主人公デンジの直属の上司にあたるマキマさん。内閣官房長官直属のデビルハンターでもある彼女ですが、その裏には恐ろしい真実が・・・
第一部「公安編」が最終回を迎えたことで正体もまるっと判明!そんなわけで、マキマさんについてまとめてみました。
さらには、第二部の連載もスタートしたことで、二部とのつながりも気になるので、合わせて触れていく予定。
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マキマさんの基本情報
マキマの正体を探っていく前に、基本設定を押さえておきます。まず、デンジはじめ主要キャラが属しているのが公安という組織。
この世界には、魔人だの悪魔だの人間を襲うバケモノたちが存在します。このバケモノを倒すのが公安の役目。
この課のトップはマキマで、デンジをスカウトのも彼女。マキマ曰く実験的な部隊で、人間に友好的な魔人が多数在籍している。
マキマの正体は「支配の悪魔」
公安内でもかなりの地位にあるマキマですが、そもそも人間なのかどうか、そんな根本的なところすら怪しいキャラなのだ。
結論からいえば人外なる者。マキマの正体は支配の悪魔。見た目はまんま人間なので、魔人説も一部ネットにはあったものの、悪魔が正解。
人の姿に近しい悪魔ほど、人類に友好的とされていますが、マキマもその見た目からか、人類とある意味友好的な悪魔と言えます。
ただし、人類にとってマキマは人畜無害な悪魔では到底ない。目的のためなら、人類を平気で犠牲にする。そんなマキマの存在に人類は恐怖を抱く。
世界から恐れられるマキマ
出典:チェンソーマン6巻 藤本タツキ 集英社
銃の悪魔が日本に上陸したとき、裏で手をまわしたのが米政府でした。マキマを恐れた米政府が、銃の悪魔と契約し殺そうとした。
マキマの「支配の力」
マキマの「支配の力」は、自分よりも程度が低いと思う者を支配できる力。少なくとも、すべての人類はマキマの支配下になりうる。
もちろん、悪魔や魔人、動物など支配対象の例外はない。支配した者を意のままに従わせることはもちろん、能力や力をマキマ自身も使用可能だ。
出典:チェンソーマン4巻 藤本タツキ 集英社
たとえば、攻撃の一つに弾丸で打ち込まれたような攻撃があり、これは支配した悪魔の能力をマキマが使用した描写と言えます。
つまり、マキマが支配した悪魔の数だけ能力が使える。銃の悪魔戦で見せたように、一度に複数の力を同時に使うことも可能だ。
記憶改ざん・消去も可能
このほか、支配の力には、本来の記憶を消したり改ざんさせてマキマにとって、都合のいい記憶に自由に変えることも可能。
マキマに支配されていた天使の魔人は、支配を自力で解き本当の記憶を取り戻したものの、その後再び支配されてしまった。
下等動物を操る能力
下等動物も自由に操れる。マキマに支配されている動物(鳥やネズミなど)は世界中におり、日本に居ても世界の情勢が手に取るように分かる。
- 下等動物の耳を借り情報収集
- 鳥を使い遠くの標的を殺す
- ネズミを密集させ出現
など描かれていた。
作中では、動物だけが描かれた意味深なコマが度々登場しますが、マキマが動物を使い情報収集をしている比喩として描かれていた。
マキマが死体を回収していた理由
出典:チェンソーマン7巻 藤本タツキ 集英社
マキマが死体を回収していた理由は、恐らく死体がないと悪魔なり魔人なりの能力が、使用できないからではないかと推測。
銃の悪魔戦では、マキマと鎖につながれた魔人や悪魔が登場、いずれも一度死亡したものたち、つまり死体を媒介にして彼らの能力を使っていた。
マキマが不死身である理由
マキマが複数の能力を使用していたのは、支配した悪魔の能力を使っていたからでしたが、もう一つ作中にて謎があります。
それが、
不死身の理由。
実はマキマは、内閣総理大臣とのあいだで、マキマへの攻撃は適当な日本国民の病気や事故として変換される、という契約を結んでいました。
仮に、マキマを一撃で絶命させたとしても、任意の日本国民の犠牲を代償に、何度でも復活してしまう。これがマキマ不死身の理由。
出典:チェンソーマン3巻 藤本タツキ 集英社
京都に向かう新幹線で襲撃にあったマキマは絶命しますが、その後なにごともなかったように復活したのは、この契約によるものでした。
地獄から無事に生還できた理由
マキマが闇の悪魔と戦った回で、地獄の悪魔と契約することによって、現世に戻ってくることができました。
このとき地獄の悪魔に「私のすべてをささげる」と言っていたけど、日本国民の犠牲のもと五体満足で現世に戻れた。
なぜマキマを殺せたのか
ここで一つ疑問が。第一部ではマキマ死亡で最終回を迎えますが、不死身のマキマを、どうやって殺すことができたのか。
出典:チェンソーマン10巻 藤本タツキ 集英社
マキマが不死身なのは、内閣総理大臣と契約を結んでいるからですが、文言には「マキマに攻撃」と攻撃時のみ契約が履行されます。
一方、デンジがしたことは愛をもってマキマを食べたこと。文字通り、デンジは攻撃ではなく愛情の一つとしてマキマを食べた。
内閣総理大臣との契約は履行されないままデンジが平らげたことによって、マキマ(支配の悪魔)は現世から消え去った。
悪魔と輪廻転生
ただし、支配の悪魔自体はまた復活します。というのも、悪魔は死ぬと地獄に送られますが、また現世へど戻ってきます。
悪魔は輪廻転生を繰り返す存在というのが、チェンソーマンの世界観なので、「支配」が人間の恐怖の対象である限り何度でも復活する。
そのため、マキマは死んだんだけど、支配の悪魔は輪廻転生により現世に再び現れ、中国で発見されています。
名前は「ナユタ」
マキマのように恐怖で人類を支配する悪魔にならないように、デンジが愛情を注ぐことで、第二のマキマにならないよう監視中。
マキマが望んだ世界
マキマはチェンソーマンのファンでありストーカーといってもよい。チェンソーマンを自分のモノにするために追いかけ続ける者。
第一話でポチタが傷を負っていたのも、マキマとの戦いで傷を負っていて、そこに丁度デンジが遭遇したからでした。
出典:チェンソーマン10巻 藤本タツキ 集英社
なら、マキマはチェンソーマンを支配してどうしたいのかといえば、今よりもより良い世界を作りたいんだそうだ。
「飢餓」
「戦争」
「死」
これらをチェンソーマンによりこの世から消し去ることが、マキマの望み。一応人類を平和にしたい気はあるみたいw
マキマはチェンソーマンのファン?
マキマがチェンソーマンのファンという意味は、チェンソーマンはマキマをもってしても支配できない悪魔だから。
ファンとはいえ、彼女は支配の悪魔。チェンソーマンを自分のものにしたいと考え、手駒を使ってなんとしても倒そうとした。
ただ、たとえチェンソーマンに食べられ、この世から名前を失ってもかまわない、なぜなら、彼の身体の一部になれるから。
つまり、マキマにとってはチェンソーマンに勝っても負けてもどっちもうれしいらしい、なぜならファンだからw
第二部におけるマキマの出番
支配の悪魔は現世に蘇り、デンジとのその後の生活がどうなったのか、第二部ではそのあたりが描かれそうです。
また、第二部の主人公である三鷹アサの肉体を乗っ取手いる悪魔とは、第一部でマキマがこの世から消したい一つ戦争の悪魔ってところも気になる。
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