五条回想編としてはじまった今編でしが、前回から主人公を夏油に、彼が呪詛師へと闇落ちしたストーリーが展開されています。
そして、77話で明かされるのは、夏油が非術師を見下す決定的な思想に至るまでの過程、大量殺害した過去です。

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【呪術廻戦】76話 夏油、呪詛師闇落ちストーリーのはじまり?
伏黒父との戦いによって急成長をとげた五条、一方、相棒で、かつては最強コンビと言われていた夏油は、悶々とした感情を増大させてい ...
特級術師 九十九由基
夏油回想編で登場した謎の美女、その正体は術師界に4人だけいるという特級術師の一人、九十九由基(つくも・ゆき)であることが判明。
本編にてほぼ登場しなかったのは、彼女と高専の考えが異なることにあるようです。由基曰く、私がやりたいのは「原因療法」とのこと。
由基が提唱する原因治療とは
高専の対処治療(=呪いを祓う治療)とは相いれない由基は、高専に指示には従わず独自の道を進んでいるようです。
そのため、任務の一切を受けず海外でブラブラしているプー太郎らしい。ただ、今回の夏油のように気になる生徒には積極的に会いにいっているみた。
そういえば藤堂の回想にもいたな
特級術師の九十九由基、最初の挨拶が「好きな女のタイプは?」、さらにはバイク乗り、どこかで見たような見ないようなと思っていたら、藤堂の回想で登場していた女性だ。

出典:呪術廻戦6 芥見下々集英社
夏油回想では由貴との接触はあの時だけだったぽいけど、藤堂の場合は複数回会っていたように思う。というか師匠と弟子のような関係性ではないかとにらんでいる。

というのも、最初の挨拶が好きな女のタイプってところかして、並々ならぬ関係なのは確かだけど、今回、由基と藤堂のセリフにおいてある特徴が酷似してるんです。
それが、
セリフの中に英語を交えているところ。
たとえば、「その通り」のルビに「エクセレント」とあったり、由基は、海外を回るなかでこうしたしゃべり方になったようだ。

出典:呪術廻戦6 芥見下々集英社
勝利(ビクトリー)
ただ、藤堂が英単語交じりで話すのは違和感ありアリ。考えられる可能性としては、冒頭の挨拶同様に由基におもいっきし影響を受けているから。
口癖まで真似るとなると、高専で何回か会う程度の関係ではさすがにないでしょう。二人にはもう少し深い関係性があるのかなと思ったりする。
若き日のナナミン

出典:呪術廻戦4 芥見下々集英社
ナナミンのあの時の回想と関係がある!!?
夏油の後輩として登場していた空気読めない君こと、灰原の死亡が確認された今回。この任務には若き日の七海ことナナミンも参加していたようです。

七海建人
術師としてのやりがいを見いだせず、嫌気がさして逃げたという独白があったけど、そのきっかけになったのが今回語られた回想だったのでしょうか。
ナナミンはあのとき「他人のために命を投げ出すことへの葛藤」があったように思えたけど、この感情はまさに夏油に似た考えです。
ただ、ナナミンは闇落ちはせず術師から逃げて社会人(証券マン)として生きていく道を選んだ、一方で夏油は闇落ちして、呪詛師としての道を進むことになった、なんとも複雑です。
十代で人の生死、しかもそこには仲間の生死も含まれる日常、体はもちろん、心も成長しきっていない高校生にそんな重荷を背負わせてしまったら、そりゃぁ、心が病むよな・・・
夏油が下した「回答」
非術師は命をかけて助ける価値があるのか、己の中で分からなくなった夏油が下した答えは、非術死は生かす必要のない存在という結論でした。
呪詛師に認定されてしまった夏油が起こした事件が今回明らかになったけど、これは呪術廻戦0巻で言及されていた事件のことを指してる。
私怨から呪いでもなんでもない子供を虐待していた非術師を目の当たりにした夏油は、この事件をきっかけに100名以上の村人を惨殺してく。

出典:呪術廻戦0 芥見下々集英社
ちなみに、虐待されてた子供たちだけど、夏油が「家族」と呼んでいたメンバーの中に、面影のにた女の子がいるけど、あの子たちだよね。

村民のセリフ黒塗りと夏油の真意

出典:週刊少年ジャンプ2019年44号 集英社
村人「■■■」
村民虐殺のとき気になったのが村人のセリフ。黒く塗りつぶされていてたこと。これって、夏油が非術師として人間扱いしていない演出なのかなと。
実際、術師である二人の少女のセリフはちゃんと夏油の耳に届いているようで、黒く塗りつぶされていなかった。
夏油は、前話にて非術師のことを「猿」って呼んでたから、人間以下(非術師)の言葉になど聞く耳ももたないっていう、夏油の意志表示なんだと思ったりする。
村人のセリフ以外に、村名にも「■■」と黒く塗りつぶされていたことから、夏油にとってはこの事件そのものが取るに足らない出来事だったてことなのでしょうか。

呪術廻戦77話みんなの考察・意見
SNSにある77話に関する意見・考察を紹介。自分にはない着眼点や思わず納得・共感したツイート、主に自分が「いいね」を押した呟きを紹介。
「星漿体のことは気にしない」って九十九さんに言われた時に内心を見透かされたように感じて驚いた夏油が、天元様の安定という気にもしてなかったことを指摘されて「でしょうね」って冷たい反応を返すところ好き
こういうの漫画が上手いって感じる
#呪術廻戦 #wj44— 世経アルバイト (@onepiecebignews) 2019年9月30日

旧◯◯村っていう表記、普通に考えたら行政区画の合併や再編成で消滅したってことなんだけど、この場合は村そのものが消滅したってことなんだよな。
こういう演出、好き。— 二酸化マンガ(スタンド名「スムーズ・クリミナル」) (@manga_dioxide) September 30, 2019

灰原が死亡。死ぬのはわかってたけど非術師に裏切られて惨たらしく殺されるかと思ってたから、そこまで酷い死に様じゃなくてほっとした。まあ遺体の布の膨らみ方からして下半身はなくなってるみたいだけど……#WJ44 #呪術廻戦
— ホシノメ (@hoshinome) September 30, 2019

七海
友を親友を、仲間を守れなかった自分の不甲斐なさ。つい八つ当たりしてしまった最強の先輩。呪詛師に堕ちた頼りになる先輩。星漿体の事件以来何かが違う五条悟
高専生でこれだろ?こんなん辞めるわ
— ブックマン (@za0957) 2019年9月30日

今週ので0巻読み返してたけど真希さんが禅院家について「知らねぇオッサンがうろついてっし」と言ってたんだけどこれ伏黒パパかな?
五条戦の前なのかその後も生き延びてたのかは分からないけど#呪術廻戦— 蜂蜜 (@bee_pappet) 2019年9月30日

ほんま先生サイコパス。#呪術廻戦 pic.twitter.com/10MZbxaXUx
— 桃。 (@momohrak) 2019年9月30日

僕は呪術廻戦に幽白を感じました。#呪術廻戦
— さてぃ (@satty7188) 2019年9月30日

#呪術廻戦
ここでこの過去編を挟む理由、次の章で五条封印されるからじゃないの— めばる (@s_b796) 2019年9月30日

77話まとめ感想&78話展開予想
- 特級術師、九十九由基の正体判明
- 灰原くん死亡
- 夏油完全に闇落ちし呪詛師へ
- 非術師は人間以下=猿
呪詛師となった夏油、彼の目標は呪術高専を壊すこと。次回予告では夏油と五条が街で出会う話になるようです。
夏油は「処刑対象」扱いになったから、五条と会ったときには当然バチバチの戦いは避けられなさそうにも思えます。
となると、0巻で扱ってたあの話についてストーリーになるのでしょうか、次回の呪術廻戦も気になるところ。
つづく
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