ガウェインを盾にされ、戦い必須の状況になった前回。さらに、パーシバルが「生命の精霊」なる存在であることが判明!
117話では、パーシバルの正体がついに明らかになります。人間族でも魔神族でもなかったパーシバルの正体とは。
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ベヒモスの心の声?
どこからか聞こえてくる声に導かれ、ベヒモスの精神内部に潜っていくパーシバルとプニシバルは、真っ暗な空間に辿り着く。
そこには、コワイ、タスケテと謎の塊から悲痛な叫びが聞こえてくる。プニシバル曰く、これがベヒモスの本体だという。
巨獣ベヒモスの肉体に宿るのは生命(いのち)の精霊。あらゆる世界のあらゆる生物を育む源が「生命の精霊」だという。
ベヒモスと生命の精霊
前回登場した「生命の精霊」なる存在、その意味が117話にて明らかになりました。あらゆる生命の源なんだとか。
ベヒモスの正体も、外見は巨獣ながら、その中には生命の精霊が宿っており、コイツが負の瘴気(しょうき)を撒き散らしていたみたい。
出典:黙示録の四騎士108話 鈴木央 講談社
魔神王ゼルドリスのセリフを再解釈すると、生(生命力を与える)と死(生命力を奪う)存在が、生命の精霊と言い換えることもできそう。
- 安心⇒生物に生命力を与える
- 恐怖⇒生物の生命力吸い取る
パーシバルもまた生命の精霊
プニシバルから改めて、パーシバルも生命の精霊であることが告げられます。ただ、パーシバル本人は信じていない様子。
というのも、神の指でじぃじに育てられてきた16年間の記憶しかなく、精霊時の記憶がゴッソリなくなっていたからだ。
それでもお前は生命の精霊なのだ!とプニシバルは断言。だが、「僕は人間だ!」と頑なに人間族だと主張するパーシバルがいた。
パーシバルの過去の記憶
ここで、パーシバルの記憶を整理してみます。今のパーシバルには「精霊」時の記憶はまるっと抜け落ちている状態です。
じぃじに愛情をもって育てられたことで、本来なら感情をもたない精霊に感情が宿り、人間と誤認しているのが今のパーシバル。
- 精霊時の記憶を忘れている状態
- じぃじの愛情で感情持ち人間と誤認
- 生命の精霊は本来感情は持たない
- 現在精霊の記憶は戻ってない
ベヒモスの眠り
ベヒモスが怯えていた原因は、魔界に出現した永遠の王国の扉にあった。コワイ、コワイという精霊にパーシバルが優しく触れる。
怖くないよ、大丈夫・・・扉は僕たちが何とかするからと声をかけるや、これまで怯えていたベヒモスが落ち着きを取り戻していく。
パーシバルは精霊に「希望」を与えたことで安心させたのだ。それにより負の瘴気が消え、ヘビモスは深い深い眠りにつくのであった。
パーシバル(生命の精霊)の正体
出典:黙示録の四騎士5話 鈴木央 講談社
パーシバルの正体とは「生命の精霊」で確定。死を司る黙示録の騎士という例の予言は、あくまで一面からみたものといえそう。
絶望から死をもたらす存在である一方で、希望から生をもたらす存在でもあり、生と死が共存する存在というのが正しいのかな。
また、不死身の謎については、パーシバルという人間族の中に宿っている存在(生命の精霊)が、いわば本体になります。
そのため、パーシバルが死亡しても、身体に宿る生命の精霊の力により、復活ができるということなんでしょう(たぶん)。
黙示録の四騎士117話まとめ&118話予想
- ベヒモスは生命の精霊の一部
- パーシバルは精霊時の記憶ない
- パーシバルによりベヒモス眠りにつく
- パーシバルは生と死をもたらす存在
アーサー王が所有する力は「混沌」。前作「七つの大罪」では、混沌はすべての種族を創生した、いわば神的存在(世界の創造主)です。
となれば、生命の精霊と混沌との関係が気になるところ。生命の精霊もまた、混沌が生み出した存在なのでしょうか?
つづく
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