存在しています。
- 上位王子→下位王子に連絡可能
- 下位王子→上位王子に連絡不可
- 共通チャンネルで全王子に連絡可
船内電話は下位王子が上位王子への連絡は許されていないが、クラピカが使ったように共通チャンネルを使用すれば全王子連絡はできる。
護衛兵、船内電話ルールと、上位王子に対する優遇が明らかにあり、これは、王妃内での発言力の高さも同時に意味しています。
この上下関係を理解しておくと、クラピカの念講習会での戦略が理解できたりするので、押さえておきたいルールの一つ。
守護霊獣(念獣)について
継承戦に参加するにあたり、王子たちは壺中卵(こちゅうらん)の儀により守護霊獣を育むことになりました。
壺中卵の儀
出典:HUNTER×HUNTER33 冨樫義博 集英社
カキン王家に代々伝わる「壺中卵の儀」、壺に王子自身の血を垂らし、王即位への想いを念ずることで特別な力(霊獣)が授かる儀式。
この儀式によって、念能力が使えない王子でも守護霊獣を持つことが可能。儀式に使われている壺は初代の王が具現化したもの。
守護霊獣
出典:HUNTER×HUNTER33 冨樫義博 集英社
霊獣は王子のオーラを糧とするが、操ることはできない。ビル曰く守護霊獣は「寄生型」に属する念獣だという。霊獣は王子の影響を強く受けている。
- 宿主のオーラを糧とする
- 宿主本人に自覚はない
- 宿主には視えない
- 宿主は念獣を操作できない
念能力者でなくとも、念獣が持てる代わりに、宿主本人には視えないし、操作も不可。ただし、その行動は宿主の感情に影響する。
一般に寄生型の念獣は宿主を守るだけでなく、攻撃するタイプもいるようだが、王子に憑りついている霊獣には独自のルールで動いています。
- 念獣同士は殺し合わない
- 念獣の憑いた人間を直接攻撃しない
これまでのストーリーの中で守護霊獣が王子を護らなかったケースが二つ存在しています。王子の念消費が激しく現れなかったケース(モモゼ)。
それと、王子が念能力者で絶状態のため、守護霊獣が現れなかったケース(カミーラ、ツェリ)。霊獣との戦いでのヒントになる可能性はあるかも。
幻影旅団の動き
BW号1層での王位継承戦以外に、3層以下でのマフィア同士の抗争劇や旅団やヒソカの因縁の対決も、暗黒大陸編では描かれています。
旅団の目的
旅団がBW号に乗船している理由は2つあります。本来の目的はカキン国が持っているお宝を盗むこと、そしてヒソカの暗殺です。
天空闘技場でのクロロvsヒソカで決着がついたかと思いきや、死後強まる念で復活したヒソカは、旅団を次々に殺していくことを宣言。
乗船前にはシャルナークとコルトピを殺害し旅団に宣戦布告をしています。殺し合いの舞台をBW号に移し最終決戦(たぶん)が描かれます。
旅団の現メンバー
出典:HUNTER×HUNTER377話 冨樫義博 集英社
そこで気になるのが旅団の現在のメンバー構成。実は新たな自分が旅団に加入したことが377話で判明しています。それがそれがイルミ。
イルミの加入で現在の旅団は10人構成。ヒソカの首は早い者勝ち、団員それぞれ別々に探し回る状況です。現在、誰も探し出せていない。
カキンマフィアの動き
BW号には三つのマフィアが乗船しています。彼らの目的は新大陸での縄張り争いに勝つこと。
出典:HUNTER×HUNTER371話 冨樫義博 集英社
各マフィアのケツモチには継承戦で争っている各王子がバックにいます。そのため、マフィアの存在感はでかく、国王軍ともズブズブな関係。
マフィアと関係を持つことで船内をある程度自由に動けることから、一部の旅団がマフィアと協力関係を結んでいます。
そして、現在三大マフィアで起こっているのが「抗争」です。エイ一家組長モレラが他組員を殺しまくっている状況で、抗争は必須!
旅団を巻き込みながら、マフィア同士の戦いが継承戦と同時並行で描かれていきます。ちなみに、マフィアの中にも念使いがいる。
王位継承戦の設定まとめ
王位継承戦の押さえるべきポイント
王位継承戦でストーリー上押さえておきたいのが、王妃が誰の王子なのかという点と、王子・王妃の間にははっきりとした上下関係が存在すること。
- 王妃は誰の王子なのかを把握
- 王子・王妃にある上下関係
マフィア抗争の押さえるべきポイント
マフィアは旅団とは協力関係にありるけど、どうみても一時的なもの。今後どんな展開になるのか、各キャラのセリフや本心はチェックしておくべき。
- マフィアと旅団の関係性
- マフィアと王子の関係性
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次期国王をかけた王位継承戦! | ||
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